日記 2020/7/13~7/19
7月13日(月)
不動産屋さんへ行く。鍵をもらって、いざ新居へ!
掃除をして、ライフラインの確認。まだ何もないお部屋の真ん中に座って、たくさんぼーっとした。
私はここでちゃんとやっていけるだろうか。不安でどきどきして、ここ最近では一番強く感情が乱れた。引っ越しの疲れがピークに達していたので、体と心が連動したんだと思う。感情も排泄物なので、感じ切って、おしまいにする。
家に帰って、早めに布団に入る。うつらうつらしていたら、突然ビジョンが見えた。夢と現実の狭間に入って、潜在意識と繋がった気がした。「私のお城」という言葉が浮かんで、それはもう美しい、筆舌に尽くしがたい映像が見えた。モンゴメリの「青い城」で、主人公のヴァランシーが、湖の中に浮かぶ島にあるバーニーの家をみた時、「私の青い城!」と叫んだシーンを思い出した。
7月10日に舌を噛んでしまったことでできた口内炎が、まだ治っていない。とても痛い。
7月14日(火)
粗大ごみを捨てたり、買い物に行ったり、引っ越し準備最終段階。母が車を出して、手伝ってくれた。道中、車窓から、「111111」のゾロ目を見てラッキーと思う。これまでにも何度も通った道なんだけれど、気づいたのはこの日が初めてだった。
新しい場所で、私はどういう風に暮らし、働きたいのかをじっくり考えた。全ては理想だ。夢だ。けれど、手の届かない夢ではない。実現するためにできることを、毎日コツコツやろうと思う。
それにしても、母としゃべっていると、私のインナーチャイルドがどれほど癒えたかとてもよく分かる。母のひと言に、ほんの少しだけもやっとした。昔だったら、その一言でどれほど感情をかき乱されたことだろう。けれど今は、服に着いた埃を払うみたいに、ささっと対処して終わりにしてしまえる。
楽になった。とても、楽になったなと思う。
口内炎は、昨日と変わらず。ご飯を食べるのが憂鬱なくらい痛い。
7月15日(水)
引っ越し! がんばった! くたくたになって早めに寝てしまう。
が、寝床が変わって寝付きが悪かった。
口内炎もまだまだ痛くて、どうしようもない。
7月16日(木)
朝6時に、町内放送が鳴って、びっくりして飛び起きる。昼と夕方の時報はすでに聞いていたけれど、朝のは初めて! この家では目覚まし時計は必要なさそう。曲はウェルナーの野ばら。
エアコンの工事見積、水漏れの修理、洗濯機の取り付けなど、人の出入りが激しい一日。
テレビ線を繋いでみたのだけれど、映らない。プラグの型が合わないのだろうか。こういうことに詳しくないので分からない。ひとまず置いておくことにする。このままテレビなしの生活に突入するのも悪くないのでは? と思う。
なかなか家が片付かなくて、どうにも気持ちが落ち着かない。内心「わーーーー!!!」ってなりそう。というわけで、冷え取り強化することにする!冬用のもこもこルームシューズを引っ張り出して履いた。足元が温かいと、やっぱりとっても落ち着く。
口内炎はまだある。イタイイタイ。
7月17日(金)
転入届を提出する。役場に行くのに緊張して、ちょっときれいめのブラウスを着ていった。近くのスーパーや薬局を見て回りながら、お散歩。たい焼き屋さん見つけて、ひとつ買って帰った。美味しい。
黙々と部屋の片づけ。
口内炎、だんだん小さくなってきた。まだ痛いけど。
7月18日(土)
部屋の片づけの続き。ずいぶん物を減らしてから引っ越してきたつもりだったけれど、こんなにあるんだなぁ、と我ながら呆れる。ミニマリストにあこがれるけれど、道のりは遠い。
口内炎、ほぼ、痛みなし。少しだけ違和感が残っている。
7月19日(日)
部屋の片づけをしつつ、これからの暮らしや仕事についてじっくり考えた。妄想をすることは大得意なので、全部うまくいくことを前提にイメージしまくった。
やりたいことがたくさんある。それは全部、大変だろうけど絶対に楽しいことばかりだと思う。全部やりたいし、全部楽しみたい。私は欲張りで贅沢な人間なんだなと思う。強欲。
引っ越してから初めて、青空が見えた。短い時間だったけれど。風も気持ちよくてよい日。
口内炎、もう痛くない。治った!
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