フランス革命暦を夜だけ使うのはなぜか

使用画像について:Le tarot de Marseille de Jean Noblet (Paris, vers 1650) with permission of Letarot.com Editions and the JC Flornoy estate. cite the website tarot-history.com

昼と夜は交互に繰り返されるものとして、通常の意識では知覚されますが、地球全体では、昼と夜は表裏一体のものとして、同時に常に在ります。

一年のスケールで考えると、北半球では、春分から秋分までの期間は昼の時間帯が長く暖かく、それに対して、秋分から春分までの期間は夜の時間帯が長く寒いので、一日における昼と夜にそれぞれ対応します。

ということは、昼夜の表裏一体と同様に、春・夏と秋・冬は同時にいつも在ると考えることができます。
実際、北半球と南半球では季節が逆です。

不眠不休で対極の要素の統合が行われる場が地球です。
フランス革命暦を秋分からではなく春分から、そして夜だけ使うというのは、北半球だけでなく南半球も含めた地球全体の時間意識を、一年スケールでとらえるためです。

フランス革命暦が秋分から始まった事情が、成り行きなのか、意図があったのかは知りませんが、王が太陽に象徴されるなら、昼に対する夜は市民であり、彼らが主体となって体制を運営するのに秋分は御誂え向きのタイミングだったのではないでしょうか。
平等の理念を徹底的に実施したことが伺えますが、夜だけの世界が成立しないように、失敗に終わりました。

そこで、昼と夜が、半分ずつあるように運用してみてはどうだろうかと思いついたわけです。

ちなみに筆者は、フランス革命暦を研究しているわけではなく、wikipediaの情報を参照してるだけです。

対極の要素は表裏一体の関係でいつも在るということを意識化し、永続する'Pure Awareness'の状態から全体を見渡すこと。

秋分から始まる暦でそんな実験をしているところです。

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