富山の日本酒をたらふく飲む
皆さまこんにちは。
ご当地の名物やお酒を楽しむ旅行が好きなおひぐです。
このコラムでは毎月15日におひぐが出会った美味しいお酒と食べものを、旅を絡めてお届けします。
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先月の石川県の記事はこちら▼
【おひぐの日本酒紀行Vol.7】 石川県の地酒が楽しめるお店をご紹介
今回の舞台は富山県。
石川県の地酒を満喫したあと、電車で移動しました。
いたるところから望める立山と、富山湾に囲まれている自然豊かな富山県。
そんな富山県には『勝駒』や『立山』、『満寿泉』など有名な日本酒がたくさんあります。
さっそく富山県の美味しいご飯と日本酒をみていきましょう〜!
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『とやま方舟』
富山駅横の『とやマルシェ』にある居酒屋です。
お食事を頼むと、お通しで鯛めしと食前酒が出てきました。
『玉旭 アンタレス (原酒)』(手前の透明なおちょこ)
ふわっと甘い風味でした。
飲んだあとは口の中にほのかな香りが残り、お米との相性も最高です。
『勝駒 上せん』
そして今回頼んだお酒は、勝駒。
勝駒を初めて飲んだのですが、「透明感!」と形容したくなるようなとても上品ですっとした日本酒でした。
まろやかな口当たりで、口の中に含んでいると甘みを感じます。
「初富山で飲むならどの日本酒?」という大雑把な注文で出してもらったのですが、これは苦手な人は少ないのではないかと思いました。
今回食べたのは富山名物の氷見うどんと、白エビ天丼のセット。
細くてちゅるちゅるの麺とたくさんのってる白エビでお酒が進みました!
『沙石』
富山駅から電車で15分ほど北上して、枡田酒造が経営する満寿泉の有料試飲バーに行ってきました。
なんとこのお店、30分2000円で100種類以上の満寿泉の日本酒が飲み放題なのです!
中には非売品やヴィンテージのお酒など高価で貴重なお酒まであります。
おつまみ3種類をつけても+300円。ホタルイカの干し、エビ、アンチョビでした。
いろいろな種類を飲んでみたかったので30分間駆け足で、しかしできるだけ味わいながらおちょこ8杯いただきました。
今回は飲んだ日本酒の中でも特に印象深かった3種類をご紹介いたします。
『満寿泉 純米大吟醸 寿 プラチナ』
ふんわりとフルーティで、後味はすっきり。
飲み込んだらさらりと日本酒の風味が消えました。
追加のおつまみのホタルイカの干しも純米大吟醸の酒粕に漬けているそうです。
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『満寿泉 オーク樽熟成貴醸酒』
貴醸酒は日本酒を造る際の仕込み水に日本酒を混ぜて作っているお酒です。
はちみつをお酒にしたような甘さ。とんでもなく甘いです。
そして色までもはちみつのような透き通った黄金色。
オーク樽で仕込んでいますが、木樽の香りはあまり感じませんでした。
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平成6年醸造『寿』
26年前に醸造された、限定7000本のヴィンテージのお酒です。
古酒といえば紹興酒のような香りや味を想像しますが、まったくそれがなくペロリと飲めてしまうクセがないお酒でした。
後味にも酒の辛さが残らない。品の良いお酒でした。
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他にもワイン酵母で作られていたり、ラベルが山下達郎さんの娘さんと竹内まりやさんでデザインされていたりと、変わり種の日本酒も多かったです。
飲み放題だけでなく、おちょこ1杯300円〜でも飲むことができるので、そんなに多くお酒が飲めないよ!という方でも楽しめます。
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おまけ
日本酒は飲んでいないのですが、富山出身の酒小町メンバーにおすすめしてもらったお好み焼き屋さんで締めの富山ごはんを食べました!
『ぼてやん多奈加 富山駅前店』
富山でお好み焼きのイメージはなかったのですが、地元民に大人気だそうで、店内で食べるのに夕方1時間ほど並びました。
四角くてふわふわのお好み焼き!マヨネーズもたっぷりかかっています。
一度食べたら絶対やみつきになりますよ!
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今回は3蔵の日本酒しか紹介ができませんでしたが富山県は県内に19社も酒造があるので、富山に訪れた際はぜひ色々な日本酒を楽しんでみてくださいね。