【Pick Up!! 最新SAKEトピック! 2021/02/07版】
焼酎の蔵元さんとお話をする機会がありました。
焼酎の今のトレンドは「フルーティ」とのこと。
10年前は、芋焼酎で言えば「芋くさい」ものが一般的であったもので対極的ですね。
新宿伊勢丹で販売されているそうなので、飲んだらnoteでレビューを掲載したいと思います。
焼酎も日本酒と同じ「國酒」なので、頑張って欲しいです。
それでは、本日のニュースです。
ブラジルの“日本酒”と秋田の酒蔵をつなぐ縁
ブラジル・サンパウロの北西に位置するカンピーナスで、秋田の酒が造られています。その名は「東麒麟(あずまきりん)」。1934年に日本から移民のためにブラジルで誕生した日本の酒の原料は、あきたこまちです。
この工場に秋田から研修をした小玉智之(さとし)さんは、「太平山」ブランドを世に送り出してきた小玉醸造株式会社の6代目です。
1934年当時、日本人移民が飲んだのは、サトウキビを原料としたブラジルの蒸留酒「ピンガ」。しかし度数が高く体を壊す人が多く出でしまいました。
「日本からの移民に日本の酒を飲んでもらいたい」と、三菱の創始者・岩崎彌太郎の長男・久彌が経営する、コーヒー栽培をしていた東山農場が「東麒麟」を作り始めた歴史があります。
ブラジルのカクテル「カイピリーニャ」に倣って、「サケピリーニャ」と呼ばれる、日本酒とたっぷりのフルーツで作られるカクテルがブームになっているそうです。
世界で最も日本人移民が多い「ブラジル」は遠いようで近い国です。
そこでのお酒に関する日本との共通点や違いは、今後日本酒を世界に発信していく上で大きなヒントになりそうです。
Foo Fightersとのコラボ日本酒 追加製造決定
Foo Fightersと山形県酒田市の「楯の川酒造株式会社」とのコラボレーションによる日本酒の追加製造・再発売が決定しました。。
銘柄は「楯野川 純米大吟醸 半宵(はんしょう)」。Foo Fightersのニューアルバム『Medicine At Midnight』の発売(2月5日)を記念して製造したもので、1月24日からの先行予約販売開始後3日で完売となりました。
そして今回、多数の再販の要望を受け、増産が決定し、3月22日(月)より再発売されることとなりました。
Foo Fightersとのコラボ日本酒のニュースは1月15日にNoteで紹介させていただきましたが、想像以上の人気だったようです。
ちなみに、私が毎日書いているニュースの中で最も読まれている記事が1月15日の記事です。
フードロス対策 酒かすをまんじゅうに(三重)
三重県立明野高校の生徒たちが携わった日本酒造りの過程で出た酒かすを、伊勢市の老舗和菓子店「藤屋窓月堂」が「酒まんじゅう」に仕立てました。
酒まんじゅうはしっとりとした薄皮の中に、北海道産の小豆で作ったこしあんがぎっしり詰まっているとか。藤屋窓月堂6代目社長の吉尾雄介さんは「日本酒の風味を生かしつつ、フルーティーで上品な味わいを表現できた」と話しています。
酒米は三重大学が開発した酒造好適米「弓形穂(ゆみなりほ)」を校内の田んぼに栽培。それを原料にして、「鉾杉(ほこすぎ)」を醸造する「河武醸造」(三重県多気町)が、生徒たちと一緒に純米吟醸酒「明野さくもつ」を醸している。
酒造りの過程で出た約400キロの酒かすを食品ロスをなくそうと思い、酒かすを新たな資源として酒まんじゅうとして製品化。酒まんじゅうは1個130円(税込み)。消費期限は製造から3日間。
日本酒を製造するとどうしても出てきてしまう副産物の酒粕。
これをいかに有効利用するかは酒蔵にとっての大きな課題なので、若者が自ら声を上げて酒まんじゅうづくりをした今回の事例は参考になります。
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