カジュアルに胃カメラ
4年ほど続く、原因不明のいろいろな体調不良。次の4つの可能性を考えて、それぞれの方向から原因解明を試みることにした。
○婦人科系(ホルモンバランスの乱れとか、若年性更年期とか?
倦怠感やほてり・冷え、頭痛)
○消化器系(食欲不振や消化不良っぽく、吐気や下痢も高頻度)
○ホルモン系(甲状腺とか副腎とか。疲労・倦怠感が酷い)
○メンタル系(確かに落ち込んだり憂鬱になる。
ただ、体調崩して諸々支障が出る⇒自己嫌悪⇒ネガティブ…の順番)
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まずは、手っ取り早く診てもらえそうで、かつ比較的最近はっきりした症状が出始めた消化器系からつぶすことに。平日の午後、予約せずに職場近くの胃腸クリニックに行ってみた。
1か月前くらいに食あたりで飲めず食えずになり、その後なかなか回復しないこと。食欲は全くと言っていいほどないが、食べなくちゃいけないと思って無理矢理食べるようにしていること。食べられる量が少なくなり、油っぽいものやお肉が辛いこと。空腹時も食後も、吐気があること。朝起きた時など、胃の中に前夜の食べ物が残っているような気がすること。下痢も時々あること。婦人科で、胃腸の機能を高めるような漢方をもらって飲んでいるが、あまり効いている感じがないこと。食べられないせいで体力が低下して、常に怠いこと。
胃腸に関する悩み、症状を思いつく限り伝えた。
問診、触診の結果をカルテに書き込むお医者さんは、こう言った。
「時間あったら、胃カメラ飲んでく?ちょうど空いてるし」
カジュアル。実にカジュアルだ。
つられて答えた。
「あ、はい、時間は大丈夫です」
そんな訳で、その場で胃カメラを飲むことが決まり、どうせならと内臓全般のエコー検査もしてもらうことになった。
胃カメラは鼻から入れるタイプ。鼻の奥を通過する時は痛かったが、過ぎてしまえば気持ち悪いだけ。おなかの中で空気や水を出しているようで、げっぷが止まらなかった。せっかく飲んだからついでに、と胃内部の組織も摘み取って終了。その場で素人にわかったのは、鼻毛は鼻の入口から1cmくらいのとこまでしか生えてないんだ、ということくらい…
検査の結果、結構ひどい逆流性食道炎と胃炎。組織や他の臓器は異常なし。その割に胃が酷く荒れているので、よほどストレスが響いてるんじゃないかとのお見立て。ちなみに、婦人科でもらっている漢方は、胃炎には特に効き目はなく、むしろ悪化させる可能性があるとのことで一旦休止。胃酸の分泌を抑制するお薬を服用して様子を見ていくことになった。
現在、継続して服薬治療中だが、普段の吐気はほぼなくなった。これだけでだいぶ身体が楽。気持ち悪さを我慢して日常生活を送るって、すごい負担が大きいんだなと、負担がなくなって気づいた。少しずつ食べられるものの種類や量も増えてきている。
蛇足だが、カジュアルに胃カメラを飲ませたお医者さん、結構評判いい人だったみたい。下調べは特にせず、近場だからというだけで行ってみたクリニックだったのだけどラッキー。
何はともあれ、ひとまず消化器系は見通しが立った。