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占いと「いい塩梅」な距離感

占いとの距離感って難しいな、と思うことがあります。


わたし自身、占星術やタロットでリーディングをしているのですが、お客さまの中には何度も来てくれる方、いわゆるリピーターさんもいらっしゃいます。


もちろん嬉しいですし、何度も来ていただくことで、抱えていらっしゃる事情や状況も深くわかるようになって、もっと踏み込んだリーディング、寄り添うリーディングができたりもします。


その中でも時々、本当に頻繁に来られるお客様もいるんです。
1週間に何回とか、


もちろんそれが悪いわけではないんですよ、一度の鑑定ですべてのお悩みが解決するわけではないし、不安なことがあったら何度だって聞いていただいていいんです。


でも1週間に何度も来られるということは、その方の不安や悩みがちっとも解消されていないということだし、場合によっては増しているのでは……と思うのです。


占いをしても不安になってしまう理由の一つは、
いい結果が出たとしても、それが現実に見えてこないから、なのかなと感じます。


わたし自身、自分のこともよくリーディングするんですが、
いい結果が出てきた時ほど、何度もリーディングしてしまうことがあって、つまり結果に確信や裏ずけを求めてしまう……。


当然のことですが、占いって100%ではないんですよ。
もちろんそんなこと、誰でもわかっていると思います。
でも、苦しいときほど、それを求めてしまう。


占いに深く関わっていて、占いとの距離感もわかっているつもりのわたしでもそう感じることが正直あります。
(もちろんそうではない、という占い師さんもいらっしゃると思います)


わたし的には占いは利用するものだと思うんです、
自分の生活や人生をより良くするための一つの手段、道具のようなものなのだと。


なので、利用する側が主導権を握っていないといけない……。
結果よりも自分の意志が大事、もっと言えば、意志が結果を変えてしまうこともあるんです。


じゃ、なんのための占い?ってことですよね。
わたしはセッションする時に、どんな質問をされたとしても、その方が幸せになるためには、ということを前提にしています。
つまり幸福になるための道筋を見出すのが占いかな、と思うのです。


あくまで道筋なんですよ。
地図、みたいなものかなと。


目的地に着くにはいろんな道、ルートがあるじゃないですか、
坂道だったり、くねくねと曲がっていたり、逆に高速道路で一直線だったり、
目的地、というのはその方が抱えている問題が解決して、今よりもっと幸福でいる状態のことです。


占いって、そんなたくさんのルートの中で、一番無理がない、早く着ける、渋滞してない、みたいな道筋を教えてくれるナビのようなものだと思うんです。


なので、ナビがこっちだよ、と言っても自分は違う道を行きたい、と思うならその道筋を行ったっていい。


ナビが示した道を行かないことは間違いではないでしょう。


もっと言えば、遠回りや道草をした方が、目的地に着いた時にはその分、経験値は上がっているはず、
経験値が上がれば、それだけ人生は豊かになります。

思うのですが、占いで道筋が見えるということは、結局、幸せになれるゴールは必ずある、ということなのではないでしょうか。
目的地がなければ、そもそも道筋も見出せないわけだし。


みんな幸せになるための地図を持って生まれてくるのだと思います。
ただ、その中で迷子になってしまったら、どうぞ占いを利用してください。


※これはあくまでも、わたし個人の占いに対しての思いです!


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