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親友の彼で、好きな人の親友、だった人。

たぬきの親子さんの企画に参加させていただきました。

たぬきの親子さん、初めましてなのにすみません。笑

こちらの企画は、みおいちさんの記事から飛びました✈️

みおいちさん、便乗しました…笑

『 友達との青春話 』

もしお時間ございましたら、お付き合い下さい🌸


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高校1年生の時。私がいたクラス1年3組は、

休み時間でも誰もクラスから外に出たがらない

クラス対抗のイベントは大体1年3組が優勝する

といわれる、仲の良さと一致団結のパワーが自慢のクラスだった。

その真骨頂(と、私が思っている)が、毎年年度末に行われていた合唱コンクール。

3年生が卒業した後の3月末に、1年生と2年生だけで行われていた、全クラス対抗戦の合唱コン。

1年3組としても、合唱コンがこの自慢のクラスで出来る最後のイベントだったから、

大会間際は毎日のように朝練と午後練。

しかも、クラス内でどうしても出てきがちな、イベントごとに対する温度差みたいなものが不思議と感じられず、

朝練と午後練は絶対出席!っていう、威圧的な正義感が振りかざされることも、

クラスの一致団結から置いてきぼりになるようなことも、

このクラスには無かった。

今思えばだけれど、

1年3組は、イベントによって、色んな子がリーダーになってたというか、

活躍の場所が、みんなにそれぞれ居場所があったんだと思う。

自然とそんな雰囲気が作られていた。

そりゃ、学年変わってクラス替えした後も、

クラス会と称して、みんなでいちご狩りとか行っちゃうよね🍓

さすがにそれは全員出席とはいかなかったけれど。

そんな、青春ドラマを地で行くような高校生活に、さらに彩りを加えた恋愛模様。

当時私が好きだった人は、もちろんその1年3組にいた。

とても、好きとは口に出せないような、ほぼ憧れに近かったのだけれど。

合唱コンの目標が『優勝』に定まっていた1年3組は、

クラスの盛り上がりは最高潮、ますますみんなの仲間意識も強くなっていて、

私ももちろん例に漏れず。

毎日が熱に浮かされたような、まさにキラキラの青春真っ只中だった。

その興奮の波に背中を押され、心の準備も整わぬまま、

私はその好きな人に告白してしまった。

合唱コンの前日、

こっそり原付で登校してた彼が、

いつもそのバイクを停めていた、高校の近くのJR線の高架下で。

じゃあ、合唱コンが終わった後にお返事するね。

優しい彼の言葉に、全身から(顔からだけではおさまらなかった)火が出た甘酸っぱい恋。

1年3組はもちろん、合唱コン優勝!

1年生のクラスが2年生を凌いで優勝したのは、過去に無かったか、何十年ぶりだったか…

そのあたりは忘れてしまったのだけれど、笑

結果発表の後に、審査員を務めていた音楽の先生が、

合唱のスキルももちろんだったけれど、1年3組が1年を通して培ってきた団結力というか、強い絆が感じられたところが勝因だったと思う。

と言ってくれたことが、何より私たちの誇りとなった。

そんな興奮の渦中にいるものだから、

あの、全身から火が出た告白にも良いお返事をもらえて、

わずか3週間で幕がおりることになる恋も始まった。笑

絶好の春休み期間中であったにもかかわらず、

まさかの気管支炎で入院してしまった私は、

まだまともにデートもしていないのに、

お見舞いに来てくれた彼に、入院中のとてもかわいいとは言えない姿を見られてしまい(仕方ないのだけれど、恋するティーネイジャーにはつらい。笑)

付き合った期間の思い出はこれのみとなった…

という長い前置きを踏まえてからの、今回のお話の主役。


私の親友が当時付き合っていた彼であり、
私が告白して付き合って3週間で振られた好きな人の親友であった、Yくんの話。

だから私が3週間だけ彼女でいられた期間は、
彼同士も彼女同士も、親友同士。

そしてみんな1年3組!!

理想的!!!笑

私とYくんは、対角線の位置関係というか。

分け隔てないYくんの性格もあったのだけれど、私達は仲が良かった。

告白の時、
バイクを停めている場所を教えてくれたのはYくんで、

新体操を習っていた彼女の発表会を観に行くのに、ひとりじゃレオタード目当てみたいだから一緒に行ってと誘ってくれたり、笑

おかしな表現だけれど、
仲良くしてもらえることがとっても嬉しくて、

もっと言うと、Yくんとその彼女(つまり私の親友)のカップルと仲良しなのが嬉しくて、

私が3週間で振られた時、

彼女になれないまま別れたことも悲しかったけれど、

あの2人にとっても特別ではなくなってしまう気がして、

対角線上にいるYくんからしたら、

親友の彼女という立ち位置から、ただのいちクラスメイトになってしまう…という気がして悲しかった。

恋愛感情ではない、友情より大きい、友達愛?

だから、Yくんと彼女が別れた時、

彼女本人の前で、彼女本人より泣いた。


遠くへ行ってしまう。


こういう気持ちになる異性には、後にも先にも出会ったことがない。

そもそも、男友達といえる人があまりいないタイプだし。


青春ドラマを地で行った、キラキラ高校生活を思い出す時、

絶対に欠かせない人。

親友の彼で、好きな人の親友。

眩しい光の中で、一緒にいたかった人。



最後まで読んでくださり、ありがとうございました💐

当時を思い出して、温かい気持ちになりました。
たぬきの親子さん、素敵な企画をありがとうございました!

そしてみおいちさん、こちらの企画をご紹介くださりありがとうございました!!

タイトル画像は、みんなのフォトギャラリーより、mimorningさんの画像を使用させていただきました。


#友達との青春話 #青春 #友情 #恋愛 #エッセイ #高校時代 #思い出







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