素晴らしい人生を送るための原理原則
「成功」と「失敗」の法則
稲盛和夫
試練を絶好の成功の機会として捉えることができる人、さらには人生とは心を高めるために与えられた期間であり、魂を磨くための修養の場であると考えられる人
そういう人こそが、限りある人生を、豊かで実りの多いものとし、周囲にも素晴らしい幸福をもたらすことができる
人生の目的
試練を通じて人は成長する
自分を高める努力を怠らない
苦難に耐え、むしろ苦労を糧として、人格を磨く努力をひたむきに続ける
「試練」に遭遇した時にどのように対処するかということが大切
どのような環境に置かれようとも、自らを磨き人格を高めようと直向きに努力し続ける
人格は「性格+哲学」
哲学という根っこをしっかり張らなければ人格という木の幹を太く、まっすぐに成長させることはできない
「人間として正しいかどうか」
嘘は付いてはいけない
人に迷惑をかけてはいけない
正直であれ
欲張ってはならない
自分のことばかりを考えてはならない
試練は魂を磨く絶好の機会
生きていくということは苦しいことの方が多い
思いの力
「心に抱く思いによって人生が決まる」
善き思いをベースとして生きる
心に善き思いを持ったとき、それは善き思いとなって出ていき、善き結果を連れて戻ってくる
「与えよ、さらば与えられん」
「「情けは人のためならず」
あなたが差し出した愛は、必ずあなたに戻ってきて、あなた自身を幸福にしてくれる
純粋で気高い思いには、素晴らしいパワーが秘められている
自分のエネルギーをより穏やかな心と、より明確で、より強力な目的意識によって導く
優しい思いやりに満ちた思いを抱き、誰にも負けない努力を重ねれば、人生は必ず豊かで実り多い、素晴らしいものになる
「思いは必ず実現する」
「思い」とは美しく、素直で、明るく、邪心がない、
純粋な「思い」でなければならない
限りなく純粋な「思い」を抱き、ひたむきに努力を積み重ねていく
幸福は心のレベルで決まる
勤勉、感謝、反省の大切さ
美しい心を持って生きる
膨れあがる欲望を満たそうとしている限り、幸福感は得られない
反省のある日々を送ることで際限のない欲望を抑制し、いまあることに「感謝」し、「誠実」に努力を重ねていく
そのような生き方の中でこそ、幸せを感じられる
人生とは心の反映である
善き方向に心を向けて、ただひたむ気に努力を重ねていけば、必ず素晴らしい未来へと導かれていく
「心を整える」ことに努める
成功を収めても、謙虚さをわずれず、足ることを知り、すべてのことに感謝し続けること、一方、不運に出遭っても、それを素直に受け入れ、前向きな生き方を続けること、そのようにして素晴らしい人格を身につけるよう、常の心を整え、心を高める努力を緩まず重ねていきさえすればいい。
才能を私物化してはならない
常に自分を慎み、戒める
満は損を招き、謙は益を受く
まずは自分自身が今あることを感謝し、「謙虚でありたい」と常に願い、
さらにはひたむきに努力を重ねるよう努めていく
誠を尽くし、誰にも負けない努力を続ける
成功に特別な方法はない
利己にとらわれない
正しい判断基準、価値観を持つことができるようになってはじめて私たちは「足るを知る」ことができ、心から「豊かさ」を実感することができるようになる
反省ある日々を送る
「反省ある日々」を通じてかちえた「人格」こそが最も堅固であるばかりか、何にも増して気高いものであり、それこそが素晴らしい人生へ導いてくれる
道は開くもの
与えられた仕事を天職と思う
誰にも負けない努力を重ね、夢中になって働くことで運命も大きくひらけていく
素晴らしい人格を備えた人物をリーダーに選ぶ
仕事に打ち込み、人格を作る
人間としての正しい生き方
人間として正しいことを追求する
徳に基づき、組織を治める
経営はトップの器で決まる
自分の人間性、哲学、考え方、人格というものを絶えず向上させていくよう
努力を重ねていくことが求められる
純粋な心、情熱、そして努力
美しい心を持ち、夢を抱き、懸命に誰にも負けない努力を重ねている人に、神はあたかも行く先を照らすい松明を与えるかのように、「知恵の蔵」から一筋の光明を授けてくれる
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