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運動学 | 肩関節の動き、どうだっけ

こんばんは!育休中PTサキです。
先日主人とテニスを数年ぶりにし、全身筋肉痛でダウンしておりました(泣)

今回は私が苦手な肩関節について。
肩関節は学生の頃から苦手な部分で、実習中もほとんど勉強しませんでした(おい)

それではさっそく行ってみましょう!

肩関節を「安定」させている筋肉

肩関節を安定させている筋は「ローテーターカフ(回旋筋腱板)」と言われます。
4つあるのですがすぐに出てきますか?


肩甲下筋 ②棘上筋 ③棘下筋 ④小円筋
この4つからなります!


まず初めに肩甲下筋から。

肩関節を前から見た図になります。肩甲下筋が付着しており、肩関節の強力な内旋筋+肩関節の前方安定に関わっています(図1)。

図1.肩関節前面


次に肩関節を上から見た図です。棘上筋が付着しており、上腕下垂位から外転する時に上腕骨頭を関節窩に引きつける作用があります。単体での外転作用というよりは三角筋と協力して外転をします(図2)。
(1つの運動を2つ以上の筋肉が協力して行うことを"フォースカップル force couple"といいます)

図2.肩関節上面


おつぎは棘下筋と小円筋です。
棘下筋は運動軸を上下にまたいでいるため、上方繊維と下方繊維に分かれています。作用としては上腕を下垂した状態での肩関節外旋です(図3)。

小円筋は上腕挙上時に骨頭の安定と、肩関節外旋時に後方関節包の挟み込みを防止します(図3a)

図3.肩関節後面(棘下筋)
図3a.肩関節後面(小円筋)



今日はローテーターカフのお話となりましたがいかがだったでしょうか?
それではまた次回お会いしましょう♪

以下参考文献・書籍です。

改訂第2版 運動療法のための機能解剖学的触診技術 上肢
MEDICAL VIEW
肩関節の身体運動学と運動療法 2010年1月 理学療法の歩み21巻1号
藤澤宏幸
カラー版 骨格筋系のキネシオロジー 原著第2版
医歯薬出版株式会社

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