口内炎が教えてくれたこと
日記にも書きましたが、一週間ほど口内炎に悩まされ、痛い思いをしました。
舌の右側、ちょうど奥から2番目の歯の内側に当たる位置にできた口内炎。じっとしているだけでも痛いし、ご飯を食べればずきずきずきずき痛みが増すし、寝る時も舌の位置に注意して、頭の置き所を探らなければならないような状態でした。
傷ついたインナーチャイルドは、感情を乱すことでその存在を私たちに教えてくれます。心と体は繋がっているので、体の症状を通してインチャが声を上げるのです。
私のインナーチャイルドは、口内炎を通してどんなメッセージを発しているのでしょうか?
こんな時に取り出すのは、リズ・ブルボーの「自分を愛して! 病気と不調があなたに伝える〈からだ〉からのメッセージ」です。
さっそく、口のトラブルのページを読んでみました。
口は、消火システムの入り口です。したがって、そこにトラブルが生じるということは、あなたが、何か新しい考えを飲み込み、消化し、同化するのを拒否しているということを意味しています。
この部分を読んで、すぐにぴんと来ました。新しい考えとは、引っ越し先での新生活、そこではじまる新しい暮らしや仕事のこと。私はそれを内心では拒否していたのです!(ガーン!!)
その新しい考えは、自分自身から来たものかもしれないし、他人から来たものであるかもしれません。状況をきちんと確かめもせずに、あまりにも性急に反応することによって、拒否が起こるのです。
確かに、引っ越しの準備をばたばたと進めていたので、環境の変化はとても急でした。間違った決断だったとは思っていませんが、少しだけ、急ぎすぎてしまったのかもしれません。
口からのメッセージは、「もっと心を落ち着けて、心を開きましょう」ということになります。なぜならその新たな情報は、あなたにとって役立つものかもしれないからです。口の内側を噛む人がいますが、そういう人は、自分を苦しめる何か人に知られたくないことが心の中にあり、それを我慢して言わないようにしているのです。
なるほど。確かに私は昔から、食事中に口の中を噛むことがよくありました。勢いよく噛んでしまって、たまらず悲鳴をあげたこともあります。食事中に突然叫びだすものだから、家族をびっくりさせてしまいましたね。事情を話すと馬鹿にされて悲しかった思い出があります。少しくらい同情してくれよと思って、ふてくされていました。
それはさておき。
苦しいことや悲しいことがあっても、それを家族には言わないタイプだったので、これはとても当たっていると思います。
口のトラブルは、次のことを表していることになります。
・新しい考えを拒否している
・何かを我慢して言わないようにしている。
私の場合は、どちらにもあてはまると思います。引っ越しにまつわるあれこれは、自分でも驚くほどあっという間に決まってしまったので、すこし性急すぎたかもしれません。けれど、間違った選択はしていないという確信があるので、ゆっくり慣れていければと思っています。
そして、我慢して言わないようにしていることも、あります。
恥を忍んで告白すると、ひとりで、新しい暮らし、生活をはじめることは、とても心細くて不安だということです。
もちろん、楽しいことはたくさんあるし、理想や夢に向かって今日できることをこつこつ進めていくことは、わくわくします。新しい街の散歩をするだけで、小さな冒険をしているようですごく楽しい。
けれど、光が差せば影ができるように、理想の陰には不安があるのです。そういうことを、本当に誰にも言わずにいます。ちょっとだけ、虚勢を張っているのです。
一週間続いた口内炎は、そういう気持ちを我慢しすぎないで言ったほうがいいんだよと教えてくれたのだと思います。
このことを理解したら、口内炎の痛みはすーっと引いて、2日ほどで治ってしまいました。知り合いからいただいたりんごジュースを飲んでビタミンを補給したことも、効果的だったかなと思います。
「自分を愛して!」という本は、体からのメッセージを読み解くためにとても便利なツールです。必要に応じて、インナーチャイルドセラピーのセッションでも使っていければと思っていますよ。
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