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ジャニーズ初現場でセクゾ東京ドーム公演に入ってきた話

はじめに

 SexyZoneの初ドーム公演の1日目、2日目を見てきました。あまりにも良くて、記憶が薄れる前にどうにか感想を書き留めておきたくて、初めてライブレポを書いております。
 セトリや内容のネタバレが結構ありますので見たくない方はご注意ください。また、MCや挨拶の内容に一部記憶が曖昧な部分があり、間違っている場合があるかも知れません。覚えている部分だけ書いているので所々抜けがあります。拙い記憶と文章ですが、少しでもお楽しみいただけたならば幸いです。SexyZoneにハマって約半年とまだまだ新参セクラバのため、過去のライブのセトリ等把握しきれていない部分が多くあります。そちらも何卒ご容赦ください。


簡単な自己紹介

 まず最初に簡単な自己紹介させてください。私はもともと2次元のオタクでした。特にアイドルジャンルが好きで、ラブライブから始まり、あんスタ、アイナナなどを通ってきたソシャゲオタクです。ジャニーズについては、そのようなアイドル事務所の存在は知ってはいたものの、嵐とTOKIOしかメンバーの名前と顔が全員一致するグループがないし、Sexy Zoneのメンバーもケンティーと風磨という人しか知らない、というくらいジャニーズに疎い人間でした(友人にそのことを話したら「なんで!?私たちめちゃくちゃ世代だよ!?」とすごく怒られてしまいました…笑)。そんな生粋の2次元オタクがなぜセクラバになり、ドームに2日間参戦するほどのオタクになったのか、という沼落ちの過程は書くと長くなるので、後日機会がありましたら別の記事で書いていこうと思います。

セットリスト

1.Sexy Zone
2.RUN
3.NOT FOUND
4.LET’S MUSIC
5.ROCK THE TOWN
6.Celebration
映像
7.Lady ダイヤモンド
8.バィバィDuバィ 〜See you again〜
9.Sexy Summerに雪が降る
映像中継(生着替え)
10.THE FINEST
11.Summer Ride
12.Desideria
13.夏のハイドレンジア
14.イノセントデイズ
15.Honey Honey
16.Iris
17.冬が来たよ
18.名脇役
19.COOL DON’T LIE(IMPACTors)
20.Sleepless
21.RIGHT NEXT TO YOU
22.Freak your body
23.Trust Me, Trust You.
映像
24.With you
25.King & Queen & Joker
26.Real Seky!
27.BAD BOYS
28.スキすぎて
29.リミックス(男 never give up,Cha-Cha-Cha チャンピオン,勝利の日まで,カラフルEyes)
30.勇気100%
31.Forever Gold
挨拶
32.Dream
EC1.High!!High!!People
EC2.1日目:すっぴんKISS 2日目:Hey you!
EC3.ぎゅっと
EC4.Congratulations

一日目はいわゆる天井席と言われるような席、そして二日目はアリーナ席でした。私はジャニーズの現場どころか3次元のアイドルのライブに来たことも初めてで、ドームのライブに参戦することも初めてでした。なので席に着いた時に会場の広さに驚いた記憶があります。
確か両日とも開演の30〜40分前までには席に着いていたので、開演までの時間は同行者の方と「なんの曲から来るんでしょうね?」なんてお喋りをしたり、モニターに流れるMVを見たり、そわそわしながら持参した双眼鏡の使い方の確認などをして過ごしました。
そして遂に迎えた開演時間。会場が真っ暗になり、「Sexy Zone、行くぞー!」という掛け声と共にSexy Zone(曲)のイントロが流れ始めました。

Sexy Zone

 まさか一曲目からこの曲が来るとは思わなかったので、とても驚きました。というのも、私が数枚見た内のライブ円盤のセトリでは確かこの曲は大体アンコールの1曲目に歌われることが多かったからです。やはりデビュー曲にはファンにもアイドル側にも特別な思い入れがあるため、会場が盛り上がってきてライブが終盤に差し掛かってきた、セトリのラストの方に持ってくるのではないかと私は考えていました。しかしそんな予想は大きく裏切られることとなります。ライブ中はイントロを聞いてまさかこの曲から始まるのかと驚いていましたが、今思えばSexy Zoneの記念すべき初ドームの一曲目にふさわしい曲はこの曲しか無かったのだろうと考えています。彼らの初ドーム、新しい時代の幕開けの一曲目に相応しい曲はこの曲しかない。
あと、1日目にポップアップで出てきた4人の顔がモニターに映し出されているのを見た時に、1曲目を歌い始める前から号泣している松島聡さんに非常に驚きました。流石に泣くのが早すぎる…笑。
 そして私はこの曲の2番の歌詞の「大人の決めたやり方 それが正解なの?」という歌詞が非常に大好きなので、この部分を生で聞くことが出来たのがとても嬉しかったです。幼い頃にデビューした彼らが、当時どのような気持ちでこの歌詞を歌ったのか、そして、12年という時を経てどのような気持ちで今現在この歌詞を歌っているのか。私はこの歌詞を聞くたびに彼らのこれまでの軌跡を思って胸が熱くなります。
佐藤勝利さんの決め台詞「Sexy Rose」が来た瞬間に大盛り上がりする会場、めちゃくちゃ良かったです。2日目は隣の方が松島担の方だったのですが、2番の松島聡さんの「ほとんどだけど」のところでめちゃくちゃ楽しそうに、嬉しそうに叫んでいてそれも良かったです。パフォーマンスをしているアイドルを見るのが楽しいのはもちろん、そのパフォーマンスを見て楽しみ、盛り上がるファンを見るのもまた、すごく楽しいなぁなんて考えながらこの曲を聞いていました。

RUN、NOT  FOUND

 そして「Sexy Zone」が終わり2曲目「RUN」からの3曲目「NOT FOUND」。初っ端からあまりにもセトリが豪華すぎる。小学生の好きな食べ物トップ3(個人の偏見)であるオムライス、ハンバーグ、カレーライスを無理やり一つのプレートに詰め込んだような、あまりにも最強すぎて禁じ手とされているような組み合わせだと個人的には思っております。言うなれば「ぼくのかんがえたさいきょうのSexy Zone」ですよこれは。正直あまりのセトリの豪華さと、初めて生で見るSexy Zoneの圧倒的美の力でこの辺りの記憶はほとんどありません。デビュー曲「Sexy Zone」の次に2度目のデビュー曲と呼ばれている「RUN」を持ってきて、さらにその次に5人揃った決意表明の曲である「NOT  FOUND」を持ってくる流れが本当に最高でした。「RUN」をメインステージからバックステージまで走り抜けながら歌う彼らは本当に眩しかったです。開幕2曲目で「僕らはまだ始まったばかりさ」って歌うのも非常に良かった。ドーム公演はゴールじゃなくて、Sexy Zoneというアイドルの第2幕の始まりですからね…彼らの物語はまだ始まったばかり…。

LET’S MUSIC〜Celebration!


 そこから4曲目から6曲目、「LET’S MUSIC」「ROCK THE TOWN」「Celebration!」と続きます。多少順番は前後したりしていますが、「この3曲の流れは過去のライブで見たやつだ!」となったのを覚えています。開始3曲で盛り上がったテンションをそのままに突き進むよう勢いのあるセトリでとても盛り上がりました。メンバーもファン側をたくさん煽ってくれて、めちゃくちゃ盛り上がったのを覚えています。
 そして「Celebration!」後に暗転し、モニターに映像が映し出されました。記憶が曖昧なのですが、ドームへの意気込みのインタビュー映像と、過去にセクチャンに登場したアイテム使ったクイズが行われていたと思います。

Lady ダイヤモンド〜Sexy Summerに雪が降る

 映像の最後で「懐かしい衣装を着て踊っていただきます!」というような振りがあり、7曲目「Lady ダイヤモンド」につながります。映像の振りを見て「もしかして…?」とは思いましたがまさか本当に当時のピンクキラキラ衣装を着てこの曲を歌ってくれるとは。圧倒的なキラキラアイドルパワーの眩さに思わず某アニメ映画に登場する大佐のように「目がぁ、目がぁ!」となりかけました。ルテイン光対策飲んでて良かった。
 そしてその後すりガラス越しに生着替えをしつつの8曲目「バィバィDuバィ〜See you again〜」からのMV衣装に身を包んでの9曲目「Sexy  Summerに雪が降る」へと続きます。イントロで中島健人さんが過去のカウコンで東京ドームで1人でこの曲を歌った時のことを話し、今度はSexy Zoneのメンバー達とこの場所でこの曲を歌うことが出来るのが嬉しい、というようなことを言っていたのがとても印象的でした。あと、「君だけを見てた long time」の入りを間違えて、「まだでした♪まだでした♪」と歌っていたのがとてもお茶目で良かったです。余談ですが、Sexy Zoneに本格的にハマる前は中島健人さんはクールなキャラだと思っていましたが、様々なエピソードなどを知る度に少し抜けていてお茶目だったり、力が有り余っていてパワフルだったりすることを知り、そのギャップが非常に良いな…と思っております。
その後はバックステージから一度はけて次の衣装への生着替え中継でした。様々なメンバー同士の絡みがあったり、佐藤勝利さんのうちわを持つ松島聡さんが非常に良かった。

映像中継(生着替え)

セクサマ衣装から、銀色のスーツの衣装への着替えの様子が映像中継で映し出されていました。両日ともにメンバーたちがわちゃわちゃしていてとても良かったです。私の幻覚でなければ、中島健人さんが菊池風磨さんにバックハグしてた気がする…。

THE FINEST〜Iris

この辺りは本当に記憶が曖昧なので覚えてる部分だけ書きます。
「Summer Ride」でのけんしょりがバチバチに見つめ合いながらハモってたのが凄くアツかった。
「夏のハイドレンジア」で中島健人さんがピアノを弾いていて、その姿がとても綺麗だった。
「Honey Honey」では途中クラップゲームがありましたがペンライト振ったりで忙しくてあまりゲームについて行けなかった。ごめん。あと確かこの曲でメンバーが近くの通路を結構通ってくれて、その時に中島健人さんって本当に汗っかきなんだな…と思って彼の人間味を感じて謎に感動していました。

MC

 1日目は松島聡さんの髪の毛についての話をしていたと思います。松島聡さんが「髪の毛頑張ってケアしてるんだ〜」というような話をしていたタイミングでちょうど髪の毛がちぎれてしまったため、それを中島健人さんが「12月の粉雪」と表現していたのが面白かったです。後、ラーゲリの舞台挨拶(だったと思う)で共演したワンちゃんに顔を舐められたことを「12月のキス」と表現していたのを思い出しました。中島健人さん、インパクトに残る表現がスッと出てくるのすごいな〜なんて思いながら聞いていました。後は松島聡さんが出演している「記憶捜査」の番宣をしていた気がします。うろ覚え…。
 2日目はカレンダーの写真を撮影した際にメンバー(中島健人さんは夢に用事があったので彼以外)で飲んだ際のエピソードと、ふまけんの2人が昔ラブホ街で迷子になった時のこと、後は「With You」の佐藤勝利さんの最初のポーズの話をしていたと思います。メンバーで飲んでいた際に酔っ払って号泣していた松島聡さんが、自分のオナラの音を聞いてさらに大号泣していたというエピソードがとても面白かったです。そしてその話をドーム公演のMCでして欲しいと自分自身でお願いしていたというところまで含めてオチが完璧すぎる。後「With You」ネタがバースデー動画などでも何回も擦られていてとても面白いので、個人的にはもっとやれと思っています。Sexy Zone、ずっとこういうしょうもないことでキャッキャしていて欲しい。

冬が来たよ〜Trust Me, Trust You

1日目、天井席から見ていた際に「Freak your body」でメンバーが踊っているのに合わせて床に水飛沫のような画像が映し出されていたのが見えました。夏のアリーナツアーの際は本物の水で演出をしていたらしいとレポで見たので、おそらくそれを再現していたの思います。このような演出があったお陰で、遠くの席でもライブを楽しむことが出来たなと思います。これが誰も置いて行かないライブ(by菊池風磨)ってことか…。あと、この曲の途中の松島聡さんの表情が良すぎて、「聡ちゃん」というよりも「聡様」って感じでした。すごく良かった。他のメンバーの腰振りとか舌ペロとかもすごかった記憶があるけれども、凄すぎてあとは覚えてないです…笑。

ハイライトメドレー

 映像が明けて、聞き慣れた「With You」のイントロが聞こえたかと思うと、緑のスーツ衣装で彼らが登場しました。セクシーゾーンにハマった時期の関係上、ザ・ハイライトのアリーナツアーに私は参戦することができなかったのですが、レポや会報を見て1番好きだな〜と思っていたのがこの衣装だったので生で見ることができてとても嬉しかったです。「With You」も見たかったので見ることができてとても良かったです。
 続いて「King&Queen &Joker」では最初の「King&Queen &Joker」という3人のセリフの後に、松島聡さんが「&Jack!」と続けてピョコっと出てきたのが非常に可愛かった。その後「Real Sexy」「BAD BOYS」と続いてからの「スキすぎて」。この曲はセクシーゾーンにハマる少し前から、友人から菊池風磨さんがヤバい動きをしている曲があるんだよと聞かされていたので知っていました。菊池風磨さんがサビの手をくるくると回す振り付けの回転数を増やしてはっちゃけてしまうのではないかと内心少しヒヤヒヤして思わずこの曲が始まった瞬間からずっと彼の方をずっと見ていたのですが終始ちゃんと踊っていました。良かった…(?)。後ハイライトメドレーの時に特に感じたのですが、菊池風磨さんがパフォーマンス中すごく表情豊かでめちゃくちゃニッコニコで良かった。ライブが楽しい!ドーム楽しい!という気持ちが全身から溢れ出しているように感じました。
 そして「スキすぎて」のあとは「男 never give up」「Cha-Cha-Cha チャンピオン」「勝利の日まで」「カラフルEyes」のリミックスでした。終始後ろで「男〜」のイントロが流れていて、バースデー動画を思い出してめちゃくちゃ笑いそうになっていました。とにかく底抜けに明るく、楽しい曲でした。「カラフルEyes」以外の3曲は、3人体制で活動していた時の曲であったりなどファンにとって悲しい記憶が残るような曲も多くあったらしいのですが、リミックスすることによって、楽しい記憶に塗り替えようとしてくれる菊池風磨さん、さすがだな…と思いました(急に何?)。

勇気100%

 私はこの曲の歌詞の中で「ぼくたちが持てる輝き 永遠に忘れないでね」という部分が1番好きなのですが、ハイライトメドレー後にこの曲を歌うことで、歌詞のこの部分の受け止め方が変わってくるなと思いました。ハイライトメドレーでこれまでのSexy Zoneの歴史を振り返ることで、今までの僕たちの軌跡やその時の輝きを忘れないで欲しい、というメッセージなのではないかと私は受け取りました。
 また、2日目の挨拶で菊池風磨さんが「Sexy Zoneとセクラバでドームを夢見た過程が美しい(意訳)」ということを言っており、2番の「きみと追いかけてゆける 風が好きだよ」の部分、菊池風磨さん絶対好きじゃん…となりました。まぁ私の勝手な想像なんですけど…。

Forever Gold

 私がドームを経て1番好きになった曲はこの曲です。そのくらいドーム公演で生で見て、この曲への印象が変わりました。もちろん元々この曲のことは大好きでした。しかし、ドーム公演を経て今までの何倍も何十倍もこの曲のことが大好きになる程に、今回のドーム公演でのこの曲へと繋がる流れは素晴らしかったです。
「大人の決めたやり方 それが正解なの?」と問うていた彼らが10年以上願い続けた念願のドーム公演へと辿り着き、「探していた答えはきっと そこにはあった」と歌う。あまりにも胸熱展開すぎました。メインステージで4人で肩を組んで笑顔でこの曲を歌う彼らを見て、これが彼らが探していた答えなんだと心の底から思いました。ハイライトメドレーから勇気100%を挟んで「振り返るハイライト」という歌詞にたどり着く流れも最高すぎる…。菊池風磨さん、天才か?
 それと、お恥ずかしながら私は今までこの曲の歌詞についてあまり深く考えずにおしゃれでかっこいい曲だな〜と思って聞いていたのですが、ドーム公演を経て歌詞をじっくりと見て聴きながら噛み砕くとSexy Zoneのこれまでの歩みを振り返って肯定している曲なんだろうな〜ということに気付き、雷に打たれたような衝撃を受けました。ドーム公演前の直近に出したアルバムのリード曲がこの曲だという巡り合わせが偶然なのか必然なのかは私には分かりませんが、とても凄いことだなと思いました。

挨拶

 挨拶の順番は中島健人さん、佐藤勝利さん、松島聡さん、菊池風磨さんでした。
 1日目の挨拶の途中、感極まって思わず涙が流れる中島健人さん。その涙を見て、なんて美しい涙なんだろうと思いました。そして、「この時代に沢山アイドルがいる中でセクシーゾーンを選んでくれてありがとう」という彼の言葉に胸を打たれました。私はこの時代に沢山のアイドルがいる中で、セクシーゾーンというアイドルと出会うことが出来て良かった、彼らのことを好きにになって、応援することが出来て良かったと思っています。だからこそ、彼らも同じようなことを思ってくれていたのだととても嬉しくなりました。願い続けたドームに立ち、高らかに「Sexy Thank You」という彼の姿に、ジーンと胸が熱くなりました。
 そして佐藤勝利さん。1日目の挨拶で「ファンの皆さんからのセクシーゾーンに報われてほしい、なんでドーム公演できないの?といった声があったけれど、僕達はずっと報われていた」と言っていました。また、2日目の挨拶では父親やジャニーさん、大切な人にもこの景色を見せたかった、だけど多くを望んだらだめだね、と言っていました。そんな彼の飾らない等身大な言葉が、とても素敵だなと思いました。その後に国立を目指しますと力強く宣言した佐藤勝利さん、とてもかっこよかった。彼の言葉からは真っ直ぐさと誠実さが伝わってくるからとても好きです。国立を目指すという彼の夢を私も応援し続けたいと思いました。
 涙を流し、言葉を詰まらせながらも膝を叩いて自分を叱咤激励し、一つ一つ丁寧に言葉を紡ぐ松島聡さんの姿に、こちらも思わず涙がこぼれました。1日目の挨拶で、「当たり前が当たり前じゃなくなってしまう瞬間がある、だから一瞬一瞬を大切に生きて欲しい」と彼は言いました。そんな彼の言葉を受けて、私も一瞬一瞬を大切に生きていきたいと、心からそう思いました。2日目の公演では自分が活動をお休みしていた期間のことについても言及していました。セクシーゾーンを辞めた後のことも考えたりした、けれど自分からセクシーゾーンをとったら何もない、だからこれからもそれを一生懸命やっていきたいと、言葉を詰まらせながらも丁寧に語ってくれました。そして応援してもらった分、ファンの人の背中を押したいと何度も何度も力強く語ってくれました。何度も何度も力強く「背中を押しますから!」と言う松島聡さんのその言葉に私はとても背中を押されました。こんなに応援してもらえたら、その応援に応えられるようにちゃんと胸張って生きていかなきゃなぁ、なんて思いました。これはセクシーゾーンのメンバー全員に言えることでもあるのですが、彼の言葉にまっすぐ胸に届く力があると思いました。そしてそんな松島聡さんに対して「そのままでいいよ」「ゆっくりでいいよ」と声をかける菊池風磨さんの優しさもまた胸に染み入りました。
 菊池風磨さんは1日目の挨拶で「一生とは言わない。でも今、この一瞬だけは僕たちセクシーゾーンと夢を追いかけてくれないか」と言っていました。「一生とは言わない」ってところが凄く菊池風磨さんらしいなと思いました。2日目の挨拶では先ほど勇気100%のところでも書いた通り、「セクシーゾーンとセクシーラバーズでドームを夢見た過程が美しい」と言っていました。結果だけでなく、それまで過程も大切にして愛するとことがとても素敵だなと思ったし、だからこそ今回の「ザ・ハイライト」というコンセプトが形作られたのだろうと思いました。菊池風磨さんの繊細な感性を感じることができてとても良かった。

Dream

 星空を背景に手書きの文字が映し出されてメインステージで彼らが歌っていました。ライブというある種夢のような時間の終わり、最後の曲にこの曲を持ってくるのはあまりにもセトリが天才すぎる。そして途中、演出に合わせて会場のペンライトが自然とオレンジ色に灯されたのを覚えています。ステージ上にいなくても、マリウス葉さんの存在を感じることができる。メンバーやスタッフさん側とファン側両方の力が合わさってそんな空間を作り上げることが出来て本当に良かった。何かしらの形でマリウス葉さんにもこの景色が伝わっていたらいいな。

アンコール

 1日目はしょりそうがベージュトレーナーでふまけんが黒トレーナー。二日目は逆でした。両日とも松島聡さんがオレンジ色のヘアゴムでポンパドールをしていて可愛かった。1日目の「すっぴんKiss」、2日目の「ぎゅっと」で佐藤勝利さんが歌詞を間違えたり歌い忘れたりしていてテヘペロしていてとても可愛かったです。二日目は通路近くのアリーナ席だったのですが、目の前の通路を佐藤勝利さんが通過した時にぴょんぴょん飛び跳ねていて腹チラしてました。とても良かった。あとめちゃくちゃ素早い指差しファンサとかもしてました。それもすごく良かった。

マリウス葉さん卒業発表を受けて

 この記事をほとんど書き上げた頃に、マリウス葉さんの卒業が発表されました。ひとしきり寂しくなったり、彼らのファンへの丁寧な説明と対応から感じるファンやマリウス葉さんへの愛に涙したりした後に今回のドームのセトリを思い出して、だからこそこのセトリだったのかと思いました。アンコール1番最後の曲「Congratulations」は、マリウス葉さんのこれからの未来を応援する歌なのだと。アンコール前ラストの曲が「Dream」だったのも、1日目の挨拶で菊池風磨さんが「一生とは言わない。でも今、この一瞬だけは僕たちセクシーゾーンと夢を追いかけてくれないか」と言ったことも、この発表が控えていたからなのだと思いました。アンコール前の「Dream」でオレンジ色に染まった会場を、マリウス葉さんも何らかの形で見れていたらいいなと思っていましたが、まさか会場に見に来ていたとは。あの日、セクシーゾーンは確かに5人でドームに立っていたのです。そんな彼らの誠実さにまた、胸が熱くなりました。私はマリウス葉さんが活動休止している期間にセクシーゾーンのファンになりました。だから、円盤などの記録に残る姿でしか彼のことを知りませんでした。けれど、過去の映像に残る姿、他の4人の話から伝わる彼の人柄、何より今のセクシーゾーンを形作られるにあたって彼の存在は非常に大きな物だと、私はそう思っています。
 お別れは本当に胸が張り裂けそうなほど寂しいです。本音を言うと5日間だけじゃなくてこれから先もずっと5人の彼らを応援していたい。たった数ヶ月間しか彼らを応援してきていない私ですらそうなのですから、ずっと昔から応援してきたファンの方々やメンバー達は私には想像もつかないほど、寂しく、お別れが辛いことだろうと思います。けれどもFCで彼自身が綴った「アイドルになったことを後悔したことは1度もありません」という言葉も、ファンの寂しさや悲しさもまるごと肯定してくれる彼らの優しさ、誠実さもとても嬉しかったです。個人の夢を妨げてまで5人という形にこだわるのではなく、本人の意志や将来を尊重してグループを卒業するという形を取るということから彼らの誠実さが痛いほどに伝わってきました。そして、やっぱりSexy Zoneと言うグループが大好きだなぁと、暖かい気持ちになりました。でもやっぱりお別れは寂しい。そんな風に悲しさと嬉しさを同時に抱きながら日々を過ごしております。
セクシーゾーンとして、アイドルとして過ごした期間が彼の人生の中で1つのハイライトであって欲しい。そして、セクシーゾーンにとってもマリウス葉さんが在籍していた期間がひとつのハイライトとして記憶に残り続けて欲しいなと思っております。1ファンとして、マリウス葉さんの人生のこれからに幸多からんことを願っております。

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