見出し画像

日本人は世界一ネガティブな家に住んでいる? #12

今回はいつものノウハウ記事とはちょっと違った雑感を。

・日本人は家に対して世界一ネガティブ!?
・部屋作りのエネルギー源は、コミュニティかもしれない
・部屋をよくしたら人生変わった話
・いい感じの部屋はかわいいペットみたいなもの
・住む人置いてけぼりな不動産流通の不思議

といった内容でお届けします。



この記事は2023年6月17日(土)に、ニュースレターに登録いただいた方にむけて配信した内容です。noteのマガジンには、一週間遅れで転載しています。
最新記事を読みたい方はぜひニュースレターへの登録をお願いします!

以下のリンクからメールアドレスを登録すると、海外のようなお部屋づくりのために役立つ情報を毎週土曜日にメールボックスへお届けします。
無料読者は隔週配信、有料サポートメンバーは週1回の配信です。サポートメンバーは月400円から自由な価格で登録できます。

登録する

こちらのnote版のマガジンは月600円で有料サポートメンバー・無料読者向けの全ての記事を更新します。メール配信が不要な方・note内で購読を完結させたい方向けです。


ニュースレター配信、今回で12回目になりました。読んでくれる皆さんのおかげで、およそ3ヶ月間、毎週更新をなんとか続けてこれました。

5月からのサポートメンバー制も、果たして登録してくれる人などいるのだろうか……と不安と共に始めましたが、じわじわとですが思いの外メンバーが増えてきています。本当にありがとうございます。

さてここまで、わりとヘビーなノウハウ系の記事を毎週どかどか送りつけてきたわけですが、みなさんのお部屋づくり進捗はいかがでしょう。

そんないっぺんに全部できないよー! って人もいるかもしれません。まぁ普通そうだよね。


ということで、今日はちょっと小休止というか、ノウハウではない雑感みたいな記事も試しに送らせてもらおうかなという取り組みです。

知識を読みたいからメンバーになってるのに! って方もいるかもしれないですが期待外れだったらごめんなさい。一番下に、最近見つけた海外っぽいコーディネートのためのいい感じのアイテム情報をつけておくのでそれでご勘弁ください。

日本人は家に対して世界一ネガティブ

部屋づくりって、やりたいやりたいと思っていてもやっぱりかなりのエネルギーがいりますよね。

取り掛かってからある程度完了させるまで、普通に年単位の時間がかかることもある。その間に好みがちょっとずつ変わっていって、当初の方向性とは違うものがつくりたくなって永遠に完成せず、途中で飽きてエネルギーが切れ中断……ってことも、インテリアオタクを自称する私ですら身に覚えがありまくりです。

までも自宅のインテリアなんて、完璧に仕上がらずに変わり続けていても、それなりに毎日気に入った部屋で満足して過ごせている、というところまで持ってこれたら万々歳だと思います。

ただ、そこまでもっていくのも一苦労で、そうなれていない、という人も多いのかもしれません。

以前、Instagramで自分の部屋への満足度は?という軽いアンケートを取った時、結果はこんな感じでした。

意外と満足している人が多いと捉えるか、そんなにストレスを抱えている人がいるんだ、と捉えるかは微妙なところですが……。


IKEAの2022年のレポートでは、「自分の家をポジティブに考えているか」というアンケート調査で、日本は12%しかポジティブに感じておらず、35カ国中最下位だった、なんて報告もあります。

こういうのを見ると、日本で家に満足している人は客観的な数字でみてもまだまだ少ないほうなのでしょう。

この調査によると、自分らしさが家に反映されていることが、メンタル・ウェルビーイング(精神的に満たされた状態)の源である、という考え方も世界では強まっているそうです。


でも日本のまわりの家を見渡してみると、やっぱり置いてけぼり感が否めない。

インテリアオタクの極論かもしれないけど、「家を良くすることは、人生を良くする」はずなのに。そのチャンスが日本に住んでいるというだけで少ないのだとしたら、それはやっぱりもったいないことだよなぁ、とどうしても考えてしまいます。

部屋づくりのエネルギー源になるのは、コミュニティかもしれない

普通に生活していると、インテリアにこだわりたい人、それも日本でやりやすいシンプルライフやワントーンインテリアだけでなく、海外のカラフルモダンポップな要素も取り入れていきたい人、なんて希少な存在にはなかなか巡り会えません。

2020年のコロナ以降、だいぶお家周りの情勢は変わってきているとはいえ、まだまだマニアックな趣味というのが現状。

(ちなみに、なぜ今の日本でミニマルインテリアが全盛なのかについてはカジキさんのこの記事がかなり納得感のある解説をしてくれています。読んでて首がもげるほどうなずきました。)

そんな中で、うっかり私の発信にたどり着いて、しかも有料のメンバーになってここにいる人は少なからずそういうレアな人材。いやもうほんとに。みなさんいったいどっから来たんですか?

そんな物好きな人たちが何を求めていて、どういう部屋づくりをしているのか……。正直かなり興味があります。いろいろ語りたい。

ということで、今後はもうちょっとお互いに繋がって話をする場をつくれたらなーなんて思っています。7月ごろにそういうリアルな場でのミートアップのようなことをサポートメンバー限定で試しにやってみるつもりです。

我が家のダイニングを囲めるくらいの人数(3~4人が限度かな……)で、オープンハウス兼インテリアについて話すお茶会、みたいなイメージです。場所は東京都中野区なので、そこに来れる距離感の方限定になってしまいますが。


どうなんでしょう、需要ある…??(不安)


もしそういう場があれば参加してみたい! とかこんなことしてほしい! というリクエストがあればぜひ教えてください。ひとりでも来てくれそうならやるつもり。

部屋作りのフェーズは人によっていろいろあれど、100%満足までいかなくてもつくる過程を楽しめて、80%くらい気に入る家ができるといいんだろうなぁ、なんて私は思っています。

それもひとりでやるのは大変だから、ひとつの趣味として、楽しみを共有しながらやれる場があればいい。孤独にやっても続かずに挫折している人や、何をどうすればいいのかわからない人も、そういうある意味で半強制的な場の力を借りれば、もっとエネルギーをうまく使って暮らしを楽しめるようになるかも

まだまだ実験的なものですが、このニュースレターをそんなコミュニティとして育てていけたらいいなぁ、と思っています。


人生のポジティブな変化は、部屋を変えたことから

せっかくサポートメンバー限定という半クローズドな場なので、ちょっとここからは個人的な話をしてみるのですが……。

そもそも、私がなぜこんなにインテリアに興味関心を持ったかというと、そのスタートはおそらく「家庭」の問題だったと思うのです。

ここから先は

4,904字 / 5画像

¥ 400

たのしいものを作ります