土星⇄天王星のスイッチ1
占星術における土星は老人、規律、限界を表わします。
時間の神であり、境界の番人である土星は、人々を恐怖によって追い立てる凶星と解釈されます。
磨羯宮は土星が支配するサインです。天王星が発見される前は、土星が太陽系で最も遠い天体とされていました。その公転周期は約30年で、身体を伴って生命活動する意識が一定水準のパフォーマンスを発揮できる期間、すなわち成長し家庭をもうけ社会における何らかの役割を果たす能力を示す期間に相応します。
もともと占星術は、王位に就く人間の寿命を見積もるためのツールでした。王族の寿命が星によって設定されていたわけは、王族の生命は、それこそ天からの授かり物だったからです。肉体の人間は動物ですが、そこに宿る精神は天から降りてきた生命体ということです。その生命体が地上に降りるときに、地上で活動する期間をあらかじめ定めて出生したので、出生図にその徴を見ることができました。
ただし、出生すると、受肉する前に設定した地上での活動計画を忘れてしまうので、それを特定するのが占星術師の仕事でした。
天から降りた生命体が、地上で活動する期間、残した子孫とその取り巻きによって、貴族階級が構成され、彼らも占星術の影響力下で活動しました。
はじめから地球にいた原人間に関して、占星術は適用されません。彼らは不老不死でした。
天から降りた生命体は、その生命体が地上で活動するための乗り物として原人間を捕らえ遺伝子を改変して、肉体を得ましたが、見た目は爬虫類なので、原人間から気味悪がられました。
そこで生命体は、その爬虫類系人間を神と呼ばせて不気味な見た目を利用して原人間を恐怖で屈服させていきました。
不老不死の原人間は、爬虫類系王族に従属することで、老いて死ぬようになりました。
そして、かつて不老不死だったことも忘れ、土星が司る恐怖の支配下で制限された生命活動を人生だと思い込まされたのが現在の人間です。
つづく。