浮気されても夫が好きな妻。憎んでも別れられないのはつまり…
何度も不倫を繰り返す男性はたくさんいます。というか、そういうタイプは一生そのままなので、「そういう人」として付き合っていくしかないので、そもそも不倫をしないことを期待しても無駄というか。
救いがない言い方になってしまうんですが、浮気してても「あ、そう」くらいに流すしかないんだなと、ある企業の代表の奥様を見ていて思いました。
あと、不倫をしていると気づいて、ガーッと怒りや悲しみや悔しさがまずこみ上げてきて、その次にすーっと冷めていくようであれば離婚したほうが良くて(妻に経済力があるなら)、いつまでたってもイライラムカムカするようなら、なんだかんだ言って夫のことが好きなので…別れればさらにツラい状況に陥ってしまうかもしれません。
浮気する夫をどんなにボロクソに言っても、別れないというのは「好き」なんだろうと思います。
(あるいは…経済的な理由や、別に事情がある可能性もありますが…)
また、こういう妻は大抵、他人が「アンタの夫、最低だよね。ほんとロクでもない」なんて文句を言いだすと、機嫌が悪くなってしまいます。
妻の私が文句言うのはいいんだけど、あんたが言うなよ。という不愉快さだと思うんですが、それもまだ夫を愛しているがために湧き上がる感情で、別れてもいいと思う位にどうでも良くなると、本当に何も感じなくなるものです。
実際に私がそうでした。
好きの反対は嫌いじゃなく、無関心。その通りです。どうでもいい。
だから、夫の不倫に怒って文句言って、ママ友とのおしゃべりで愚痴を繰り返しても、離婚しないということは「やっぱり好き」なわけで、それはそれで幸せなのだと思います。
そして、そんな妻になんだかんだで愛され続けている夫も、自分が幸せだと言うことに早く気づけばいいのにと思います。
もしかしたら、ちょっとしたことも浮気と騒ぎ立てたり、過去の不倫をいつまでもひきずってグチグチ言ったりする妻に、嫌気が刺しているのかもしれませんが……。どっちもどっちでしょうか。
嫌よ嫌よも好きのうち。文句言っても、夫婦であり続けるということは、そこに愛があるのです。そんなの愛じゃないと言うかもしれませんが、愛なんて決まった形はありませんから。自分の理想とする愛がなくても、それは愛です。
大切にしてくださいね。
沙木貴咲