経営者とは「成果をあげる人」
経営者になるためのノート
柳井正
経営者とは「成果をあげる人」
成果とは「約束したこと」
宣言して約束したこと。それを実行して、実現する。
やると宣言したことを実現することに固執し、それをなんとしてでもやり遂げるようにする。それが経営者の役割。
一番大切なことは社会における自分たちの存在意義、つまり使命を考えること
そもそも何のために会社をやっているのか、それをよく考えること
会社の使命と成果が結びついていること。それが経営の原則。
経営は「実行」
1、変革する力
2、儲ける力
3、チームを作る力
4、理想を追求する力
経営は実行、色々な経験をしてどうやったら商売になるのか、どうやったら人は動くのか、といったところを考えてそこで本当に苦労して自分を磨いて身につけないと本物の経営者にはなれない。
目標を高く持つ
非常識と思えるほどの目標を掲げよ
既存の延長線の発想ではできないことに自らを追い込む
思い描いたことを実行に移す。できる方法を探し、できるまで実行する。
その結果イノベーションが生まれ、そのイノベーションが顧客を創造し、掲げていた高い目標を実現させてくれる。
常識を疑う。常識にとらわれない。
常識が会社の進化を妨げる
業界は過去、顧客は未来、ライバルではなく顧客に集中する
不安にとりつかれないでまずはやってみる
いくら悩んでも結論が出ないこと、コントロールできないことに悩んでいても時間がもったいないだけ。
大切なことはまずやってみること。
基準を高く持ち、妥協と諦めをしないで追求する
自分なりの基準ではよくない
「完璧を目指さずに成功するよりも、完璧を目指して成功するほうが良い」
リスクを恐れず実行し、失敗したらまた立ち向かう
安定志向で安定成長している会社はない
変化を機会にするくらいの気持ちでする
リスクあるところにチャンスがある
「リスクがないところに利益はない。リスクがあるところに利益がある」
リスクをとった場合は、中途半端にせず、結果が出るまでやり切ること
厳しく要求し、核心をついた質問をする
要求、質問をしないと現場の仕事は「作業」になる
核心をついた質問をして視野を広げる
自問自答する
「自分はできている」と思わないようにする
自問自答しする人にだけ、優れたアイデアが生まれる
どれだけ色々なことを考えて、色々な人と話をして、色々やってみて、そこで真剣に自問自答するか。これが大事。
上を目指して学び続ける
学びに貪欲となれ
「上には上がいると思うこと」
「世の中には、今までに起きてないことはないと思うこと」
自分に力をつけて本当の情報が入るようにする
当たり前のことを徹底して積み重ねる
毎日を大切にする。
目の前のお客様を大切にする。
スピード実行
即断即決即実行
市場の変化にスピーディーに対応できない会社は大概が「報告文化」になっている
すぐやる、必ずやる、できるまでやる
時間を生かした人だけが成功する
集中する
捨てる勇気。集中するための自信。
「これだ」という大切なもの、そこに経営資源を集中する。
自信のある。最高基準のものを作ることに集中してそれ以外の中途半端になるようなことはやめる。
目標を共有して、一人一人の責任を明確にする
必ず個人単位で責任を明確にする
仕事を本人に考えさせることが責任感の根源となる
挑戦し続けるためにリーダーが自分に課すべき3つのこと
1、自分に自分が期待する
2、自己変革
本当に成長のために、準備をしている人間にしか未来は来ない
自分を冷静に客観視し、謙虚に自分を捉えて、自己変革を続ける
3、自己管理
経営者視点を持つと組織の中で自分の位置を客観視できる
自分が求められている役割が異なれば、その都度話し合いを設ける
経営者ではない今こそ、この視点が必要かなと