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ボトルのボディについてのお話
「日本酒を、もっと身近に」という理念をかかげながら活動している日本酒メディア・コミュニティ『酒小町』。今回は「ボトルのボディ」についてご紹介していきます。
このマガジンでは、日本酒の豆知識をわかりやすく、ちょっと飲んでみたくなるようなコラムを書いています。
日本酒が好きという人はもちろん、日本酒がはじめてな方、好きで飲んでいるけど専門用語まではちょっと…という方、これから日本酒を勉強してみたい!という方、ぜひお酒を片手に読んでいただけると嬉しいです。
ただ飲むだけでもお酒は美味しいですが、少し知識をいれるだけで普段飲む日本酒が更に美味しく、楽しくなりますよ!
瓶には人の体の名前が付いている場所がある?
ゆるゆる日本酒教室、第80回目の今回は【ボトルのボディ】のお話。
普段何気なく見たり触ったりしている、お酒の瓶。
特徴的な瓶に入ったお酒は、瓶そのものが商品の代名詞となっていますよね。
有名なのはサントリーのウイスキーの一つ、角瓶。
実は、ラベルに「角瓶」という名前はなく、「SuntoryWhisky」としか書いてありません。
しかし、「角瓶」といえばあれ、と定着していますよね。
日本酒も多くの場合、瓶に入っています。
では、瓶には人の体の名前が付いている場所がある、というのはご存知でしょうか?
今日から使える、飲みの場ですぐに言えるこの話題。
今回はそんな瓶の部分名称についてみていきましょう!
参考写真および色付きの丸をつけてみました!
![](https://assets.st-note.com/img/1712019061449-KtvJUE0Uaj.jpg?width=1200)
こちらをふまえ、瓶の上から順に見ていきましょう。
赤:口部
蓋がついている部分です。
「注ぎ口」と言う言葉があるので、イメージしやすいですよね。
はめ込むタイプの酒蓋の場合と、回して開けるスクリューキャップの場合とで、口の部分は形状が変わります。
青:首部
口のところから、底に向けて伸びていく細長い部分です。
この部分に紐などでかけられた商品説明のポップがありますね。これは「首かけ」と呼ばれます。かねてより、「首長ボトルの日本酒、美味しいお酒多い説」を唱えていますが、それはこの部分が長い、ということです!
黄:肩部
首から徐々に膨らんでくる辺りです。
人と同じで、ここのカーブの程度でなで肩・いかり肩の瓶があります。この部分に貼られるラベルは、「肩ラベル」と呼ばれます。お酒によって、横だけでなく、斜め、縦に貼られたりしていますね。ここは表ラベルと共にとても目立つため、使われているお米の情報や作り方などのそのお酒の宣伝ポイント・特徴がよく書いてあります。
緑:胴部
多くの場合、メインのラベルが貼られている場所です。
メインのラベルの反対側には、お酒を販売するために掲載しないといけない情報が多く記載されている裏ラベルが貼られています。
瓶の首の部分を持って瓶をくるくる回し、ラベルを表裏交互にまじまじと見たことありますよね。
<おまけ情報>
帯封(おびふう)
札束や書類などを束ねているテープ状の紙のことを指します。
日本酒の包装では、瓶を前後に、蓋部分をまたいで貼られる細長いラベルのことです。
帯封によりゴージャスでリッチな特別感を演出したり、スパークリングなどの開栓時に注意を促したりするお酒によくついています。
「口・首・肩・胴」と人の頭部から胴体にかけての名称と同じ名前が使われていますね!こうしてみると、確かに、瓶でも背が高くてスマートなもの、可愛いもの、貫禄があるものだったりと、瓶も千差万別です。
瓶の形をプロポーションに、お酒の味わいをキャラクターにして、そのお酒を擬人化してみるゲームなんていうのも面白そうですね。
それでは、今回はここまで!
日本酒コラム『ゆるゆる日本酒教室』
日本酒コミュニティ「酒小町」
20代から30代の「お酒の場と、交流が好き」な人たちが集まる日本酒コミュニティ『酒小町』。「日本酒好きのあそび場」をコンセプトに、年齢も職業もバラバラの個性豊かなメンバーが乾杯するだけでなく、自分たちであそびを企画したり、日本酒について学んだり......誰もがホッと一息ついて自分らしくたのしめるようなサードプレイスをつくっています。
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コミュニティ内にはこのnoteのように、講義の形でない日本酒の知識を唎酒師さんがゆるゆる共有してくれるコラムがあります。美味しく、楽しくをメインにしていますが、こんな風に日本酒の知識を身につけながら飲むお酒もまた格別ですよね。
今回コラムを書いてくれた社会福祉士×日本酒学講師のダイゴさんのnoteはここから読めます。日本酒以外の話題も含め、優しくてわかりやすい文章が特徴です。
酒小町制作メンバー
執筆:ダイゴ|社会福祉士×唎酒師・日本酒学講師=Sake Social Worker(note)
ディレクション:関谷サイコ(X/note)
企画:卯月りん(X/Instagram/note)