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ギャップがすごいおばあちゃん患者様の話
こんばんは!足に合うパンプスをお手頃価格で手に入れられてゴキゲンな葉っぱさんです。
今日はすごく暑かったですね!🥵
夕日がきれいだったので今日の画像にしてみました!
さてさて、私が以前勤めていたクリニックでの話をさせていただきます。
タイトルの通りギャップのすごいおばあちゃんです。
あ、ムキムキとかじゃないですからね😆
個人情報特定を避けるために少しフェイクを入れますが、ほぼ実話です。
その頃はリハビリ室に勤務していたため、患者様に機械の取り付け等をしていました。(電極付けて電気流したり、ライトのようなものを当てて温めたり、超音波をピッピと当てたり)
様々な患者様が様々な症状でいらっしゃって、少しずつ良くなっていく様子を見るとすごくうれしかったです。
そんな日々の中、患者様の中にいつも車いすに乗って息子さんらしき方に連れられてやってくる可愛らしいおばあちゃま👵がいました。
足が弱いので介助しながらベッドにやっとこさ寝て、腰も曲がっているので横向きの体制で背中に電極をつけます。
だいたい腰のところまでめくったら電極を持った腕をつっこんで背中全体につけていき、服の上から位置がずれていないかチェックをするという手順です。
「今日は天気が良いですね~」なんて話しながら服をまくります。
そこで目に飛び込んできた鮮やかな赤と黒。
え?けが?服まだ着てた?と2度見。
がっつりタトゥー。というか入れ墨といった方が正しい気がする大きさ。
大きな貫禄のある花柄で、正直キレイだな、と思ってしまいました笑
(あまり触れない方がいいよね・・・?)と思いながら、周りから見えないようにちょっとかがんでのぞきながら、入れ墨に乗らない範囲で電極を取り付ける。
そこから電気を流していき、ちょうどよい強さで止めてもらう。
「何かありましたらボタンを押してスタッフを呼んでください」と声をかけ、ほかの作業にとりかかりました。
と、まだ1分も経たないうちに
👵「すみませ~ん」と声がかかる。ボタン押さない。
こうゆうときはだいたい「思ったより電気強かったみたい」とか、「少し位置をずらしてほしい」と言われることが多かったので、急いで駆け寄りました。
私「どうしました??」
👵「あのね~、、寂しい。」
思わず「かわいい!!」と叫びそうになりました。
私「ちょっと待ってて!」→先輩に「寂しいらしいんで喋ってても良いですか?」とお伺い。→「今暇だしいいよ」とのことで舞い戻る。先輩神。
私「私で良ければおしゃべりしましょ」
👵「お願い~。」
そこから色んな話を聞きました。(入れ墨はさすがに聞けなかったけど)
片目がすごく悪く、ほとんど見えないこと。そしてそれはまつ毛パーマ液が目に入ったためということ。
そしていつも連れてきてくれている息子さんらしき人は彼氏さんだということ。とても愛し合っていて、本当に幸せだと。20歳以上の年の差。
私「だからいつも若々しいのね、お化粧もキレイにしているなと思っていたの。口紅もすごくお似合い。」
👵「でしょ~。アイラインはね、難しいから、アートメイク(タトゥーのメイクバージョン)にした~。」
私「ほ…ほんとだ、下瞼に入れてるのね。怖くないの?」
👵「へっちゃらよ~。」
美意識の塊。。。
そんなお話をしていたらあっという間に電気治療終了の機械音が鳴りました。
施術も終わり、待ち合いで待っていた息子さ…じゃなくて彼氏さんの元へ車椅子を押していきました。
その話を聞いた後だからか、確かにお互いを見る目は親子ではなく恋人を見る目そのものだなぁと。。
そして受付で誤って「息子さん」と呼んでいなかったか心配になり、受付のベテランスタッフに
私「ねねね、親子に見えてたかもしれないけどパートナーって聞きましたんでもし息子さんって呼んでいたら…」
受付さん「あ~旦那じゃなくて彼氏なんだ。でも大丈夫知ってる😄」
私「聞いたの?」
受付さん「いや? 待ち合いでチュッチュしてるからみんな知ってる。」
私「チュッ……チュ?」
そこから私の妄想は止まりませんでした。以下は妄想です
(きっとあのおばあちゃまは、生まれはヤ〇ザの親分の娘で、父親の認めた二代目と結婚。しかし、そんな姐さんと恋に落ちた若衆が一人。時は経ち二代目が組を取り仕切っているところに二人の関係が判明してしまう。体裁や、組の力関係のバランスを保つためにも籍は外してもらえないが、兼ねてから愛のない婚姻を申し訳なく思っていた二代目の人情により二人は気兼ねなく愛し合える環境を手にいれたんだ。そうなんだ。うーわ少女漫画だ😍)←脳内少女漫画
この妄想は二代目が実は彼女を愛していて…みたいな発展を遂げるのですがきりがないので中止します。笑
ギャップおばあちゃんのお話は以上です。
ちなみにこの方 80代後半の方でした。
いつまでも若い気持ちがあれば幸せな日々を過ごせるんだなあとしみじみ思いました。
今後もちょいちょいインパクトのあった患者様のお話を記事しにしようと思います。
おひらき!