2024.11.10 てるてる亭志の輔のこころみ&早朝からチケット争奪戦
■朝
11月10日はてるてる亭です!
昼公演なので、本来であれば10時過ぎに新湊を立てばいいのですが。この日は12月のチケット窓口販売日でした。
10:15~整理券配布を前に、並ぶんですよ~(;・∀・)
てるてる亭のご近所に住んでいる方に、何時くらいから並ばれているかをリサーチしていただいたところ、結構早い!!ということで、ホテル朝食を諦めて、7:30の万葉線でてるてる亭へ移動。獅子舞車両でしたー!華やかでかわいいな!
■12月のチケットのために並びます。8:40
8:40からてるてる亭館内にて並びました。私の前はお二人。前の方が折り畳み椅子持ってこられているのを見て、確かに椅子必要って思った。
そこからひたすら待ちます。
途中スタッフさんが座布団を搬入したりするのを眺めながら、待つわ~前方席を発送手数料と入金手数料を節約するために待つわ~です。
てるてる亭のホームページから申し込めば最前列は取れるはずなんですが、手数料を節約したくて並ぶのです…。
狙うは、この公演!
なかには、ふらっと入って来て、この整理券もらっていいの?と並んでいるお兄さんに聴いて、お兄さんは丁寧に(スタッフでもないのに)、時間が来たら記名して整理券を持って行くんですよ、みんな並んでいるんですよ~って説明されていた…。
10:15~整理券配布って書いてあるのに、その時間より前に整理券持って行こうとするとは…文字読んでやー(;・∀・)
整理券を貰ったら11時に戻って来て、チケット購入ですが。
最前列は塗りつぶされていた(ホームページ用のお席らしい)ので、2列目下手通路側を確保。
いいのいいの、最前列だと足元お行儀良くしていないといかんから…2列目なら足組んでてても見えませんぜ。
そして、11:30開場~12時開演
■開口一番:だら~ず山下さん
いつもはステージの下で前説やらせていただいてますが、今日はステージの上からやらせてもらいます。
ありがたいことで~と注意喚起の前説開始。
今までずっと公演中になっていたスマホが、先月の夜公演では鳴りませんでした!
初めてです!
これは続けていきたいちゃー。大谷さんが50-50を成し遂げたように、てるてる亭もがんばりましょう!これから昼50公演!夜50公演!スマホを鳴らさない!電源の切り方がわからなかったら、言うてくれたら、スタッフが切りに行くのでスマホは鳴らさないで行きましょう!!!と言われましたが、鳴ったらしいです(;・∀・)前回の夜公演が奇跡の回だったのか…。
さて、なんと山下さんの後に「梅は咲いたか」が流れる…え?
志の輔さんが出てきたー(;・∀・)なーしーてええええええってなるわな。
■立川志の輔:猫の皿
一昨日は毎年私のふるさと新湊でやっている落語会でした。
後援会のスタッフが今30人くらいいるのかな、法被を着てわしのために働いてくれてます。たーだ、あいつら落語聴かんちゃ。仲入りのあとは、もう片付けするだけなのに、たばこすっとるちゃ。短ければいい話、長ければ良くないちゃ。打ち上げ目的やちゃ。
一昨日も終わった途端、志の輔~噺長かったちゃー!ってお前ら聴いとらんけーって言って、そんな感じでした。
アメリカ大統領がトランプになったことで、日本に影響あるのかどうかとか、税金の107万円の壁の話やらをされる。さっき北日本新聞をちょっと読んだだけなので、確かなことかは分かりませんとまで言う。まあまあ、こうしてエンジンをかけているんですよなんていう…なんかおかしいぞ志の輔さん。
また、闇バイトが横行しているから話しかけられ~という話題。闇バイトとかいうと、いかにも悪そうな顔している奴らを連想するが、捕まった奴をみると髪の毛さらっさらで、角度によってはイケメンにも見えそうな奴らやちゃー。
なんで、そんなことするがー。
新湊弁は汚い言葉だから、そのせいで富山弁まで汚い言葉だという風評被害を受けているちゃなどとおっしゃるが、そんな汚い言葉とは思ったことがないので、びっくり。
漁師町の人は語気が強めとは思うけれども、漁船の上ではんなりな言葉使ってたら魚逃げるわーと思っているので、そうなの?って感じ。
志の輔さんはその新湊弁で闇バイトの下調べの奴らに、こいつら話が通じない!と思わせて富山に近寄らないようにさせようなどと言う(笑)
家電の話になって、洗濯機は日立だな。
冷蔵庫は三菱かサンヨー。あなた方の家の台所の広さはわかりませんがうちでは、こう左右開きのだと、片方が壁にぶつかってしまう。私は左利きなので、こう片方づつ開く冷蔵庫が…ああ、分かってますよ、こんな話を聴きに来たわけじゃないってのはわかってますよ。(志の輔さんの仕草だと、多分それは観音開き💦両開きは片側ずつ開くやつ~というのをアンケートに書き忘れたのが無念…)
ただねえ、もう今年で16年目ともなると、開口一番でお弟子をだして、私がでて仲入りがあって、最後私が出るパターンに飽きてしまったんですよね。
だから、今日はわしが先に出て短いのをやって、私の後に、お弟子がでてちょっと長めの、凄く長いものを2時間半に縮めたものを…(どよめく客席)更に縮めた30分程度の話をやります。
で、一応私師匠ですから、先に場を温めておいてやろうと思って、こう色々喋っているわけですよ。
それでも冷えてると、お弟子が自分が先に出ても後に出ても冷えてるじゃんと思われるのも嫌なのでね~。
富山弁での猫の皿。
猫に村でも焼き尽くされたんですかってレベルの蛇蝎のごとく猫を嫌うところが、この話のサゲが生きるんだろうなあ~。
そして志の輔さんが高座返しをして去っていく…。
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■立川志の麿:寝床
2時間半はやらないです。
師匠が高座返しした後の座布団に座るのはなんか落ち着かないです。
こういう機会を与えてもらうのは凄く嬉しいです。皆さんは辛いかもしれませんが、諦めてください…的なことを言って始まったのは「寝床」
辛かった…あとでリアル寝床だったんだねって言われるほどに、本当に店子の気分を味わえる苦行な寝床だった…。寝るに寝られくて…魂が抜けました…。
私普段はなるべくダメだった感想は書かないんだけど、今回は辛くて辛くて、退室しようかと思うくらいに辛かった。後日Xを見たら、私の他にも受け付けなかった人がいたので、最低昼公演で2名は拒絶した人がでたというのは確実。
金返せとまでは言わないが、私が支払ったお金は志の輔さんの懐にストレートに入っていただきたい所存。
そして、余りの辛さにアンケートに「寝床よりも志の輔さんの冷蔵庫の話の続きが聴きたかった」と書いてきました…。
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■立川志の輔:高瀬舟
わしが温めても冷えましたなー(笑)
明日は東京で仕事があるので、(今日)帰るんだけど、明日はいつもの日本テレビやニッポン放送の仕事ではなく、PARCOで「リア王」の8Kの映像を見に行くことになっている。そういうのをやるから志の輔さん見に来ませんかとPARCOの人から話をいただいた。<パルコステージ“8K”フェスが11/8~11/14まで開催されてました>
今4Kだけど、もっと映像が良くて、このホールの一番後ろくらいから1つのカメラで撮影して、舞台全体を写すことができる映像で…ここに来ている人は8Kの話は良く聴いていると思うけれど、昔あった3Kみたいな、きつい、汚い~とかじゃないですよ~映像の話ですよ。
私は舞台を撮影することが嫌いでしてね、私の後方にカメラがあったらお客さんが気にするじゃないですか。カメラを気にしてお客さんが笑いたいのに笑いをこらえるなんていうのも嫌なんですよ。
でも、今回PARCO公演を8Kのカメラで撮ってみませんかという話があったので、どうするかわかりませんが、PARCOに見に行く予定があるんですよ。
映像の話の枕から、話が滑り込むように始まる。
人情噺ではない、淡々と物語が語られていく。ホールの空間が高瀬川になり、夜の川面を滑っていく舟に乗っているような気になる…。
息を飲むような空気の中、目の前に血の色が見えるようにも感じる。
なにもないのに、映像が見えるようなこの感覚をカメラは撮ることができるんだろうか?そんことを思っているうちに物語は終わっていく。
口語にするにあたって、一か所だけ変えてあります。
気がつかないのもいいでしょう。
本を読み直してみて、気がつくのもいいでしょう。
毎月、てるてる亭に来ているとたまにこういうものあります。
こういう気持ちで帰るのもいいかもしれません。
先にやったのを思い出して、(その気持ちで帰るのも…)
ほら、こんなのやりましたよね「なんで猫にそんな皿で食べさせているんだい!」って…。
袴田事件ご存じですか。
先日ラジオで袴田事件のドキュメンタリーを撮影した監督さんとお話をしました。※
まだ公開はされていませんが、私は先に円盤をいただきました。
興味があったら、上映されたら見てみるといいと思います。
■青空文庫 高瀬舟 森鴎外
青空文庫は、著作権が終了した作品や著者の許諾を得た作品を電子化したものでござる。違法ではござらぬが…森鴎外を横に読むって変な感じなので、本買うわー(;・∀・)