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家探しについて全部書く!戸建てリノベ検討編
こんにちは、早です。
これは家探しについて全部書くマガジンの記事です。
前回は注文住宅を検討してハウスメーカーや不動産会社に話を聞きに行ったところまで書きました。迷走する家探しの軸続編です。
前回の記事はこちら↓
注文住宅のシュッと無機質な感じが好きじゃない
前回でハウスメーカーは検討の対象外となり、更にいきなり不動産屋に行って土地を見に行っても何も進まないと気付いたので、次は理想の家を建ててくれる会社を探すことにしました。
数ある建築会社・工務店からなるべく私の脳内のイメージに近いものを作ってくれそうなところを求めて建築雑誌やSUUMOやネットの情報を眺めていたのですが……意外とないんですよねー、ピンと来るところ。
それもこれも私の住宅の好みが偏りすぎているせい。他の記事でも書いているように私は元々海外のインテリアに異様な憧れがあるんですね。こんな感じの↓
ところが、日本で建築会社や工務店が建てる家のトレンドはもっとミニマルというか、こういう装飾性の高い雰囲気よりは「シュッつるんっピカン!」っていう感じなんですよ。
「注文住宅」で検索して出てきた画像集と見比べてもらうとなんとなく違いがわかると思います。
全体的にシュッツルッピカッって感じじゃないですか?これはこれでスタイリッシュで素敵なんですが、私が住みたい家、コレジャナイ感。もっとなんていうか、どーんざらっほわって感じの家がいいわけですよ。(えっ伝わらない?)
輸入住宅のハリボテ感も好きじゃない
そんなに海外の家が好きなら、輸入住宅専門の建築会社に頼めばいいじゃない、と思いますか。
思いますよね。私も思いました。しかしめんどくさいこだわりの強さを持つ自分、いろいろな輸入住宅の事例を見ても、それはそれで借り物っぽく感じてしまうというか、やっぱり海外の家をそのまま日本に持ってきてもハリボテっぽいよねーハウステンボスみたいになるよねーと思ってしまったんですね。本当にめんどくさいですね。
そもそもとして輸入住宅は郊外の広大な敷地を前提にしているのであって、東京の隙間に発生するみみっちい猫の額のような極小地には建てられません。もし無理やり建てることができても、住宅の豪華な装飾とサイズ感と周りの雰囲気がすべてちぐはぐで、総合的にイケてないなという気がしてしまうんです。(※個人の主観です)
私が目指す理想の家は東京の土地に適していて、東京の街と暮らしにもきちんと調和していて、なおかつ海外デザインの美しさや楽しさをいいとこ取りした住宅なんですよ!!!
そんなものは、ない?
ないなら作ればいい。
それをモットーでここまで生きてきました。ドレスも欲しいものがなかったから作ってみたら需要があったし、家だってそうだと思っています。いまあるもので満足している人はそれでいいけど、いまあるものに満足できないなら理想のものを作ればいいんです。
これまで特に意識せずになんとなく受け入れていた人も、目の前に別の具体的な選択肢が提示されたら、本当はこういうのが欲しかったんだ!ってなること、家に関しては結構あるんじゃないかなー。住宅って選択肢が少なすぎて、人間が家側の都合にむりやり合わせて住んでいる気がする。
私が作ったものや提案したものが、そうやって他のどこかの誰かの選択肢を広げるきっかけになるといいな、という気持ちでインテリアや住宅の記事を書いていたりします。暮らし、もっと自分仕様に自由にできるはず!
リノベ会社の気になる事例
そんなこんなでうーん注文住宅なんだかなーと思っていたところ、ふと雑誌だかネットだかを眺めていて目に留まったのが、このあたりの事例でした。
カラフルで、使う素材に手触りがあって、自分でDIYすることも推奨してくれていて、もしかしてここなら私の理想の家を伝えて一緒に作ってくれるかも!と思ってピン!と来ました。
が、この中目黒にある建築事務所フィールドガレージはリノベ専門の会社です。
もちろんリノベを知らなかったわけではありません。選択肢としてアリとはわかっていたのですが、家の窓の位置からデザイン、ベランダなどの開口部や外観についてのこだわりも強くて、どうせ家買うなら全部自由にやりたーい!!と思っていたのでなんとなく注文住宅一択のつもりでいたのです。
だけど、本当に気に入る家を作ってもらうには、気に入った家を作った実績のある会社にお願いするしかない。これはドレスデザイナーとしてオーダードレスを作っていた経験からも、間違いありません。納品物がない段階で契約をしなければいけないオーダーの仕事は、過去の成果物だけが信頼に足る判断材料。
注文住宅にピンとくるものがない以上、ひとまずリノベで本当に私のやりたいことが実現できるのか、実際に聞きに行ってみることにしました。
社長が実際に住む家に訪問していろいろと相談に乗ってくれる「オープンハウス」に参加して、実際にリノベされたお家を訪れたのですが、そのお家に足を踏み入れた瞬間「やっぱりここだ!」と思いました。
話を聞いてみると、私が当初想像していたよりリノベの自由度は格段に高く、戸建てであれば窓の位置やデザインですら変更することが可能な場合もあるとのこと。そうして帰り道にはすっかり気持ちはリノベ一色になっていたのでした。
マンションより戸建てを探していた理由
ちなみに、ここまでマンションをまったく考慮に入れていない理由なんですが、DIYをめちゃくちゃやりたいので広いスペースやガレージ的場所がほしかったこと、ドレス作りのアトリエも作りたいのでちょっとした店舗のような空間がほしかったこと、など主に私の趣味・副業の事情によるものでした。
ある程度広くて、自由に汚したり改造したりできて、生活空間とは別の、ものづくりのための空間がほしかったんです。つくづく都内で家を探すのに向かない条件ですが、その上で郊外ではなく個人商店や銭湯や本屋や喫茶店がある、できるだけ文化的に豊かさのある街の中に住みたい……というわがままっぷり。もちろんそのためにめちゃくちゃ家探しに苦労することになります(現在進行系)。
ただ、せっかくの人生で一番高い買い物で、人生を過ごす家の選択。まずは理想を突き詰めて材料を集めて検討に検討を重ね、その上で見えてくるのが納得の行く妥協点だと思っています。私は諦めないぞ!!!
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ということで、今度は「センスの合う建築会社or工務店で注文住宅をする」から「フィールドガレージに頼んで戸建てリノベをする」にターゲットが移りました。
次回はそういった観点で内見をしまくった都内の戸建て物件について実際に内見した感想をまとめます。(次回記事はほぼ有料購読の限定公開となります。)
以下にはマガジン有料購読の方限定で、私の家探し備忘録を公開していますので、気になる方はどうぞ。(前回記事の内容と同じです。)
たのしいものを作ります