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コウテンケンテツさんの料理エッセイ

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先日こんな本を読みました。

「本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ」
コウケンテツ著

ここから先は本を読んで、
「なるほど〜」と思ったこと独り言のように書き記しただけなので
さっくり読んでいただければ幸いです。
ほぼ引用しております(笑)

なぜごはん作りはしんどいのか

要因として、日本の家庭料理に求められるレベルがあまりにも高すぎるのではないか、ということ。僕は日本の家庭料理を「ワールドワイドハイスペック家庭料理」と呼んでいます。

「ワールドワイドハイスペック家庭料理」
私は、よくこの言葉を思いついたな!!と思うくらい納得できました。確かにオーストラリアのホームステイ先でも焼くだけ切るだけ料理が多かったな〜


・次に思うのは「料理に取り組む体制の問題」。育児だけでなく、料理もワンオペという人が多い。家族のために栄養バランスを考えて作らなければならない、手作りしなければならない、お惣菜やレトルト食品に頼ることには罪悪感を覚える「もっと頑張らなくては」と追い込んでしまう。

ふむふむ。そうだよな〜。子育てしている友達や妹を見ても、ワンオペでやってて、おまけに頑張り屋さん。


・もっとも大きな要因だと思うのは、「食べるだけの人の問題」

そうですね、これは一番いけないですね〜。やはり作ってもらう人に対しての感謝は大事ですね。余裕があれば、お皿洗いくらい協力するとかなり喜ばれるかもね♪

私のサンシャイン

フランスでの食生活。バケットにバターとジャムを塗っただけのものにカフェ。これが典型的なパリの朝食。子供に至ってはシリアルで済ませるケースが多い。(簡単なので自分達で準備もします)
驚いたのは、平日は自宅で料理をしないわよ、宣言されている方が多く、昼も夜もデリのお惣菜や冷食など、いわば「並べるだけのごはん」で済ませている家庭が多かった。理由は、フランスの子育て世代である40代の女性の就業率は80%以上だと言われています。栄養バランスが、思うことに取材したパリの女性からの忘れられない一言が。
「家で料理ばっかり作っていたら、私のサンシャインが輝かないじゃない」
「そうよ。私が輝いてこそ家族が輝くのよ」
パリの方たちは基本的に「家族が、人が、社会が幸せになるには、まず自分自身が幸せにならないと」という考えがみんなの根底にあり、自分自身の気持ちが最優先なのです。だからこそ日々のごはん作りに対して決して無理しない。だからこそできる範囲で家族やパートナーと協力しあい、ごはんを作って食べる。その姿がとても印象的でした。
大事なのはパートナー間、家族間の納得感なのだと感じました。

日本の女性は頑張りすぎだよね。料理をするのがしんどいと思ったら、しない自由もある。自由は誰にだって平等に権利はあるもんね。私の料理は基本的に、「自分が食べたいもの」目線で作っています(笑)

手料理=愛情?

愛情を込めて作ることは間違いなく良いことだし、素晴らしいことなのですが、実は「手料理=愛情のバロメーター」ではなく「手料理=余裕のバロメーター」と考えた方がしっくりくるのでは?
手料理に必要なのは、心の余裕、時間の余裕です。そう思う自分に罪悪感があるママは、ただ単に「余裕」がないだけなのです。
では毎日のごはんと愛情は関係ないのか?いやいや、そんなことはありません。僕は「子どもの満腹感=親の愛情」だと思っています。
お腹一杯食べさえすれば、子どもは愛情を感じてくれるはずです。

「手料理=余裕のバロメーター」
10代の頃の自分に言ってあげたかったなー。
母は、昼も夜も働いていた時期があり、ご飯を作れない?作らない?くて、よく喧嘩してました。あの時は本当に私達を養っていくことに必死で「余裕」なんてなかっただろうなと今になっては理解できますね。


料理を苦痛に感じるのではなく、もっとシンプルに料理をして、楽しく簡単に、ときには凝った料理という気持ちでいる方が前向きに感じれるのかもしれないなと思える一冊でした。

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