「ロケットマン」とインナーチャイルド


みなさんは「ロケットマン」という映画をご存知ですか?

世界的なアーティスト、エルトン・ジョンの半生を描いたミュージカル映画です。

インナーチャイルドケアについてお伝えするにあたって、とっても素晴らしい映画だったので、今回はこの映画を紹介します。

エルトンのお父さんは、イギリス空軍に所属する軍人で、とても厳格な人でした。

子どものエルトンは「僕を抱きしめて」とお父さんに何度もお願いしますが、厳格なお父さんはエルトンを抱きしめてくれません。

エルトンの願いは、お父さんに抱きしめてもらうこと。ところがその願いは叶えられないのです。未解決な願い、つまりインナーチャイルドになってしまったのだなと感じられます。

その後、エルトンは音楽の才能を発揮して歌手として大きな成功を収めます。ところがその一方で、薬物依存、セックス依存、買い物依存、などあらゆる依存症に苦しみ、自殺未遂を起こしてしまうほど苦しむようになります。

そんな中、とても印象的な場面があります。エルトンがグループカウンセリングを受けるシーンです。

エルトンはカウンセリングルームで、子ども時代の自分と対面し、「僕を抱きしめて」と願う子ども時代の自分を抱きしめるのです。

もちろんこれは現実のできごとではありません。
ファンタジックな、映画の魔法に彩られた夢と現実の間のような場面です。
この後、エルトンはゆっくりと依存症を回復し、自分らしく生きる道を取り戻していきます。

インチャの未解決な願いを叶えてあげるのは、大人になった自分自身です。「ロケットマン」という映画は、このことをとても分かりやすく伝えてくれていると思います。

興味を持った方はぜひご覧になってくださいね。

お読みいただき、ありがとうございます!

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