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身体と心の声を聴き分ける

久しぶりの日記。

最近は体調面は以前よりは良くなっていて、「具合が悪くてできない」という時間が減ったのは嬉しい。8月も何度か怪しいぞ? という日はあったのだけど、違和感を覚えたタイミングで漢方を投入することでいまのところは乗り切れている。

喉の痛みを感じた時には銀翹散、鼻炎や咳が戻ってきてしまったら小青竜湯。今までは風邪の気配を感じるとそのままなす術もなくやられていたが、早めに飲むことで本格的な風邪を退散できている感覚がある。漢方すごい。こんなに効果を実感すると思わなかった。

どうも私は漢方で言う「水滞」の体質らしく、すぐに鼻炎になるし身体が浮腫むし、めまいや頭痛も日常的で、消化器官も弱い。何か明確な病気があるわけではないけど、なんとなく体調が安定しない、というときには、やはり東洋医学的なものに頼る方が効果が出やすいと思う。鍼治療や整体も効くほうだし、ダンサー時代も東洋医学的な身体への説明の方がしっくりくることが多かったので、体質的に相性がいいのかもしれない。



自分の体質との不整合という点だと、「早起き」もやっぱり難しい。7月に朝起きて書く生活を始めてみたものの、最近は「5:00起きは無理だな」と思い始めている。「自分の時間を作ってやりたいことをやる」ということ自体を諦めたわけではないけど、やってみて思い出した。私は完全に夜型の人間なんだった!!!

5:00に起きるために22:00には寝たかったが、前の日に早起きをしていても、寝不足でも、お風呂にしっかり入って寝る準備万端で布団に入っても……ぜんぜん眠れない。22:00に寝るようには私の身体ができていない。1ヶ月近くいろいろと試して、そのように結論づけた。いやー理想と現実は違うよね。

どうせ22:00に寝ようとしても眠れずに0:00ごろまでうだうだだらだらしていて、朝も結局7:00~8:00くらいまで起きられない。だったら、そのうだうだしている2時間で朝にやりたかったことをやるほうがいい。
そう思って、最近では子供が寝てからの夜の2時間ほどを作業時間とすることにしている。

この時間に何かプラスアルファの活動をするには、何よりも体力が問題だ。そもそも朝に起きて活動をしたい、と思った理由は、1日の仕事を終えた夜の時間にはもはや創造的な活動をするための気力・体力が残っていないと感じていたからだ。

しかし、気力・体力が残っていない状態でもすぐに眠りにつけるほど疲れているわけではない以上、本当のところは余力があるのだと思う。もちろん、疲れ切っていて眠くなったり、体調不良の気配を感じた時には無理はしないことにしている。でも、実際にはそこまで疲れているわけではないのに、単に「面倒くさい」とか「やる気にならない」とか、そういうなんとなくの気怠さを言い訳にやるべきことを後回しにしようとしていることが多いなと思った。


ちょっと気を抜くとすぐに脳がサボろうとするので、なんとか「サボる理由」より「やる理由」が上回るように自分の説得を続けてみている。

解決策としては、やりたくないなーと思った時に、まずは「体調が悪いのか?」と自分に聞いて、Yesなら諦めて漢方飲んで休むが、Noならそのダルさはシンプルに「無視する」が正解らしい。

「だるいよ〜何もやりたくないよ〜」という頭の中の怠惰の声をこれまでの私は素直に聞きすぎていた。日常的に脳内で自分とずっと喋っている感じではあるのだけど、その中でもこの「めんどくさい」という声は大きく、しかも頻繁に聞こえてくるので、その度にちゃんと聞き入れていたら何もせずに人生が終わる。無理はしたくないので本当のSOSの声は聞き分けたいけど、いつもはちょっと聞き流すくらいでちょうどいいのかもしれない。

あとは、やる気を出すための方法論としてはよく言われていることだけど、結局「やる気が出る前にやりはじめる」ということに尽きる。ひとまず時間になったらPCの前に移動する。それだけを自分に課しておく。ちょっとでも手をつけられたら大抵は最後までできるので、とにかく「始める」ところのハードルをできる限り低くするしかない。

20代の頃から山ほど「やる気を出す方法」だの「先延ばしにしない方法」だの「めんどくさいをなくす方法」だのといった本を読んできたので、こんなことは知識としてはずっと知っていた。それが正解だとも思っていた。だけど、やれなかった。

学生の頃から、毎日の授業はきちんと聞いてはいたものの、テスト勉強は前日の一夜漬けでギリギリ済ませるタイプだった。外部の環境から強制されて日常に組み込まれたルーティンならあまり苦もなくできるのに、プラスアルファの自分のペースでルーティンを構築することはずっと苦手だ。だからいつも、衝動に任せて過集中に取り組むことで乗り切ってきたのだ。

35年そうやって生きてきたものを、たかだか本を読んだくらいで簡単に変えられるはずがない。
だけど、そろそろ、自分で自分の安定的なルーティンを作ることができるようになったほうがいい気がしている。衝動に任せた活動が気力・体力的に年々難しくなってきたことも感じているので、そういうことができる自分にならないとこの先ヤバいぞ、という感覚もある。

自分の心と身体の声をうまく聞き分け、ただの文句や甘えはほどほどに聞き流して、いいペースを掴んでいけたらと思う。


サムネの写真は先日初めて行った杉並中央図書館で撮ったもの。原稿作業するためにこもりに行ったのだけど、良い施設すぎた。もっと本を読んだりする余裕のある時にまた行きたい。



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早[SAKI]
たのしいものを作ります