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霊的視点から病をとらえることの意義

アリス・ベイリーの『秘教治療』の勉強会に、2012年末頃から3年ほど参加していました。
病について、霊的視点から、エネルギーによるメカニズムを論理的に述べているところに、筆者は興味を持ちました。
日本人の三大疾病のうちのひとつとして、長年に亘り、圧倒的な存在感を放つ癌についての記述も、著書が著された当時はまだ新しい病気でしたが、もちろんあります。
霊的視点からの情報をもとに、難病のほとんどが、具体的な検証を通じて、もっと微細な、あるいは不可視・不可知の領域で、エネルギー的なエラーに対処することによって、簡単に治るようになるのでしょう。

なぜいまこのことを思い出したのかというと、ほぼ毎日更新されていた、とあるユーチューバーが、癌になったという動画を公開していたからです。
スピ界隈では、ご存知の方も多いと思いますが、国際情勢や日本の国体に関する慧眼と情報収集能力によって、卓越したクオリティの動画を配信していました。
そのバックボーンとなる法華経と旧約聖書の解釈に、超古代文明の叡智を知覚したので、視聴させていただいておりました。

霊性の高い人が、世俗で活動する場合、何らかの加護があるものです。
使命を与えられ、その役割を果たすために必要なことはすべて与えられるのですが、そこに、エゴが入った途端、おかしな方向に迷い込みます。

ところが、エゴがなければ問題ないのかというと、今度は、ありえないほどの災難に見舞われ潰されてしまいます。
おまけになぜか加害者に仕立て上げられて、無実の罪を着せられ、四面楚歌の状況に置かれます。
これは完全に悪意のある攻撃を受けているケースです。
サイキック、電磁波、どちらも同じことなのですが、そういった点は、現代では特に注意が必要です。
そこは『秘教治療』には述べられていません。
ナチス・ドイツ以来の、大衆煽動テクニックなのです。
誰もがその人を見放し、孤立無縁になったときこそ、真価が発揮されます。
要するにキリストになるということです。
それはタブーであり、クリスチャンが最も避けたいことです。

これもゲームのプランなのですが、そういうことを考慮すれば、エゴ全開で破滅的に生きているように装いつつ、ターゲットになることから回避するというパターンも、難易度は高いですが、効果的です。

霊的視点からの情報は、先祖や守護神だけでなく、地球外、太陽系外からもたらされることもあります。
そのタイミングは、パーソナライズされ、特定の、いま必要とする個人に対して伝達されるからこそ、生きるのです。

その伝達経路となるのが、周波数です。
これに関しては、”〇〇Hz にはどんな効果がある”などのサプリメント的な使い方は誤っていると言えます。

病が、エゴからもたらされたものか、他者からの攻撃によるものかを問わず、霊性の進化に、病はつきものです。

そして、奇跡的なカムバックという誰もが愛するストーリーは、お金儲けへとつながります。
しかし、霊的視点からの情報による治療法は、そのときのその人にだけ有効という、個別化されたものになるので、これを汎用性のあるシステムとしてマネタイズすることは難しいと思います。

癌は、第一光線のエネルギー、つまりこの光線の様相の一つである生きようという意志に対する神秘的かつ精妙な反応である。したがって、それは肉体の細胞の過剰な活動と成長として現われ、その細胞の生きようという意志がそれらが見られる有機体に対して破壊的になる。

P.19 『秘教治療(下)』

癌はセンターに極めて明確に関係する病気である。癌が存在する部位のセンターが過剰に活発であるために、関係する肉体質料に流れ込むエネルギーが増大することが発見されるであろう。このエネルギーの増大とセンターの過剰刺激は、センターの活動とその結果としての放射だけではなく、特定のセンターの活動に対してマインドによって課せられる抑圧によって起こることもある。これがエネルギーを塞ぎ止め、この場合も特定の部位にあまりにも多くのエネルギーが集中することになる。

P.289『秘教治療(上)』

癌の原因の一つは肉体への刺激の増大に起因している。この刺激は、特に都会において、集団が一塊になって存在することを通して、日常生活でお互いに密接に接触することによって引き起こされる。もし細胞が生きた有機体であるならば(実際にそうであるが)、細胞は集団生活に、つまり一塊になった細胞の発散物と放射に反応する。一塊になった人類の肉体細胞の集合体から流れるこの絶え間ないエネルギーの流れが、特定のタイプの人々の場合は、肉体細胞構造のある部分に過剰刺激を引き起こすことがある。これは通常、エーテル体つまり活力体の欠陥のあるところに起こる。つまり、細胞の防御力が低下し、しばしば癌もしくは全般的な癌的状態が引き起こされる。(中略)私たちが活力体を扱い始め、より一層の理解と知識を持ってそれについて考察し始めたとき、癌のような病気に対して遥かに効果的に対処できるようになることは、あなた方にも明らかであろう。

P.416『秘教治療(上)』



ひとことで言うと、才能を適切に発揮できないことが、霊的視点における癌の要因です。
件のユーチューバーの言動から筆者は、リーダーと支持者の間の信頼関係について葛藤を抱えているように感じました。

こういったマーヤー(=エーテル体の幻惑)は、大衆煽動テクニックの実験場の最前線である日本で生きる者はおしなべて乗り越えなければならない課題だと思います。


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