何故お笑いにハマったのか②

昨日のnoteも合わせて読んで欲しいです^_^

初めてのお笑いライブ

当日まで募る不安

　飽き性な私、だけどあの日からお笑いの熱が冷めず生で漫才を見たいという気持ちに駆られていた。そんな時にK-PRO主催で名古屋でライブをしてくれるとの情報を得た。しかも1番好きなママタルトも来るとのこと。いや、行くしかないやろと思いすぐにチケットを取った。そして、私は初めてお笑いライブと呼ばれるものに足を運んだ。

　大須なんて何回来たか分からないくらい来ているのに、大須演芸場に行くのは初めてで、お笑いライブのルール的なこともあまり分からないまま当日を迎えた。ある程度調べたが、喋らない(超大事)・とにかく笑う(超大事)・EDで写真が撮れる可能性があるから音の鳴らないカメラで撮るとかそんなもんしか分かっていなかった。

　しかも演者でわかるのはママタルトとキュウくらいだった。少し予習はしたが、ストレッチーズの「水掛け論」、TCクラクションのM-1準々決勝のネタくらいしかしておらず、どんな芸風なのかとかも全然分からなかった。

　開場待ちしている時にふと横を見ると

K-PRO名物犬　チャッティー

チャッティーがいた！犬が大好きな私だが、直前にありえん量のタバコを吸っていたため触るのは可哀想なので遠目から見たり写真を撮ったりした。 お笑いライブなのに犬が普通にいるの面白すぎる、普通に考えたらあり得ない状況。 緊張してた気持ちがチャッティーのおかけで少し和らいだ。ありがとうね。

ライブが始まる─────

　入場の時間になって整理番号順に呼ばれ出した。この時間はどのライブに行っても毎回ドキドキしてしまう。高校生の時からライブハウスに死ぬほど通って整番呼びなんて何回経験したかわからないのに、どの公演でもこの緊張は取れないもんだ。

　そしていざ中に入って取れた席は

最前だった。え？そこそこ整番遅いのに最前？？なんで？？？ と思ってしまったし、近すぎてビックリした。もっと広いと思ってたのに箱自体小さいし、どこで見ても近いのすごいな〜とも思った。

　そしてライブが始まって、全組1・2部合わせて15本の漫才を見た。初めて劇場で観た感想として、テレビで見るより3倍マシくらいで面白いんだと思った。

全組面白すぎる

もちろんママタルト目当てで行ったため、贔屓目も入ってしまうがママタルトが1番面白かったと思った。でも他のコンビもめちゃくちゃ面白かった。
以下少し漫才の感想。ネタバレになるかもしれません。

---

・ママタルト
3本やった中で1番面白かったのが相撲部屋のネタだった。このネタの中で1番好きなのが「みんなお前のこと大きい赤ちゃんやと思ってる〜？？」というツッコミだ。前のくだりとも相待ってここが本当に好きだ。最後のオチも個人的にはめちゃくちゃ好きなタイプのオチで良かった。

・ストレッチーズ
ネタの名前をつけるセンスがないのがアレだが、遠回りのネタが面白すぎた。水掛け論の時も思ったが。貫太はキレてればキレてるほど良い。大声出して福島のボケにキレてツッコん出る時が1番ネタ中で輝いてる。あとこんな回りくどい言い方どうやったら思いつくんだ、どんだけ言葉紡いでもそこには辿り着かんやろってくらい遠くに終着点があってめちゃくちゃ笑った。動きも相待って最高だった。

・キュウ
独特の世界観でネタが始まる途端に劇場をキュウが支配してるような空気が流れた。間の使い方とか話すスピードが天才すぎて、大声漫才の対極にいるのにこんなにも会場を笑わせられるネタが作れるの凄いなと思った。どのネタか忘れたが、確実に今日イチのうねりがある漫才を披露していた。

・TCクラクション
想像以上に坂本No.1さんの声がデカい、デカすぎる。なんか鼓膜がビリビリいってた記憶もあるくらいデカかった。なのに曇天さんも声がデカい。コンビ揃って声がデカすぎる。ネタでも坂本さんがツッコむだけで面白い瞬間が何回もあったし、曇天さんのボケもめちゃくちゃ面白かった。次はTCのコントが見たいと思った。

・まんじゅう大帝国
本当にどんなネタをやるのか予習0で見たコンビだったけど、最高に良かった！まず声のトーンが落語調(後で知ったのだが、2人は落研出身)なのが聞いててすごく良い。しかも竹内さんの急ハンドル切るボケもたまにあってそれもめちゃくちゃ良かった。乗ってるふうに見せてちゃんと突っ込んでる田中大先生の貫禄最高だったね。

---

とこんな拙い感想しか出てこないのだが、本当に心の底から面白かった。他にもコーナーやEDのトークもめちゃくちゃ面白くて全編通してずっと笑いっぱなしだった。笑って頭が痛くなったことなんて初めてだったし、とても笑い疲れた。すっごいクタクタにはなったが、それを悠に超える幸福感があった。笑うってこんなに幸せな気持ちになるだなって改めて思わされた。

EDでの集合写真

もう沼ってた

ライブが終わる頃にはもうすっかり芸人さんの虜になっていた。○○だけが好きとかではなく、"芸人さん"全てが好きになった。私たちに幸せを届けてくれる素敵な職業に就いてくれて本当にありがとう、という気持ちが溢れ出そうになった。

終演後は初めて出待ちをして、檜原さんと肥満さんとお話ししたり、写真を撮ってもらったり、サインを書いていただけた。本当に嬉しかった、まーごめです。(これ以降出待ちは一度もしてません)

　この1日でどっぷりお笑い沼にハマった私は、そこから月2くらいのペースでお笑いライブを見て、たまーに東京に行って1日3ステしてクタクタになって帰ってきたり、配信ばかり見る月があったりした。
　お笑いを好きになってから私の人生はとても明るいものになった。娯楽がない時がないくらいお笑いに助けられている今、きっとこれからも沢山の場面で救われると思う。もう私の人生からお笑いは切っても切り離せないものになった。いつまでもお笑いライブに通いたいな。