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「好きなことを仕事にする」が必ずしも正解ではない理由

占い師でライターの沙木貴咲です。

「好きなこと」と「社会的にうまくやれること」は大体違うので、好きなことを仕事にしようとするとつまずきやすくなります。

たとえば、いわゆる繊細さんが「人が好きだから接客業をする」というのは丸腰で過酷な戦場に飛び込むようなもので。
この場合、好きなことより自分の特性(繊細であること)を重視して仕事を選んだ方がいいです。

そうじゃないとサンドバックのように痛むだけで、そもそも好きだったことすら嫌いになってしまいます。

昨今は「好きを仕事にする」「やりたいことをやって生きる」という風潮が強いので、そうしなくちゃ生きている意味がないと考える人が多くなっていると感じます。

全然そんなことはないのに。

好きなことは趣味で楽しんでいいんです。
無理に仕事にする必要はありません。

なんだかうまくいかない…と感じるときは好きなことを突き詰めるより、自分の特性を正しく見極めることを大切に。
社会に適合する特性を活かした仕事をするのが幸せです。

ちなみに、好きなことを仕事にして成功している人たちは「好きなことを何がなんでも社会に認めさせる能力が高いタイプ」でメンタルも体力もバケモノ級であることがほとんどです。

特に、周囲から反対されるような夢を実現させている人にはそれだけの覚悟と努力と忍耐とメンタルの強さがあります。

バケモノクラスの強者を真似しようと頑張るのも悪くはないですが、人間にはそれぞれ違う“器”を持つので、無理が続くと心をすり減らすことになったり、体力を前借するような状態になったりします。
一時的にブースト状態になっても、それは継続しないんですね。
無理がたたって体調を崩すとか、メンタルがやられるということになりかねません。

人はそれぞれ自分の器に見合ったステージで生きて幸せを感じられるものです。
自分にピッタリ合うステージを見つけて、ちょうど良い幸せを享受することが大事です。

沙木貴咲



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