妄想で完結してしまう恋
片思いは1年が限界と、私はあちこちで言っているのですが、片思いにも至らず妄想で完結して恋を楽しむ人もいます。たとえば、芸能人のファンとか、一般人でも既婚で本気で好きにはならないとわかっている男性とか。かくいう私も、日常が忙しく辛い時はありえない妄想で現実逃避します。
自分のメンタルを維持するためには、そういう恋の楽しみ方もアリだと思います。平穏なメンタルを作るための術として。一時期「妄想彼氏」が結構流行りましたが(?)、真の目的はそれで、もはや恋愛ではないだろうと。
ただ、アラサーであと1.2年で結婚したいなとか、子ども産みたいなとか、結構ガチで彼氏を作りたい時、妄想に逃げたら絶対に後悔します。28歳で報われない片思いにハマったり、アイドルの妄想彼氏を作ったりして、1年…2年…と経てば三十路間近、あるいは30歳過ぎてしまいますから。
私自身はアラサーを越えていて、多少の婚活を経て結婚・出産・離婚を経験しており、仕事として婚活を冷静に見ているところがあります。婚活市場には残念ながら、女性は「若ければ若いほど有利」という悲しい傾向があり、30歳を越えて33歳くらいになると結構厳しいレベルに入っていきます。
身近に接する年下女子と話をすると、20代のうちは婚活がそれほど現実ではなく、彼氏はいずれ自然とできるものという感覚の人がほとんど。彼氏を作るために特別な活動をしなければいけないなんて、思ってもいないんですね。(なかには、23歳から街コン行って、結婚前提の彼氏を探すという女子もいましたが……)
それまでは2次元にハマってたり、ジャニーズアイドルを追いかけていたり、不倫していたりするんですが、みんな三十路に片足突っ込んだあたりから焦り始めて、ヤバい!と言い出します。「結婚なんか興味ない」と断言していた女子もすら、31歳になって「やっぱ結婚した方がいいのかな。親のことを考えるとさ(という言い訳)」なんて言い始めます。
でも、気づいた時にはもう遅い!ということもあるわけで、リアルに彼氏がほしい、結婚したいと少しでも思うなら、現実的に恋活・婚活したほうがいいです。と、老婆心に思う訳です。
ちなみに私は最近、真剣佑がカッコ良すぎて写真を見るだけで幸せな気分になるのですが、そんなことをしているのは私が結婚適齢期をとっくに過ぎたBBAだからで。離婚はしたけど、一度結婚してるし、子どももいるし…。仕事いっぱいで恋するヒマなんかないわ…という所帯じみたオバサンだからです。イケメンを妄想することが仕事の活力になっている、というだけのこと。
妄想恋愛・妄想彼氏ってのは結局、アラフォー・アラフィフになってするもんなんじゃないかと、最近しみじみ思っています。
20代女子は、今が人生で一番輝けるときなので、ぜひ有意義に過ごしてくださいね、という話でした。お節介ですみません。