石川県の日本酒が楽しめるお店をご紹介
皆さまこんにちは。
ご当地の名物やお酒を楽しむための旅行が好きなです。
このコラムでは毎月15日におひぐが出会った美味しいお酒と食べものを、旅を絡めてお届けします。
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今月の舞台は石川県。
石川県といえば江戸時代から加賀百万石と言われているほどの米どころです。
(石=石高:成人男性が1年に食べる米の量のこと。
百万石でなんと100万人分の米の生産量に!)
現在でも金沢城のふもとには兼六園やひがし茶屋街、近江町市場など名所がたくさんあり、多くの人で賑わっています。
米がたくさん収穫でき、人で賑わう場所は地酒も美味しい!ということで、私が金沢で訪れた石川県の地酒を扱うお店をご紹介します。
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『福光屋 ひがし』
ひがし茶屋街にある、『福光屋』の直営店です。
福光屋の代表的な日本酒『加賀鳶』の販売だけでなく、テイスティングバーも併設しています。
1種類をじっくり飲むもよし、3種類の飲み比べセットで飲み比べをするもよし。
甘酒や甘酒を使ったデザートの提供もあるので、日本酒があまり得意でない方でも安心です。
観光ついでにちょっと1杯、と立ち寄るのにおすすめです。
今回、私は『季節のおすすめ 3種飲み比べセット』を頼みました。
私が訪れた3月の下旬は『福正宗 春吟醸』と『加賀鳶 純米大吟醸 藍』、『純米吟醸 加賀鳶』の3種類でした。
春吟醸はうすにごりのお酒で、おだやかな桜吹雪を誘うような春の風を感じる柔らかい味がしました。
純米大吟醸は辛口でスッキリしていました。
純米吟醸はとてもフルーティ。後味までしっかり残る甘みがありました。
『ひがしやま 酒楽』
『ひがしやま 酒楽』は先ほどご紹介した『福光屋 ひがし』から、ひがし茶屋街をもっと奥に進んだところにある酒屋です。
店内の半分がお酒の販売、半分がテイスティングができる立ち飲みになっています。
立ち飲みでは1杯ずつから飲めるほか、3杯飲み比べセットやクラフトビールまで置いています。
ここひがしやま酒楽の素敵ポイントは、店員さんに好みを伝えるとおすすめの日本酒をチョイスしてくれること!
今回ご紹介する日本酒3種類は、「甘くなくて辛口でスッキリしている。さっき加賀鳶を飲んだからそれ以外で」の注文で選んでもらいました。
・御祖(みおや)酒造『ほまれ』
バナナみたいな吟醸香がします。
しっかりとした旨み系の純米吟醸です。
・武内酒造『御所泉』
後味があっさりしていて米の旨みを感じます。
九州の方のウケがいいらしく、お土産にしたら喜ばれるとか。
・宗玄酒造『宗玄 特別純米』
口に含んだ瞬間、辛口ながらも洋梨系の香りと甘さを感じました。
飲みこんだあとは水のようにすっと溶けていくお酒です。
販売コーナーでも、もちろん石川県のお酒がたくさん取り揃えられていました。
現在、石川県の酒造ではこのような取り組みをおこなっています。
『ぐいっと石川 地酒キャンペーン』
この商品は、コロナ禍で大きな影響を受けた石川の酒造が力を合わせて開発したのだそう。
300mlの手頃なサイズなので、飲み比べセットで好みのお酒を見つけて、お土産や自分用に持って帰るのにぴったりです。
ひがしやま 酒楽はお客さん1人1人とお話をして、その人に合ったお酒を提供してくださるとても素敵な酒屋さんでした。
金沢おでん『赤玉』
金沢名物である金沢おでんも、もちろん食べてきました!
今回訪れたおでん屋は『赤玉』。
金沢おでんはポタージュやクリームシチューのような濃厚さがある、魚介と昆布から取った出汁が特徴です。
金沢名物の車麩はもちもちプルプル。出汁を吸っていい感じ!
大根も「何日煮込みました?」というほど染み染みでレンゲで簡単に切れました。
赤玉で飲んだ日本酒は『鳥屋酒造 池月 純米酒』。
冷酒でいただきました。
上品な純米酒という感じでフルーティさもあります。
金沢おでんだけでなく白エビ唐揚げとの相性も抜群でした。
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石川県は北陸の米どころというだけあって、お酒の種類も豊富でした!
今回は紹介していませんが、お魚もとても美味しいので刺身や寿司と日本酒を合わせるのも良さそうです。
石川のお酒を飲む機会があったらぜひ飲んでみてくださいね!