黄道十二宮と支配構造

ポップな星占いによる黄道十二宮が猖獗を極めるようになったのは、デミウルゴスの支配する現象界の虚構にリアリティを注ぐ養分を閉じ込めて逃さないためです。

この虚構はカードで建てた家なので、風が吹けばあっさり崩れ去る脆いものですが、黄道十二宮に閉じ込められた意識によってその世界を維持しています。

虚構に閉じ込められた意識、つまり養分を、デミウルゴスに安定供給する者が現象界の支配者です。

支配者の仕事は、養分となる被支配者層を繁殖させるための便利で快適な牢獄の管理です。
さらに、デミウルゴスに捧げる養分が美味しくなるための工夫を凝らします。

憎悪や恐怖に満たされた魂が、デミウルゴスの大好物です。

そのため、被支配者層をいつも競わせます。そして生存の危機に晒します。

被支配者層に比べごく一握りの支配者層は、現象界で活動する上で必要なものは全て何もしなくてもいくらでも手に入ります。

支配者層は、被支配者層の魂が、便利で快適な牢獄の中で生存を賭けて(実際には取るに足りないことであることを知らずに)醜い争いを繰り広げた末にデミウルゴスの餌となる過程を眺めることに喜びを見出します。

ポップな星占いによる黄道十二宮は、この支配構造を維持するために、広く被支配者層向けに提供されています。

生命エネルギーの本来の輝きを憎悪と恐怖に作り変えそれをエネルギー源とするシステムに意識を引き込む媒介となる象徴体系のひとつが、星占いです。

しかしそれは本来のアストロロジーではありません。

秘教では占星学といってますが、術を学に変えたところで、6のサイクルから脱していないなら同じです。さらに、東洋占いでも6のサイクルは同じです。

そして何より、全く占星術の知識などないから影響ないと思っている人ほど、意識化されていないだけで、潜在意識が無防備になっている危険な状態にあることに無自覚です。

このシステムに囚われた意識を解放するには、この支配構造の特徴である6のサイクルの中心に向かって一定方向に進行する渦(蠱毒の壺)に反対方向からアプローチする必要があります。

そのために、2π=420°=♡による7のサイクルの体系があります。

そしてこれは、不思議なことでもスピリチュアルでもなく、実践的で整合性の取れた意識のテクノロジーです。これが真のオカルトです。

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