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【#4】「女性の健康」のためにわたしたちが今からできること~婦人科の先生にガチで聞き込みしてきた~【最終回】

★婦人科の受診の目安が知りたい ★日頃の生活で意識しておくことは? ★今こそ考えたい「女性の健康」4回分のまとめ

読了目安時間:約5-7分

こんにちは!   

「今こそ考えたい「女性の健康」」の記事も今回が最終回!ここまでは「同世代の病気のリアル」に焦点を置いて敢えて体験談形式でお届けしました!最後に「女性の健康」のためにわたしたちが今からできることを特集します!

【参考】初回記事はこちら

今回は読者の皆さんの代わりに、プロ中のプロ、つまり婦人科医の先生に、受診の目安や気を付けたいポイントを同世代目線で筆者がガチで聞き込みしてきました!参考になれば幸いです!!

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★質問に答えてくださったのは・・・筆者のかかりつけ医のS先生。いつもお世話になっていることもあり病院が空いていたので今回の取材を先生は快諾してくださりました。ありがとうございます。※病院名などは筆者の個人情報になるので恐縮ですが伏せさせてください。文面の都合上、先生の言葉は少し編集しています。

■婦人科の受診の目安が知りたい

筆者:先生はかつてわたしに「もっと早く婦人科に来なきゃダメだったのよ」とお話しされましたが、どのタイミングで受診すべきだったんでしょうか?(参考:前回記事)

S先生:生理痛と月経量がどんどん悪化した時点ですね。痛みに変化が起きたり、もともと痛みのなかった人に痛みが出てきた場合は受診したほうが安心です。

筆者:もともと痛みがある人はどんなタイミングで受診したらよいのですか?

S先生:生理休暇を取得しないと過ごせない、市販の痛み止めが効かなくなってきた、といった場合は、一度子宮や卵巣の状態を見てもらったほうがいいと思います。

筆者:生理痛がひどいと必ず病気なんですか?

S先生:生理に伴う痛みや体調不良は「月経困難症」と呼ばれています。月経困難症には子宮腺筋症や子宮内膜症のような病気で起こる器質性月経困難症と、原因がない機能性月経困難症があります。機能性月経困難症の場合は体に異常はありません。ただし、痛みの状況によって、ピルを処方することがあります。どちらの月経困難症かは婦人科の検査でわかりますので、痛みが悪化したり心配な場合は一度病院に行きましょう!

筆者:病気がなくても月経困難症の場合があるのですね。また、生理期間中ではなく、生理の前の不調に悩みがある場合はどうしたらいいですか?

S先生:PMS(月経前症候群)という生理前の心身の不調(胸が張って一時的に痛んだり、気分が落ち込むなど)を総称した病気があります。ご自身でうまく気分転換や休養を取って対処できる場合もありますが、自力での対処が難しくお仕事など日常生活に支障がある場合はぜひ一度受診してください。ピルをお出しすることもあります。

筆者:ここまでいろいろお話をお聞きしましたが、実際に受診するか迷う方も多いと思います。

S先生:一番の判断目安は日常生活に支障が出ているのか、QOLが著しく低下していないか?ではないでしょうか?生理前の不調で普段と違う、生理痛で休暇を毎回取ってしまう、今までの薬が効かなくなってつらくなってきた、、、、などもし少しでも心配があれば気軽に婦人科を訪れてほしいと思います。

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■日頃の生活で意識できることは?

筆者:婦人科受診以外に、「女性の健康」のために、私たち若い年代が意識できることはありますか?

S先生:まずは生理周期をしっかり把握しましょう。もし余力があれば基礎体温をつけておくと、排卵状況も自分でわかるようになります。

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(基礎体温については上記参照)

筆者:たしかに基礎体温がわかればも自分のホルモンバランスや生理日もわかるようになりますね!基礎体温で異常があれば病院に行ったほうがいいですか?

S先生:ストレスなどでも多少変化がありますが、「長期間」(数か月)基礎体温のグラフが整わない場合は受診を検討しても良いと思います。基礎体温を記録している場合は受診の際に基礎体温表を携帯アプリなどで提示するようにしてください!あとは基礎体温と一緒にどういう体調か(気分的なことや胸が張って痛い、肌荒れといったちょっとした不調など)をメモしておくと、自分のホルモンバランスと体調を上手に管理できると思います。

筆者:今回この記事を読んでいる方の中には婦人科に来たことない方もたくさんいると思います。そういった方も含めて最後にメッセージをお願いします。

S先生:20代は卒業、就職、ゆくゆくは結婚、出産など(個人差はあれど)ライフステージの変化に当たる時期です。忙しいとは思いますが、「女性の健康」で不安があればぜひ身近な窓口として婦人科もうまく活用して、より素敵な毎日を送っていただければと思います。ストレスをためない生活も大切です。また子宮頸がんは若い方でもなりやすい病気のため、定期検診を忘れずに受けてくださいね!

筆者:ありがとうございました!


いかがでしたか?先生によれば、日常生活に支障がないか?QOLが著しく下がっていないか?不安があれば一度行ってみる!のがよさそうですね!

また自分でできるポイントも教えてくださりました!自分のリズムを自分で知って、正しく向き合えたら最高ですね。


ぜひ参考にしてイキイキした毎日を一緒に目指しましょう!!!

※症状や必要な治療は個人差があるので、このノート4回の内容がすべての方に当てはまるわけではない点は念のためご認識ください。婦人科ではひとりひとりにあった検査や治療をしてもらえます※

最後にーいまこそ考えたい「女性の健康」

今回のインタビューや経験談を通して、みなさん自身の「女性の健康」について一瞬でも考えてもらえたら嬉しいです。

そして何より読んでくれた方の今後のはたらく毎日のQOLがちょっとでも上がってくれたらうれしいです✨

ここまで4回の記事を読んでくださり本当にありがとうございました!

またS先生、取材のご協力ありがとうございました。

最後にお手数ですが、読了後アンケートへのご協力をよろしくお願いします!!!


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