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正木講演「聖徳太子1400回忌は2020年」

古賀代表のフェースブックからシェアさせていただきました。
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2021/02/02
正木講演「聖徳太子1400回忌は2020年」
 今日は、大阪市福島区民センターで開催された正木裕さん(古田史学の会・事務局長)の講演(主催:誰も知らなかった古代史の会)を聴講しました。テーマは、聖徳太子の1400回忌を迎えた令和三年にふさわしく〝覚醒した「本当の聖徳太子」〟というものです。
 ところが講演では、「1400回忌」の説明と『日本書紀』との齟齬を指摘され、『日本書紀』によれば厩戸皇子は621年2月5日に没したとされており、その記事に従えば「1400回忌」は昨年2020年になるとされました。この一年の齟齬は、『隋書』に見える九州王朝の天子、阿毎多利思北孤(あめ・たりしほこ)の没年(622年2月22日。法隆寺釈迦三尊像光背銘による)を近畿天皇家の厩戸皇子のこととしたことが原因です。
 この他にも多利思北孤の伝承が厩戸皇子(聖徳太子)の事績に転用された例(注)を史料をあげて紹介されました。古田ファンであればお馴染みのテーマですが、一般の市民を対象とした講演会では驚きを以て受け止められたようです。こうした一般市民向けの取り組みも「古田史学の会」や古田学派にとって重要な取り組みです。
 なお、同講演会もZoomシステムによるネット配信テストが久冨直子さん(『古代に真実を求めて』編集部)により行われました。
(注)隋との対等外交、「十七条憲法」「冠位十二階」制定、『法華義疏』、他。
【写真】講演される正木さん

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