【読書メモ】『未来の働き方を考えよう』
有休消化期間ということで久しぶりに引っ張り出して読んでみた。
買った当時はインドに行ったりしていたので、「新興国へのシフト」に惹かれて読んだけれど、改めて読んでみるとキャリアについて「2回」「5パターン」など数値的な指標があり面白い1冊だった。
◉間欠泉的キャリアを選ぶ
一定期間働くごとに、リフレッシュや個人の趣味のため、そして家族のために、数カ月の休みを挟むという、いわば「間欠泉的なキャリア」。
休みの間には、世界放浪をしてもいいし、英語留学や中国語留学、趣味の料理やアートを極めるための専門学校に通ってもいいし、男女を問わず、一定期間は子育てや介護に没頭する生活も選択できる。子どものころからの夢を、期間限定で追いかけてみることもできる。
◉パッケージ旅行と自由旅行
最初の働き方は社会から与えられた横並びのものですが、次は「自分で創る
オリジナルの働き方」。
初回の旅行で完全な自由旅行を選べるのは、語学力や行動力が卓越した人だけかもしれないけれど凡人でも二回目なら、なんとか自由旅行が楽しめる。
職業人生も同じで、最初からいきなり周囲と違う道を選ぶことは難しくても、二度目なら自分オリジナルな道を選べるのではないか。
◉恵まれないほど考える機会が与えられる
人は、不遇な立場に置かれるとしっかりと考えるようになる。幸運な立場にあったからこそ何も考えずに済み、そのために人生の折り返し地点を過ぎてさえ、自分がどういう人生を送りたいのか、自覚的になれない人もいる。
そういう意味では今の若者は幸せだ。
希望する会社に入れなければ、たとえ内定がもらえても、これが本当に歩みたい道なのか真剣に考え、働き始めてからも、経済環境が悪いために後ろ向きな仕事が続けば、ずっとここに居ていいのかと考え続ける。
意識的に考えてこそ、自分のやりたいことに気がつくのが、私たち”のほほん"とした人間の性なのである。
<読書メモ>
「選び直す」ということが肯定的に書かれているこの本。
次の仕事は決まっている中で休暇を取っている今の過ごし方から「間欠泉的」なところに焦点が当たったものが今回は目に留まった。
ただ中長期的にはまだまだ模索中なことだらけなので、次のステップにおける5パターンを書き出すことにする。
他にも3〜4月での人の出会いと別れの中で「人間関係はストックではなくフロー」という言葉を何回も聞いていたのでここでもかとなった。