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解剖学 | 脳の構造(大脳編)
こんばんは!育休中PTのサキです。
第1回目は脳の構造からしていこうと思います。
パラパラ単語帳を眺めるような感覚で読んでいただけたらと思います!
大脳の構造
大脳の表面は大脳皮質であり灰白質でできています。
その下に神経繊維の集まる白質、脳の中心近くに大脳基底核という灰白質の塊があります。
皮質、機能局在
大脳を表面から見ると前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉と4つの範囲に分かれています。
前頭葉:随意運動や運動性言語中枢(ブローカ野)、精神活動(性格、判断力など)
頭頂葉:体性感覚の認知、体性感覚と他の感覚情報の統合
側頭葉:聴覚、感覚性言語中枢(ウェルニッケ野)、
後頭葉:視覚処理
大雑把に上記の役割を覚えておきましょう!
基底核
主に3つのグループに分けられ線条体、レンズ核、扁桃体があります。
基底核は図で見た方が断然覚えやすいです!
なぜならば核の名前の由来と形状が似ているからです!
(図解が間に合わなかったのでまた別回で載せます!泣)
線条体:被殻と被殻の周りををぐるっと取り囲むように位置している尾状核からなります。
(尾状核は眼球運動と認知、被殻は四肢・体幹の運動を制御)
レンズ核:被殻と淡蒼球からなります。
(淡蒼球は視床下核や運動視床下核へ抑制性の投射を行う)
扁桃体:扁桃とはアーモンドを意味しており、形状が似ていることから扁桃体と名付けられたそうです。
(身体のあらゆる感覚情報が集まり、それに対し快・不快などのラベリングを行います)
辺縁系(辺縁葉)
脳梁周辺にある古い皮質のことを辺縁葉、この辺縁葉と繊維結合をもつ皮質下核を併せて大脳辺縁系と言います。
本能、情動、記憶を司っているところです。
いかがだったでしょうか?
図解が間に合わず文字だらけの記事になってしまい申し訳ありません( ; ; )
機材も揃えている途中なので徐々に見やすい記事にできるよう努めます!
脳は話し出したらキリがない面白い分野ですが、終わりがないのでこれで切り上げようと思います(笑)
ありがとうございました!
コラム
〜アンデシュ・ハンセン医師について〜
昨年の秋ごろ、本屋の売り上げランキング No1の棚に「運動脳」と気になるタイトルがありパラパラと読んでみました。
著者はスウェーデン出身の精神科医アンデシュ・ハンセン医師。運動することで学力、集中力、記憶力などが向上する!と書いてあり半信半疑で購入。
最初は半信半疑でしたが研究結果をもとに、わかりやすく運動と脳の関係について解説されており目から鱗な内容ばかり!
読みながら「運動しなければ」という意欲を掻き立ててくれる1冊となっていました。
アンデシュ・ハンセン医師は他にも「スマホ脳」や「ストレス脳」などの著者でもあります。
運動脳が相当面白かったので他の書籍も購入してみようと思います!
以下、参考書籍です。
(※クエスチョンバンク以外の書籍は数年前のものになります。最新の書籍をお持ちでしたらそちらをご確認ください)
クエスチョン・バンク理学療法士・作業療法士国家試験問題解説2023 共通問題第15版
改訂第2版 脳卒中理学療法の理論と技術
系統看護学講座 専門基礎分野 解剖生理学人体の構造と機能1