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酒器で楽しむ日本酒:味わいを引き出す選び方と楽しみ方

「日本酒を、もっと身近に」という理念をかかげながら活動している日本酒メディア・コミュニティ酒小町』。このマガジンでは、日本酒の豆知識をわかりやすく、ちょっと飲んでみたくなるようなコラムを書いています。

今回は「酒器で楽しむ日本酒」についてお話していきます。 

お酒を飲む時には、何かしらの器が必要です。お酒を飲む時に使うもの。いわゆる酒器と呼ばれます。お酒を飲んでいるとどこかで意識する、酒器という存在。

「ただお酒が飲めればいい」という次元を超え、嗜好品としてのランクをあげるようなものにもなります。

その最たるものが、「酒器によって味が変わる」という話。みなさんもどこかで聞いたことはありませんか?もしくはこれから耳にするかもしれません、お酒と切っても切り離せない酒器の存在。

今回は酒器について触れていきましょう!


酒器との向き合い方について

酒器に対しては、酒器との向き合い方と、実際に使う場面とで、大きく2つにわかれます。

お酒が好きな身としては、何かしら、一つはお気に入りのものをもちたいですよね。酒器も出会いです。気になったものがあるならそこで手に入れるべきです。「今度見つけた時に」の「今度」は大抵来ません。

逆に言えば、2回出会えたならそれはもう運命です。ぜひ手に入れるべきです。時に、なかなかいい金額をしたりするのは事実です。
「たかだかこんな小さな器に、本当にそんなお金を払う価値はあるのか?」と、悩む瞬間が必ずあります。

しかし、お気に入りの酒器で飲む酒は、格別に美味しい。それは間違いありません。後述する、材質や形状うんぬんよりも、ぜひ皆さんの直感の「好き」「気に入ってる」を優先してください。

酒器といっても要素は様々!

そして、酒器もお酒と同じく、一つ一つのモノが違います。酒器の要素と、お酒の要素とでの掛け合わせはまさに果てしないもの。だからこそ面白いのです!

そのため、いろいろな要素からみた、酒器についての比較表を今回作りました!こちらはdancyu2018年3月号に載っているものをふまえ、私自身の体験を織り交ぜて作成しています。

<余談>日本酒をファッションで考える、というのは、実はここから発想を得ています。 酒器がお酒に対しての服装、になるなら、それを身につけるお酒は人そのものでは?という考え方をしたのでした。

すごく大まかにまとめると、
軽い・薄い素材の酒器であるほど、お酒そのものの味の活かすスタイルに。
重い・厚い酒器であるほど、お酒の味を包み込むスタイルに。
と言えます。

そんな酒器とお酒との関係については、一言で言うと無限です。

スパークリング日本酒とワイングラス、とか、お燗酒に平杯、という定番の組み合わせはあります。しかしながら正解はなく、どのお酒にどのような酒器を使うかは人それぞれ。ご自身でいろいろ試すのがおすすめです!

日本酒での酒器がわかれば、他のお酒での酒器にも応用ができます。ただし、酒器を変えてもあまり印象が変わらない、どれを飲んでも一緒に感じる、という人もいます。

それを卑下する必要はありません。なぜならそれは、酒器による七変化にとらわれず、そのお酒の本質に向き合えているということですから。

ちなみに、日本酒を楽しむ上では、

・家で使う酒器
・外出先にも持ち出せる酒器

それぞれがあるととても充実しますよ。そして、もしも酒器が割れたり欠けてしまったりしたら、それは次の良い酒器に出会うためのバトンパスと受け取ってくださいね。

それでは今回はここまで!

参考:dancyu MARCH 2018
酒器選びで押さえるべき3つのポイント! 〜器の違いによる味わいの変化〜


日本酒コラム『ゆるゆる日本酒教室』

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20代から30代の「お酒の場と、交流が好き」な人たちが集まる日本酒コミュニティ『酒小町。「日本酒好きのあそび場」をコンセプトに、年齢も職業もバラバラの個性豊かなメンバーが乾杯するだけでなく、自分たちであそびを企画したり、日本酒について学んだり......誰もがホッと一息ついて自分らしくたのしめるようなサードプレイスをつくっています。


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今回コラムを書いてくれた社会福祉士と日本酒学講師の資格をあわせもつ西嶋大悟さんのnoteはここから読めます。日本酒以外の話題も含め、優しくてわかりやすい文章が特徴です。

酒小町制作メンバー

執筆:西嶋大悟(note
企画:卯月りん(XInstagramnote
編集:亀山真希(Xnote)

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