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おれはSplatoon3で特攻するやつに文句がある

へろーゴミども。
死にたみ酩酊ヶ咲だ。

ワイフの手料理よりひどい気候だが、お前らは如何お過ごしだ?
おれか?
おれは…

今日もSplatoon3でヤグラに乗っています…

Splatoon3のヤグラルール

スプラにはゲームルールがいくつか存在する。
そのうちの1つがヤグラルールだ。

ルールは簡単。
マップの中央にあるヤグラというオブジェクトを相手陣地まで運ぶだけだ。
運び方も簡単。
プレイヤーがヤグラの上に乗ると、ヤグラは自動的に相手陣地まで動き出す。

相手チームが乗れば自陣に向かってくるため、自チームは乗ってるやつを降ろして奪い取らなきゃならない。逆も然り。

縦横無尽にステージを駆け回り、お互いのチームでヤグラを奪い合うわけだ!

だが、Splatoon3のユーザは基本中卒引きこもりクソニート。
ルールを1億回聞かされても理解できない畜生以下。
だから…

誰もヤグラに乗らない件についてwww

Splatoon3のユーザは全員、思春期のキッズ、もしくは思春期を引きずったアダルトチルドレンで構成されている。

つまり、「ルールに従うことをダサい」と感じてしまう傾向にあるのだ。

ワイシャツの下には柄シャツを着ちゃうし、学校指定外のバッグで登校したりしている奴らということだ。

そんな奴らが、「ヤグラに乗るルール」で、「ヤグラに乗る」わけがない。

「マジ、ヤグラ乗るとかダサいっしょwガキかよw」と、こちらを一瞥して最前線へ突っ込んでいく。

それで前線でボコボコにされるわけだが、奴らは思春期真っ最中。
「べ、別に悔しくねえし…たまたまやられただけだし…」
と、また前線へ突っ込んでいく。

そうして一向に上がらない前線。どんどん不利になる自チーム。

なぜなら誰もヤグラに乗っていないから。

そうして彼らは画面の前で文句を言う。
「こんなに突っ込んでるのに仲間は何してんだよ!チンパンかよ!」
と。

答えとしては、チンパンはお前だ。

前線特攻族

とにかく突っ込んでいく彼らに、畏怖と軽蔑を込めて特攻族という名前をやろう。
脇目も振らずまっしぐらなやんちゃ坊主ども。

彼らの辞書に、「ヤグラに乗る」「仲間を待つ」などの言葉はない。
リスポーンと同時に敵陣へ殴り込み、運が良ければてきとうにキルを入れてデスして戻って来る。これの繰り返し。

その間、ステージ中央には動かないヤグラが静かに佇む。

ひたすらに敵陣へアタックをかける奴らはもう人の目をしていなかった。
さながら血に飢えた獣といったところだ。

我々の目的は、ヤグラを敵陣へ持っていくことであり、殺戮ではないのだ。

何が彼らを殺戮兵器に変えてしまった?何が悪かった?
スプラの仕様?ルールの説明不足?学歴社会?経済格差?ジェンダー差別?

答えは1つ。

特攻族の頭が悪い。

ヤグラ乗りの苦悩

「じゃあお前が乗れよ」
という声が聞こえてきそうだ。

それに対してはこう答えよう。

「乗ってますwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

なのになんで負けるんだ?という話だが、
これについては、
「特攻族が強いとは限らない」
という言葉に限る。

「突っ込んで1キルもいれずにデス」というのを繰り返されると、実質的にいないのと同じだ。
つまり、常に自軍より敵軍のが人数が多いことになる。

すると、大卒の賢い敵軍はヤグラに乗るだろう。
常に人数の有利が発生しているのだから。

それならば、おれも一緒に特攻して前線をあげて、ある程度片付いたらヤグラに乗るか、とも考えるわけだが、
クソ雑魚特攻族は一瞬で溶けるためなんの戦力にもならない。すると1対3だの4でぼこぼこにされる。

「他の仲間は何してんだよ」
という声も聞こえてきそうだが…

彼ならもくもくと自陣を塗ってるよ。
なにか辛いことがあったんだろう。放っといてやってくれないか。

絶望的状況

ところで、ヤグラルールに限らず、スプラの試合では度々絶望的な状況が訪れる。
その中で「圧倒的力量差が存在する状況」というのがある。

つまり、エイム力(敵に照準をいち早く合わせる力)も、立ち回りも、キャラコン(キャラクターの操作能力)も全て自軍が劣っていることがあるのだ。

こういう時は、大抵ぼこぼこにされる。
ものすごくボムを投げられて、ありえないほどスペシャル技が飛んでくる。

白旗。降参。打つ手なし。

どうせ負けるし、YouTubeで次見たい動画を探していた方が有意義。

だが、昔の偉い人の言葉にこんなものがある。
「絶望的状況で、打つ手がなにもないとき、唯一有効な手段がある。”勇気を持つこと”である」
と。

ハートに火をつけて

先ほど、もう何回目かわからない昇格戦を行った。
ルールはヤグラだ。

開幕、突っ込んでいくおれ以外の3人。
彼らはボムなどというものを知らない。
知っているのは手に握る己のブキの強さのみ。

早速2人倒された。

前線に残るのはおれとオーバーフロッシャーというヒノキの棒以下のブキ。

これはまずい、と直感的にわかる。

第一に、初動数秒で倒される奴にまともな奴がいないことを知ってる。そういう奴は大体ドラッグを決めている。

第二に、おれは今2勝2敗。
3回負けたら、つまりこの試合に負けたら昇格戦はおじゃんだ。

「…とりあえず様子を見よう」

2人倒された状況。
院卒エリートだけで構成された敵軍がこの好機を見逃すわけもなく、容赦なく詰めてくる。

命からがら逃げ帰るおれ。

なぜかマップ中央に居座るオーバーフロッシャー。

リスポーンしたら前線に特攻する2人。

マップ中央でデスするオーバーフロッシャー。

マップ中央でデスする特攻族2人。

リスポーン地点を塗るオーバーフロッシャー。

「終わりだあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!あと何回昇格戦やりゃいいんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!??!?!?!?!?!?!」

思わず叫ぶおれ。

必死でボムを投げて牽制する。

その脇を通り過ぎるオーバーフロッシャー。

「何か策が?!」

デスするオーバーフロッシャー

「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

思わず叫ぶおれ。

目と鼻の先まで迫ったヤグラには敵が乗っている。

終わりだ。
このまま押し切られて負けるんだ。
もう諦めよう。空でも眺めよう。ここはいつも晴天だ。淡い白雲の上からは、地表の諍いなんてチンケに見えるんだろうなあ…

その時。
それは偶然だった。
特攻族の投げたボムが院卒エリートを数人爆散させた。

特攻族の1人はすかさず特攻し、もう1人がヤグラに乗った。

そう言えば昔、祖母から聞いたことがある…
特攻族はどうしようもない馬鹿で、特攻しか知らない、と…
故に、どれだけ窮地に陥っていても前しか見ない、と…

「こいつら、まだ勝つ気でいやがる…」

普段ヤグラに乗らない特攻族がヤグラに乗ったのがその証拠。

彼らはヤグラの上の危険性を知らないわけではない。

敵軍はヤグラを全力で止めにくる。
そのため、ヤグラ乗りは大抵凄惨な最期を遂げる。

それでも乗った…特攻族なのに…
勝つ気だ…

「いいだろう…沼ジャンだ…前線どうにかするぞ…」

沼ジャンというのは、最前線の味方へジャンプすること。
ジャンプすることで移動を省略できるわけだが、最前線なのでジャンプ直後にデスする確率が高い。

案の定、すぐに敵に蜂の巣にされる特攻族。

後を追うおれ。すぐに蜂の巣にされるおれ。

大学院卒エリート敵軍が、少年院卒の自軍をひたすら蹂躙している。

オーバーフロッシャーは明後日の方向へインクを飛ばしている。

それでも沼ジャンの連続で、少しずつヤグラが敵陣へ動き始めた。

ヤグラ付近で死線を掻い潜るおれ。

だが院卒のスピードに追いつけない。

「ヤグラをあと少し進めれば勝てるのに…」

健闘虚しく、おれは院卒のインクで蜂の巣にされた。

「終わった…」

その時。
特攻族が沼ジャンしてきた。

「えぇ…」

正直ドン引きだった。
今飛んきても秒でデスするのが関の山。

だが…ヤグラは一瞬でも人が乗れば動く。
今はヤグラに誰も乗っていない。

相手が乗るより僅かに早く沼ジャンしてきた特攻族がヤグラに乗った。
案の定、秒で倒される。

しかし…

「動いた…ヤグラが動いた…」

僅かに、でも確かにヤグラが敵陣へ動いた。
この時点でギリギリ、相手よりヤグラを動かせたのだ…

遠くでオーバーフロッシャーの音が鳴っていたー…

今日も特攻するゴミへ

ということで、なんとか昇格戦に勝てました。
何度目の挑戦だったろうか…もう覚えちゃいない…

正直、特攻族は疎ましい。
ちゃんとヤグラに乗ってほしい。
沼ジャンするのやめてほしい。

昇格戦は正直、特攻族の味方に呆れて、おれは中盤辺りで諦めていた。

それでも、特攻族は諦めなかった。

勝てたのは偶然だろうけど、その偶然も特攻族の行動があったからこそ手繰り寄せられたものだと思うと…うーん…
勝てたからよかったけど、負けてたら間違いなく叫んでたからなぁ…

だから、ありがとうとは言えない。
そもそもお前らがちゃんと学校へ行って、ドラッグもやめて、慎重にプレイしてたらあそこまで追い込まれてなかっただろうからな。

でも、あの状況下で空を見上げずに前を見てたのは、特攻族だったのも事実だ。
そう考えると、特攻族がいなくなっちまったら…それはそれで味気ないのかもな。

ということで、今回は前線に特攻することしかしらない奴のせいで窮地に陥り、前線に特攻することしかしらない奴のお陰で勝てた話でした。

それでは次回、「ヤグラにオーバーフロッシャー持ってくるってどういう神経なの?」でお会いしましょう。

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