イギリス大学院 IELTSの基準スコアが交渉できた話
イギリスの大学院受験では「ダメ元の交渉でビックリするほど道が開ける」シリーズの第2弾です。今回は、IELTSの基準スコアの交渉により「条件付き合格」が「無条件合格」に変わった話をご紹介します。
※私の経験ベースのお話です。すべての学校やタイミングにあてはまる内容ではないと思いますので予めご了承ください。
※第1弾「不合格」が「条件付き合格」に変わったエピソードはこちら
1.私に課された合格の条件
私が大学から頂けたオファーは「条件付き合格」というものでした。これは入学までに条件をクリアできれば入学が許可され、未達の場合は不合格になる、というものです。
私に課された条件はIELTSの要件スコアを満たすこと。
具体的にはOverall 7.0 (各セクション6.5以上)というものでした。
ちなみにこの条件付き合格を頂いた時点での私のIELTS最高スコアはOverall 6.5 (R7.5, L6.5, W6.5, S6.0) でした。しっかり未達です。。スピーキングが足を引っ張っております。
2.取りうる選択肢
順当にいくと取りうる選択肢は2つあります。
① 自力で勉強しIELTS7.0を獲得する
② 学校が主催するPre-Sessional Programに通い、修了する
しかし②には難点があります。実はこの学校のPre-Sessional ProgramはIELTS6.5相当を目指すコースまでしか用意されておらず、私のように7.0を目指す人向けのコースがなかったのです。
そうなると、独学で7.0を目指すしかないのか。。と思っていたところ
とあるイギリスの大学に進学されているYou tuberさんが、スピーキングの基準がクリアできず大学に相談したところ、無条件合格に切り替えてもらえた、というエピソードを紹介していました。
また、英語学校のクラスメイトにも相談したところ、IELTSのスコアが0.5足りなかったけど、交渉したところ無条件合格になった友人がいる、との情報を得られました。
全てのケースに当てはまるものではないでしょうが、トライしてみる価値はありそうです。
3.ダメ元で相談
早速、条件付き合格を頂いた大学に以下を伝えてみました。
・進学を前向きに検討していること
・IELTSスコアが若干足りない(スコア証明を添付しました)のでPre-Sessionalコースを受けようと思っているが、私が目指すOverall7.0を目指すコースがこの学校にはないこと
・Pre-sessionalの代わりになるようなプログラムの提供や、代替案があるか
今までの自分であれば、こんな自分本位な主張は出来なかっただろうな、と思いつつ、イギリスの大学院受験を通じて培ってきた、諦めの悪さを最大限に発揮して、連絡を入れました。
4.無条件合格になった
連絡を入れた翌日。あっさりと学校から連絡がありました。
なんと「今のスコアで入学を認める」 とのこと!
想像以上の収穫すぎてビックリしましたが、ありがたい事です。。
最初からコースのスコア要件を6.5にしてくれれば、余計なストレスを抱えずにすむのに、という気持ちもありますが、表向きのルール + 個別対応という体系が、こちらの入試のスタンダードなのかな、と推測します。
最終的に別の大学に進学することにしましたが、この経験を通じて、自分の希望をしっかり伝えるという姿勢は、今後の学校生活でもおそらく必要なのだろうな~と、感じました。
典型的な日本人の私にとっては、謙虚であることが美徳のような感覚がありますが、ここはうまくバランスを取れるようになっていきたいものです。
5.経験者の情報に救われた
今回の経験に限らずイギリスの大学院入試で、ここまで綱渡りでやってこれたのは、ご自身の経験をブログなどを通じて、率直に発信してくださっている先輩方のお陰だと強く感じています。本当にありがとうございました!(ここで言ってどうする。。汗)
私自身の経験は、決して誇れるような形のものではありませんが、いつの日か、どこかの誰かが、自分の道を切り開く上でのヒントになれば嬉しいなと思いながら、今後もマイペースに綴っていきたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。