3Dパースでインテリアデザイン解説 : ほっこりさせない「リッチな」モダンヴィンテージリノベーション
この記事は2023年12月31日にニュースレターに登録いただいた方に向けて書いたものです。
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こんにちは、早です。
かなり慌しかった12月ですが、28日に無事本業の方の仕事を納め、やっと一息ついているところです。この一ヶ月の無理が祟ったのか、ちょっと風邪気味でこの年末年始は寝正月になりそう……。
前回は住み替え候補物件のリノベデザインを3Dパースでやってみたことをお伝えしましたが、今回はその続きとして、内装のデザインをどういった思考回路でつくっているかを解説してみたいと思います。
前回分がまだの方はこちらからもどうぞ。
デザインコンセプトは「リッチなモダンヴィンテージ」
最初に、全体のコンセプトを固めていきます。
まず、元の内装が濃い色の無垢材をつかったいい雰囲気のアンティークな質感だったので、それをできる限り残せたら素敵だなぁと思いました。
デザインのテーマとしては、スパニッシュやイスラム建築の雰囲気を取り入れた「リッチなカラフルモダンヴィンテージ」といったイメージです。伝わるかな?
物件自体もかなり古く、立地も昔からある落ち着いた街並みといった雰囲気なので、そこに合わせていい意味での古さとリノベならではのモダンさを掛け合わせたミックス感を目指したいと思いました。
具体的な場所で言うと、新宿の小笠原伯爵邸やハワイのロイヤルハワイアンホテルなんかをデザインのインスピレーションにしています。
ちなみに、この2つは結婚式と新婚旅行で訪れた、私たち夫婦にとっても縁のある場所です。
参考画像を集める
次はお馴染みのお手本探し。デザインのコンセプトを固めるのと同時進行で、イメージに近い参考画像をどんどん集めていきます。
今回集まったのはこんな感じです。
その他にもPinterestにいろいろ溜めています。
間取り(Floor Plan)の検討
壁式の建物なので目立った梁がなく、天井付近のデザインがすっきりとしているのがこの物件のよいところ。代わりに壁の位置はあまり動かせないので、大枠の配置は元の状態に準じています。
大きく間取りを変えられるのはリノベの醍醐味でもありますが、建物には造られた時に想定された「自然な配置」というのがあります。
そこに大きく逆らわないように、建物そのものが教えてくれる流れを読んでデザインすると、結局はいい部屋になる気がしています。
(前回、梁の位置を考慮に入れずに間取りを考えてしまい直前でドタバタした反省あり。)
各部屋のデザイン詳細
ではここからはお部屋ごとの解説です。
元の内装を活かしたリビング
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