フランス革命暦を420度の円に変換する

フランス革命暦の運用期間はわずか12年間ほどでした。

フランス革命時のグレゴリオ暦1792年9月22日から使われた暦。
パリにおける秋分を基点とし、30日の月が12個と余分な5-6日からなります。各月は10日間の週が3つに分かれます。
1806年ナポレオンにより廃止されました。
ー国立天文台暦 wiki より

一週間を7日ではなく、10日間に設定していますが、12ヶ月+調整日の構成や、曜日を天体ではなく1〜10と番号で管理していることからすると、カルデア配列に基づく無限循環構造についての知識はなかったようです。

360度の円ではなく、420度の円でフランス革命暦を運用すればうまく機能したかもしれません。

黄道十二宮(360度の円の12分割)での10度ごとのまとまりをデーカンと呼びます。おおよその10日間です。この革命暦を、420度の円に変換するとどうなるのか、2019年秋から半年分を考察します。

一年は12ヶ月ではなく14ヶ月になります。一月を30日ではなく、420度の円に変換したサインに対応させます。
カーディナルサインの度数、太陽黄経0, 90, 180, 270度を360度の円から420度の円に変換し、グレゴリオ暦の日付を計算します。

420度の円における180度(360度の円では154度):8月27日
420度の円における270度(360度の円では231度):11月14日

360度の円=太陽黄経の秋分・冬至ではなく、420度の円の方に革命月を対応させます。

Vendémiaire ヴァンデミエール(葡萄月):8月27日〜9月23日

Brumaire ブリュメール(霧月):9月24日〜10月19日

Frimaire フリメール(霜月):10月20日〜11月13日

Nivôse ニヴォーズ(雪月):11月14日〜12月9日

Pluviôse プリュヴィオーズ(雨月):12月10日〜1月3日

Ventôse ヴァントーズ(風月):1月4日〜1月27日

wikipedia の革命月を参照すると、Ventôse ヴァントーズ(風月)は2月下旬からなので、420度の円は三週間ほど先行しています。これは、360度の円とのズレです。

続いて、デーカンを支配する天体を曜日に割り当てます。

Vendémiaire ヴァンデミエール(葡萄月)は420度の円における天秤宮に該当します。

天秤宮の第1デーカンは月です。
したがって
1st Libra moon-01〜10と日付を表記します。

また、フランス革命暦には全ての日付に名称があったので、それも付け加えます。

秋 Vendémiaire(葡萄月)(9月22日ごろ~10月21日ごろ)
1. Raisin(ブドウ)
2. Safran(サフラン)
3. Châtaigne(クリ)
4. Colchique(イヌサフラン)
5. Cheval(ウマ)
6. Balsamine(ツリフネソウ)
7. Carotte(ニンジン)
8. Amaranthe(アマランサス)
9. Panais(パースニップ)
10. Cuve(桶)
 - wikipedia>フランス革命暦>各日の名称

革命暦での
2.Safran, Vendémiaire は、

420度の円に変換した革命暦では、
1st Libra moon-02, Safran, Vendémiaire、
天秤宮第1デーカン月2日サフラン、葡萄月 となります。

グレゴリオ暦では、8月29日に該当します。
360度の円(黄道十二宮)におけるサインの日付とは一致しません。

四季と暦の相関性がなくなりそうですね。
2019年は革命暦で過ごしてみては如何でしょうか?

後日、会員フォーラムにてエクセルで作成した一年分の対応表をアップします。

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