萩野酒造さん(萩の鶴・日輪田)をご紹介
※ 当記事は2023年8月に作成したものですが、2024年4月「日輪田(ひわた)」シリーズの取り扱い開始にあたり、内容を一部変更・追記してます。
2023年8月より萩野酒造さん(宮城県栗原市)とのお取引が始まりました。
既に「萩の鶴」銘柄(萩の鶴・猫シリーズ・メガネ専用シリーズ)は何度もご紹介させて頂きました😁
そしてこの度、2024年4月より、萩の鶴銘柄に加えて「日輪田(ひわた)」銘柄の取り扱いも開始となります。フルラインナップ取り扱いめでたい!
後半で詳しく説明しておりますが、「日輪田(ひわた)」とは萩野酒造さんの生酛仕込ラインナップ。「萩の鶴」と変わらず柔らかく綺麗であるにも関わらず、同時に「生酛仕込」の深みとトロリ感が絶妙にバランスしてる…そんな銘柄です。
つきましては、せっかくの機会ですので、再度(一部前回の情報と重複しますが)酒蔵情報及び魅力などを皆様と共有したく、以下紹介をさせて頂きます😁
お取引開始のきっかけ
当店では「ガチで惚れ込める銘柄・酒蔵さんを探すこと」を主たる目的として
「気になった銘柄のお酒をまとめて取り寄せて片っ端から呑み比べる」
という試みを定期的にやっております。
すでにかなりの回数を重ねており、もちろん現在も継続しておる試みなのですが、2022年の年末に萩野酒造さんのお酒もずらっと飲み比べさせて頂き…
「なんだこの全ての銘柄が、イチイチど真ん中ストライクな銘柄は!?」
と感銘を受け、後日(かなり強引に)アプローチをしたにも関わらず、お取引をご快諾頂きました😁
基本情報
酒蔵の様子
清潔で衛生的なのはもちろん、ベストコンディション&最適なタイミングでお酒を搾り・瓶詰め・保管するために全てが合理的に考え抜かれた配置と設備でした😁
歴史・地理的な部分
■ 会社名:萩野酒造株式会社
■ 創業 :天保11年(1840年)
■ 所在地:宮城県栗原市金成有壁新町52
コンセプト的な部分
以下は萩野酒造様から頂いた公式紹介文から引用します。
(めっちゃ同意して「それな」となった部分を、勝手に改行&太字にしてます)
"100人の嗜好に合わせて100人がおいしいと感じられるお酒よりも、まずは自分が飲んで本当に美味しいと思える酒を造りたいと思い、酒の造り手として、
料理を活かしつつも、料理と共に記憶に残るような個性ある酒を追求しよう
と考えております。私たちは、良いものを少しだけ造るというコンセプトのもと、日本酒独自の伝統や歴史を守りながら新しい技術も取り入れ、常に進化する酒造りを目指します。"
"米と水から造る純米酒は、造っても飲んでも楽しい酒です。良い米と良い水、この自然の恵みを生かすことができれば、それだけで美味しい酒ができるはずです。山と田んぼに囲まれ、蔵近くの山からこんこんと自然水が湧出する恵まれた環境の中、私たちは人の手をかけた手造りの酒造りに取組んでおります。
口に含んだ瞬間、緑の里山の風景が思い浮かぶような、お日様と田んぼの恵みを感じられる酒
を醸したいと考えております。"
"私たちの考える理想の酒は、外行きではなく普段着のような感覚で、肩肘張らず気軽に楽しめる酒です。たまには高級料理店でワイングラスに入って出てくるような日本酒も楽しみたいですが、普段は無造作に茶碗に注いで飲むような日本酒の方が性に合っています。例えるならば、
たまに着るよそ行きのドレスよりも、毎日着られて心地のいい、カジュアルでありながら上質なTシャツのような酒
を醸したいと考えております。"
主な銘柄
① 萩の鶴(はぎのつる)
"萩の鶴"銘柄に関して、公式紹介文から引用します
"創業からの主銘柄。蔵のある金成有壁(かんなりありかべ)は、その昔「萩の村」と呼ばれていました。その名の通り萩の花の美しさで知られ、今でもたくさんの萩が見られます。そこから「萩」をとり、縁起のよい「鶴」と組み合わせて名付けました。昔から地元で幅広く愛されてきた当蔵の中心銘柄で、宮城らしいキレイでスッキリとした飲み飽きのしない酒質です。"
大人気"猫シリーズ"も【萩の鶴】銘柄です。
②メガネ専用
■ 蔵元、杜氏(蔵元の弟さん)、製造に関わる蔵人さんがメガネを着用しており
■ 肩ラベルには視力検査のマークがあり
■ 10/1(日本酒の日)に合わせて解禁となる
■ あと、4月発売の「新酒の生メガネ専用」なる「謎メガネ」もありますw
など、色々な楽しい仕掛けで大人気の季節商品「メガネ専用」
萩の鶴ブランドマークは付いてませんが…一応「萩の鶴系統」のくくりです😁
③日輪田(ひわた)
公式紹介文から引用します
"平成14年から販売店限定でスタートした銘柄。「日輪田」とは、古代神に捧げる穀物を育てたまるい田のこと。「お日様」と「田んぼ」の恵みを皆で「輪」になって楽しんでほしいという意味も込められています。令和2年より全量生酛仕込。米の旨みを大事にし、食中酒として飽きの来ない味わいに仕上げました。少し濃い目に味付けした里芋やふきの煮物、ぬか漬けや程よく熟成した沢庵のような田舎料理と合わせて欲しいお酒です。"
とのこと。
私から見た「日輪田」シリーズは…、もちろん萩野酒造さんなので「萩の鶴」と変わらず柔らかく綺麗であるにも関わらず、同時に「生酛仕込」の深みと、トロリ感が絶妙にバランスしてる…そんな銘柄です。
萩野酒造さんについて思うこと
まだ佐藤蔵元にお会いする前、飲み比べをした時のお酒から受けた印象は…
■ 軽快・軟らかい・滑らか
■ どの銘柄も、いちいち美味い
■ 「え?これだけなんか違くね?」が無い
■ 淡々と真面目、不易流行、奇をてらわない
■ でも消費者が楽しくなる仕掛けをしてくれてる(猫とかメガネとか)
こんな感じだったのですが…
実際にお会いして、お話を伺い、お酒も何度かご一緒して今思うのは
あの時お酒から感じた印象は間違ってなかったな…と
お酒って、造る人の人間性がでるんだなぁ…、
と改めて思った次第です。
上記、「コンセプト的な部分」の紹介に引用ししたが…まさに
"例えるならば、たまに着るよそ行きのドレスよりも、毎日着られて心地のいい、カジュアルでありながら上質なTシャツのような酒を醸したいと考えております。"
萩野酒造さんのお酒はこういう事なんだと腑に落ちています。
今後、さらに色々なお酒を皆様にご紹介できるのが楽しみです😁
まとめ
とりとめのない長い文章、最後までお読み頂いてありがとうございます。
この度、嬉しいことに萩の鶴・日輪田含めたフルラインナップ取り扱いとなることができました。
皆様もぜひ試してみて頂き、もし同じように感じて頂ければ嬉しい限りです。
以上