6のサイクルに7のサイクルを組み込むことはできない
1日や一年は360度の円を24分割する6のサイクルです。男性原理でもあります。
一方、7のサイクルである420度の円は女性原理です。一週間7日を昼・夜で14分割します。
身体的特徴としての男性や女性ではありません。
男性性と女性性が統合された状態がアンドロギュノスです。それは生命の樹のケテルであり、系外の恒星が相応します。
それは、6のサイクルと7のサイクルが統合された状態と言えます。
6のサイクルの意識状態のまま、7のサイクルを扱うのは、固形の容れ物に、風を留めておこうとするようなものです。
逆に、7のサイクルの意識状態にありながら、6のサイクルに居場所を求めるのは、強風が吹き荒れる中で砂の城を築くようなものです。
6と7をつなぐことこそ、古今東西の賢者が挑み続けてきたことです。
それを一言で表現すると、アンドロギュノスということになります。
それは曼荼羅にも描かれています。
近代以降の科学的思考は6のサイクルなので、この意識状態であらゆることを解明しようとする試みは、6のサイクルに7のサイクルを組み込もうとすることです。
それは、文明が滅亡する原因かもしれません。
器に光を留めておくことに失敗した、ということでしょう。