「これでいいのかな?」を「これしかない!」にするためのアイテム検討方法 #15
この記事は2023年7月1日(土)に、ニュースレターに登録いただいた方にむけて配信した内容です。noteのマガジンには、一週間遅れで転載しています。
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インテリア商品を見ていると、単体だとすごく素敵に見えるけど、本当に自分のお部屋で活躍してくれるのかいまいち自信が持てない……ということ、ありますよね。
買ってから「やっぱり違った!」という失敗はしたくないし、そもそもこれでいいのか確信できなくて購入に踏み切れず、もう何年も妥協した家具のまま、という方も多いのではないでしょうか。
私は模様替えが趣味と言っていいほどしょっちゅう部屋の中のものを入れ替えていますが、そうは言っても手に入れられるモノには物理的にも予算的にも限界があります。その範囲内で、最大限に満足できるお買い物をする方法がないものかと、いまでもずっと考えています。
何回も失敗を繰り返して、いまだに試行錯誤中ですが、これから紹介する方法で事前に検討するようになってからは、少なくとも大失敗することはなくなりました。
ということで、今回はインテリアを選ぶ時に「これがいいかも?」を「これしかない!」にするための、私なりの検討ステップをご紹介します。
3次元の空間を2次元で捉えなおす
部屋は言うまでもなく3次元の空間です。コーディネートする時にも、空間的なサイズ感とか明るさとか質感とか、いろいろな観点を同時に考える必要があります。
でも、一般的には「空間をどう扱うといい感じになるか」なんてことは考えたことがないのが普通です。いきなり3次元の空間を3次元のまま考えようとしても、ほとんどの人が「よくわからん」で終わってしまうと思います。
ちゃんとした空間のコーディネートには五感をフル活用する必要があるものの、一番大切なところは何かというと、やっぱり「視覚」ですよね。他の部分も大切だけど、まずは何より見た目の快適さ。それ以外のところはあとから検討するとして、まずはこの一番大切な部分に絞って「2次元」に情報量を落として考えてみるのがおすすめです。
今の部屋を写真に撮ってみる
明確に欲しいアイテムが決まっている場合はあまり迷うことはないかもしれませんが、「今の部屋はなんとなく物足りないけど、何が必要なのかはっきりとはわからない」ということも多いですよね。
そういう時は、私はまずは部屋の全体像やコーナーごとの写真を撮ってみます。そうすると、今のお部屋に足りないもの、あるいは余計なものが何かを見つけ出すヒントになります。
部屋全体を入り口から見たところ、よくいる場所からの眺めなど、実際に部屋で過ごす時に目にすることの多い景色を写真で切り取ってみましょう。
「このアイテムがノイズになっているかも」
「ここの壁が殺風景に見えるから飾ってみようかな」
「色が一箇所に偏っているから別の場所にも追加しようか」
などなど、自分の今の部屋の課題点について考えやすくなるはずです。
この写真は誰に見せるわけでもないので、きれいに片付ける必要はなく、雑然と散らかったままでも構いません。むしろ、飾らない普段のお部屋を正しく理解することも大切です。まずは現状のお部屋をしっかりと自分の目で見つめ直してみましょう。
画像から改善点を考える例
と言われても、何をどうやって? となると思うので、過去の私のお部屋の写真を例にして反省点を探してみます。
これは以前私が一人暮らしをしていた部屋。
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