3か月でイギリス大学院に出願→合格するまで③スケジュールと入学要件

海外の大学院出願に出遅れてしまった。。どうやって挽回しよう。。そう考えている方にこの記事は役立つかもしれません。

イギリスの大学院進学に向けて私が行った出願準備について、3回に分けてご紹介していきます。第1回の目次はこちらです。

0. スピードを重視した私のスケジュール全体像

イギリス大学院での出願受付は前年の秋に開始されますが、さけとばが受験に向けて動き出したのは、約半年遅れの3月でした。

本来であれば、十分な時間を確保した上で、入念なリサーチや推敲を重ねて準備をするのが良いものの、さけとば夫婦のロンドン渡航が決まったのは1月、退職、引越準備に忙殺される2月を経て、3月に本格稼働となりました。私の出願に向けたスケジュールは下記です。

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この記事では1~2についてご紹介していきます!

1. 証明書類 - 日本にいるうちに!

出願に関して「唯一」自分を褒めてあげたいことは、大学の成績証明書、卒業証明書の英語版を日本にいるうちにGETしたことです。

学校によりますが、申請から手元に届くまで1週間はかかります。郵便小為替での支払、海外発送NGなど、海外に行ってしまうと更に難易度が上がるため、日本で完了しましょう。

また、さけとばは、夫の配偶者ビザでイギリスに居住しているため、結婚証明書(戸籍謄本)の提出を求める学校もありました。英訳が必要になりますが、VISA申請時の用意した書類の流用が可能です。

2. 志望校検討 - 入学資格未達でもチャンスあり!

志望校・コースの情報収集方法:

私の志望校選びの条件は①人的資源管理コース(CIPDという英国人事教育団体の資格が取れる事) ②ロンドン市内の自宅から通学可能 という2点でした。

各大学のHPと世界大学ランキング(QSなど)を参考に上記を満たすコースをリストアップし、チャレンジ校から比較的望みがありそうな学校まで5校選びました。(5校までエージェントの無料出願サポートがあります)

入学要件について:

各大学のHPには、コースごとに入学要件として「学部時代の成績」「英語のレベル」などが記載されています。これに関して、さけとばが声を大にしてお伝えしたいことがあります。「未達でもチャンスはある!!」ということです。

ポイント① 成績要件が未達でも職歴でカバーできるかも

さけとばは、学部時代、大変不真面目な学生でした。。そのため多くの大学院が基準として掲げる成績要件「high 2:1 honours 」を満たしておらず、出願は絶望的かと思われました。(過去の自分を呪いたくなった。。)

しかし留学エージェントによると、一定期間、関連業務の経験があれば考慮される可能性があるとのこと。幸い、10年ほど人事の職歴があったため、考慮されることを願って出願しました。(そして結果、審査をパスすることができました!)

ポイント②英語要件は入学までにクリアすれば良い

イギリス大学院入試の寛容なところは、入学要件は「出願時」に未達であっても「入学までに」クリアすれば入学が認められる事です。これが所謂「条件付き合格」です。このシステムのおかげで、入学審査と並行しながら英語強化を図ることが可能です。

私の希望するコースのIELTS要求スコアは7.0ですが、私の出願時点でのスコアは6.0でした。まだまだ勉強が必要ですが、入学までの時間が限られていたため、まずはIELTSのスコアなしで出願をしました。

そして大学で審査をしてもらっている間(約2カ月間)に目標スコアに向けて勉強する、という作戦を取り、条件付き合格を得、その後どうにかIELTSのスコアもクリアすることができました。

但し、この方法にはリスクがあります。英語勉強の猶予期間は得られるものの、最終的に基準スコアを満たす必要性は変わらないため、「条件付き合格を得ても、入学までに英語基準をクリアできずに断念」の危険が伴います。実際にさけとばも、かなりの不安・ストレスを感じる日々を過ごすことになりました。

3.  最後に

時間ない、成績未達、英語未達という三重苦からのスタートでしたが、ダメ元ながらもチャレンジをしたお陰で、基準未達でも色々と挽回の術があることを身を以て(捨て身でしたがwww) 証明したことが収穫であったと思います。

広く皆さんに推奨する方法ではないものの、基準が足りずに悩んでいる方は、こんなギリギリを攻める方法もあるのだな、、位に参考にして頂けると幸いです。

ここまでご覧いただきありがとうございました!

次回は、ちょっとヘビーな履歴書(CV)と 志望動機書(PS)について書きたいと思います。



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