ラグを選ぶ7つのポイント&おすすめショップリスト #22
この記事は2023年8月26日(土)に、ニュースレターに登録いただいた方にむけて配信した内容です。noteのマガジンには、一週間遅れで転載しています。
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さて、本日のテーマは「ラグ」の2回目です。ラグを選ぶときの具体的なポイントと、おすすめの購入場所をご紹介したいと思います。
このニュースレターの序盤でもラグの重要性については詳しく取り上げていますが、今回はその続きのような位置づけです。
興味があれば以前の記事とあわせてご覧ください!(もちろんこの記事単体でも役に立つと思います)
ラグを部屋に取り入れたい! と思った時に、どんなことを考えて選べばいいのでしょう?
私がリサーチした範囲の話ではありますが、日本国内で得られるラグ選びの情報は、ちょっと偏っていることが多いのでは? という印象を持ちました。「ラグ 選び方」などと検索して出てくるインターネットの記事は、主にラグの「サイズの選び方」を中心に解説したものばかりです。
たまに柄や色、素材への言及もあるものの、それも「色は部屋の他のものとの調和を考えて選びましょう」「素材は敷く場所に合わせて最適なものにしましょう」など……。
え、それ、何も言ってなくない????
調和ってなんなのさ? 最適かどうかってどうやったらわかるのよ!?
って思わずつっこみたくなります。
ということなので、今回は日本語の情報だけでなく英語圏のサイトの中で紹介されている内容なども参考にしながら、ラグ選びの具体的な方針を決めるための方法を考えてみました。
まとめてみて、そもそものラグ選びの解説ってめちゃくちゃ難しいからふわふわの記事になっちゃうんだな〜というのはすごくよくわかりました……。(苦戦して書き上げるのに2週間かかりました)
なのでゆるふわ情報も怒らず許してあげてください。「そう言うお前だってあんまりうまく解説できてないじゃないか!」って思うかもしれないですがごめんなさい。できる範囲で頑張ります!
ラグ選びで考える7つのこと
いろいろな情報を総合すると、ラグを選ぶ時に考えるポイントは以下の7つに集約されます。
デザイン
パイルの長さ
サイズ
敷く場所と生活スタイル
素材
ラグパッド
クリーニング・お手入れ
このポイントは相互に関連しあっているので、どれか一つだけを取り出して考えてもぴったりのラグを決めることはできません。すべての要素を同時に考えて、本当に自分が求めているものが何かを見つけていきましょう。
①デザイン
なぜか日本の情報だとサイズから考えはじめることが多いのですが、何よりもまず絞るべきは色柄や形などのデザインです。どんな見た目のラグが部屋に必要なのかを最初に考えます。そしてこれが一番難しいことでもあります。
ここから考え始めるのには、ちゃんと私なりの理由があります。
まず、ラグの選択肢というのは膨大にありますよね。そして、素敵なラグを売っているお店は、ある程度はラグの種類やスタイルによって売り場が分かれていることが多いです。お店自体が、特定のスタイルのものだけを扱う専門店の場合もあります。
特定の種類のラグが専門のお店であっても、ひとつのサイズしか取り扱っていない、ということはありえませんが、サイズのイメージしかない状態でたまたま見たお店で商品を探してしまった場合、そこは本当に選ぶべきスタイルと程遠いものしか取り扱っていない場所かもしれません。
先にサイズを決定したとしても、どんな見た目のものがほしいのか? が決まっていないと、どういった場所でどのようにラグを探せばいいのかわからない。だからまずは何よりも見た目のイメージをなんとなくでいいので固めて、どこを探すべきかの見当をつけることが大切です。
無地 or 柄?
そのスペースに必要なのは、無地のラグなのか、それとも柄のラグなのか。決める方法は、部屋の他のモノとのバランスで考えることです。
「出た! バランス! それがわかったら苦労しないんだよ!」って思うかもしれませんがもうちょっと聞いてください。
バランスを取る、ということはどういうことか理解するためには、前々回の記事で出てきた「コントラスト」の話を思い出すと役に立ちます。
コントラストを作るには、ひとつのアイテムと隣合うアイテムの違いを意識することが大切でした。木のフローリングに木のテーブルと椅子を直接置いた時に色の微妙な差が気になったら、間にぜんぜん違った色や素材であるラグを敷くといい、っていうあれです。
これが何をしているかというと、アイテム同士の「差」の量を調整しているんです。隣り合う2つのものの差が少なすぎる時には、より差を大きくするアイテムを間に挟んで、それぞれのアイテムとの距離を取る。これがコントラストを作るということで、そしてこのアイテム同士の「差」、言い換えると違いの量を意識することが、ひいては「バランスを取る」ということに繋がります。
もっとシンプルに言うと、「同じようなものが連続しないように、違った要素を持つものの中から交互に選ぼうね」ということです。
これをラグ選びのバランスに応用すると、ラグと他の家具との「差」が大事になるということがわかります。
ってごちゃごちゃ抽象的に説明してもわかりにくいと思うので、具体例でみていきましょう。
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