【Pick Up!! 最新SAKEトピック! 2021/1/2版】
新年2日目。朗らかな陽気に誘われて人混みを避けつつ初詣に行きました。
このような時勢においても人々が当たり前のように神社に集まる姿を見ると意外な日本人の信心深さを感じてしまいました。
2021年は良い年になることを願うばかりです。
銘柄に“白”の縁 ブレンド!日本酒5酒蔵連携「コシノゴハク」発売
銘柄に「白」の入った日本酒を造る新潟県内5酒蔵が連携し、ブレンド日本酒「コシノゴハク」を発売。
銘柄は、白雁(はくがん)、白雪(はくせつ)、白鳥(はくちょう)、白龍(はくりゅう)、白露(しらつゆ)。5蔵のハーモニーにより、ふくらみのある味に仕上がったとのこと。関係者は「ブレンド日本酒という新しい世界を楽しんでほしい」と話しています。
こうした”縁”を元に連携するのは面白い取り組みだと思います。今まであれば5蔵の日本酒を各1本プレゼント、という感じが普通でしたが、ブレンドという点が斬新です。
ブレンド比率が気になるところですが、ここは1:1でしょうか。いずれにせよ気になる1本です。
「日本酒のタイムカプセル」と対面 新成人 中学時代に育てた酒米使い貯蔵
新成人を迎えた石川県の珠洲市立緑丘中学校の2015年度卒業生に宗玄酒造の協力で5年前に造った日本酒が引き渡されました。中学3年の時に市内の田んぼで育てた酒米で造り、「日本酒のタイムカプセル」として蔵で熟成した酒と対面した新成人は、懐かしさに顔をほころばせました。
若者の日本酒離れが進んでいると言われる中で、米と酒を身近に感じられるこうした活動は非常に重要であり、日本酒を飲むきっかけにつながると思います。
ただし、熟成した古酒の味が新成人に受け入れられるのか、は少し疑問なところであります。
ちなみに醸造した宗玄酒造には旧鉄道のトンネルがあり、全国でも珍しい「トンネル貯蔵酒」を販売しております。
酒粕らーめん 加古川の八角が龍力と連携
兵庫県加古川市を拠点にチェーン展開する「らーめん八角」が、「龍力(たつりき)」を製造する「本田酒店」の酒粕(さけかす)が入った「酒粕らーめん」を販売中。日本酒を仕込む寒い季節に出荷される生の酒粕を使い、2月末までの限定販売です。豚骨ベースのスープに、甘い香りが漂ってきそうですね。
酒粕は1杯に90グラムの酒粕を入れ、豚骨、塩、鶏がらのスープで味を調え、とろみのあるスープに仕上げているとのこと。昨年発売したところ、期間中に想定の倍の約5500食が売れたため、2年連続での提供になったそうです。
酒粕は、余ってしまうと廃棄している酒蔵もあるため、利活用の良い例になります。酒粕には癖があるものもありますが、豚骨との相性が良さそうなので、苦手な方でも楽しめそうですね。