これぞ夏酒!暑い夏に冷やして飲みたい爽やかな日本酒|SAKETIMES週報【5/31~6/6】
日本酒専門WEBメディア「SAKETIMES」編集部です。
SAKETIMESのnoteでは、毎週、大の日本酒好きである編集部スタッフがおすすめする日本酒や、おすすめの公開記事、注目の業界ニュースなどを紹介しています。
それではさっそく、今週おすすめする日本酒はこちら!
「神心 純米吟醸原酒 涼吟醸」(嘉美心酒造/岡山県)
創業当時より一貫して米の旨味がしっかりと味わえる「旨口の日本酒造り」にこだわってきた嘉美心酒造が、創業100年を機に立ち上げた新ブランド「神心」。
飲んだ瞬間の清涼感には驚きです!柑橘系を思わせる酸味がアクセントになっていて、お米の旨味に加え、爽やかさ、ジューシーさのバランスも抜群でした。
少しだけ舌で感じられる微発泡も、テイストと相まって夏感が感じられます。とてもクリアな酒質なので全く飲み飽きせず、四合瓶なんてあっという間に空けてしまいそう。
日本酒初心者の方にもかなりおすすめできます。今年の暑い夏にぜひ飲んでいただきたい一本です。
編集部注目の日本酒ニュース
新型コロナウイルス感染症の拡大によって飲食店の営業時間の短縮や酒類提供の中止が続いている状況に対して、「獺祭」を造る山口県の旭酒造が、2021年5月24日付の日本経済新聞(以下、日経新聞)の朝刊に、意見広告「飲食店を守ることも 日本の『いのち』を守ること」を出したことが話題になりました。
飲食店の休業は、農業や漁業の生産者、卸売業や酒販店といった納入業者や物流業者など、飲食店に関わるあらゆる業種の疲弊へと繋がっています。この意見広告が、飲食店の営業と感染症対策、経済と医療を両立できる方法を皆で考えるきっかけになればいいですね。
おすすめの公開記事
ソーシャルメディアの普及や生活様式の変化にともない、日本酒の流通構造に大きな変化が起きています。そのような中、酒蔵との「パートナー特約店」という考え方、飲食店向けのセミナー開催や都心部への店舗展開など、酒販店として独自の戦略を見せるのが「IMADEYA」です。
千葉県の小さな酒販店から飛躍的な成長を遂げたIMADEYA。小倉秀一社長のお話からは、酒屋や飲食業界だけでなく、その他の業種においても大切な姿勢が示されていました。
SAKU酒蔵アグリツーリズム推進協議会が、長野県・佐久地域全13酒蔵で合計約110銘柄のテイスティングコメントを作成し、その内容を公開するとともに、ワイン&日本酒エデュケーター・山崎和夫氏が選ぶおすすめの佐久の日本酒セットを期間限定販売します。
約110もの銘柄のお酒の個性を、わかりやすく書かれたテイスティングコメントとして読むことが出来るのはとてもうれしいですね。ペアリングなどの際にも使い勝手が良さそうです。
株式会社Clear(東京都渋谷区)が運営する日本酒専門WEBメディア「SAKETIMES」の英語版「SAKETIMES International」にて、世界中の酒蔵のデータを集めた「酒蔵情報(Breweries)」と、日本酒の基礎的な専門用語を英語で解説した「日本酒用語(Glossary)」のページを公開しました。
このサイトを通して世界中のSAKE好きが、より一層SAKEの虜になってくれるといいですね。今後、日本酒業界がますます盛り上がっていきそうです。
シュンビン株式会社(京都市伏見区)が運営するWebメディア「蔵開き.jp」は、隠岐酒造株式会社(島根県隠岐群隠岐の島町)のオンライン蔵開きを6月26日(土)に開催します。
日本の他の地域では見ることができない生物や植物が存在する隠岐島の隠岐酒造の蒸溜所丸見えツアーに加え、隠岐諸島の大地の成り立ちや歴史を解説。清酒の味わいから隠岐諸島の成り立ちまで、学び体験できる企画はとても魅力を感じます。
編集部からのお知らせ
緊急事態宣言による東京都を中心とした飲食店での酒類提供停止を受けて、日本酒の流通を止めてはいけないと酒屋さん応援企画を立ち上げました。
Twitterでハッシュタグ「#今こそ酒屋に行こう」をつけて、おすすめの酒屋さんを教えてください!
酒屋さんからの自薦も受け付けています。
感染対策のもと、ぜひ近隣の酒屋さんを訪ねてみてください。
きっと新しい出会いがあるはずです。
Twitterアンケート実施中!
さらに、同じくTwitterにて、ハッシュタグ「#この夏酒がうまい 」のアンケート企画を実施しております。
もう五月も終わりに差し掛かり、夏酒の季節ですね。今年はどのようなラインアップになるのでしょうか。お気に入りの夏酒と出会った際には、ぜひ教えてください!
夏酒ならではの、涼しげなボトルデザインなどにも注目したいところです。
皆さんの投稿をお待ちしています!