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【2021/06/12版】 最新SAKEトピック!

本日は月に一度の日本史と日本酒セミナー、江戸時代編です。
日本酒造りの基礎が約400年前から確立していたとは驚きです。

そして、やはり灘の存在感が際立ちました。
次回の明治時代編も楽しみです。

それでは、本日のニュースです。

IT技術×環境配慮の農法 官民農連携の日本酒完成

神戸市と農家、酒蔵の連携のもと、IT技術を活用しながら環境に配慮した農法で育てた酒米を原料とした日本酒が完成しました。銘柄は、純米吟醸酒「環和」です。
このプロジェクトは、新型コロナウイルスの影響で、日本酒の需要が落ち込む中高品質な酒米・山田錦を生産し、新しい付加価値をつくり出そうと神戸市とJA兵庫六甲、それに酒蔵の神戸酒心館が立ち上げました。

原料となる山田錦は神戸市内で生産。 ドローンで田んぼを撮影し、画像を分析し、生育環境を計測したほか、肥料には、資源循環に配慮し、下水汚泥に含まれる「リン」を活用するなど、循環型社会の実現に向けた新たな酒造りの取り組みとなりました。

完成した純米吟醸酒「環和」は、6月22日から2400本限定で神戸酒心館などで販売されます。

エコとITの活用による付加価値のつけ方が面白いです。
銘柄も素敵ですね。

青空の下で夏の始まりを楽しむ「雨あがりの空と」

酒ぬのや本金酒造(株)は、諏訪産の酒米「美山錦」白麹を使用し、レモンの様なさわやかさを基調とした初夏にスッキリ飲める「純米・雨上がりの空と」を2021年6月11日(金)より販売開始しました。

シトシト続いた雨が上がり、雲の隙間から青空が見えるような、そんな爽快な気分をイメージしながら作った夏酒で、柑橘系のさわやかな酸味が特長です。

青空の下、アウトドアでも日本酒をゆっくりと楽しんでいただける日本酒になっているとのことで、これから夏に向けて是非一本確保しておきたいですね。

福島県産の知名度向上へ政策投資銀行らが提言

日本政策投資銀行と東邦銀行は十日、県産日本酒のブランド力や知名度向上に向けた調査・提言レポートを公表しました。日本酒産業の成長には地域全体で共通する魅力を発信し、独自性を伝える販売戦略が重要と訴えています。

調査では、少ない生産量、担い手の減少などが影響し、他県と比べて日本酒の知名度が不足していると指摘した。新潟県産銘柄の知名度は83%である一方、福島県産は最も高い銘柄で18%にとどまりました。

全国新酒鑑評会で金賞受賞銘柄数が八回連続日本一となるなどの成果を上げている。しかし、酒質の向上は全国各地で行われており、県産日本酒の販路拡大には消費者の年代や性別に合わせた販売戦略が必要と訴えています。

レポートはこちらから


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