「牛乳」が体に悪いのはなぜ?!
皆さんこんにちは!
タイトルを聞いて驚いた方も
いらっしゃるかもしれませんが、
そうなんです。
実は牛乳は健康食品ではないんです!!
私も、今の職場の院長が
患者さんに説明されるまで知りませんでした
ではなぜなのか、詳しく説明いたしましょう
そもそも哺乳動物の乳汁は、
糖質、タンパク質、脂質、ミネラルでできており
それぞれの種の乳児に最適な栄養素を
与えるようになっています
なので、ヒト・ウシ・ヤギ・ゾウなど乳汁の
含有量には大きな差があります
ということは
「牛乳はあくまでも子牛のための飲み物」
そのため人間の食料にしてしまうと
人体にさまざまな問題を
引き起こしやすくなるんです(驚)!!
まず1つ目の理由
*消化器症状を起こしやすい
牛乳の中に含まれている糖質(乳糖)を
人間の血液の糖質として流入するには、
空腸に多くあるラクターゼという酵素が必要です
しかし!!生後1年半〜4歳の間に徐々に
消化酵素が低下してしまうので
乳糖が消化できずに大腸まで行ってしまうのです
すると大腸にいる常在菌とケンカして、
その戦いででたゴミから
お腹が張る・下痢・ゲップ・おなら・
胃けいれんの症状を起こします
これがつまり
乳糖不耐症の症状とメカニズムなのですが、
ほとんどの人が乳糖不耐やないかい!!
ってことです(笑)
牛乳を飲んでお腹が痛くなるそこのあなた、、
正常な生理現象です
ちなみに、日本人は85%の人が
乳糖不耐症というデータもあります
2つ目の理由
*牛乳に含まれるタンパク質は
アレルギー体質をつくりやすい
論文を簡潔にまとめると、
・牛乳に含まれるタンパク質は
アレルギー反応を引き起こしやすい
・小児の鉄欠乏性貧血の半数は、
牛乳に対する胃腸過敏が原因と考えられている
→乳児の胃腸の出血を引き起こすおそれがあるのだそう
・牛乳に含まれる鉄は、
腸管から吸収されにくく、
血液まで運搬されることはほぼない
・虫垂炎の患者に共通する生活習慣として、
牛乳の多飲がある
・大人であれ子供であれ、
不眠・不安・抑うつ・頭痛・おねしょも
案外、牛乳が原因であることもある
また、近年の問題として
現在の牛たちは乳汁が出やすいように
ホルモン治療や品種改良、感染症や
乳腺炎予防のために抗生剤を飲んでいます
乳汁は血液でできていますので、
その牛の乳汁を飲むなら当然、
飲んだ人たちにも少なからず影響します
影響はない量を投与しているとはいえ、
実際にはこのことも
アレルギー体質になる要因だと思います
3つ目の理由
*牛乳はカルシウム源として不適切である
え?!牛乳ってカルシウム多く含んでるじゃん!
って思っている方もいますよね
えぇ 含んでいますよ1Lに約1200mgも
じゃあなんで?といいますと
牛乳に多く含まれる、リンが関係しています
リンは
腸管内でのカルシウムの吸収を阻害するために
吸収率はかえって悪いそうです
牛乳よりも好ましい
カルシウム源となる食品 ↓↓↓
ブロッコリー・キャベツ・カブなどの野菜類
インゲンや大豆などの豆類
小麦粉などの穀類
イワシやサケ・桜エビ
それ以外には牡蠣・アーモンド
ご覧のようにカルシウムをとりたければ、
牛乳より食品からの方が吸収率が良いですよ♪
まとめ
今回ご紹介したように、
牛乳は健康的な飲み物ではないようです
しかし、世の中にはごく一般的に
ありふれていますし、
健康食品と位置付けられています
公に報道されないのは
巨大利権が絡んでいるためです
とはいってもご飯を美味しくするのに
欠かせない飲料ですよね〜
職場の院長は、
・料理に使う程度の量にしましょう
・口にするなら牛乳より乳糖が減っている
ヨーグルトやチーズといった加工食品にする
と患者さんへ話をされます
今回のことをきっかけに
カルシウムをとるなら別の食品でとり、
牛乳は料理を美味しくする隠し味程度で
使ってみてはいかがでしょうか♪
2021.10.23
Sakemika
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