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自己紹介|1年前の“ただの中卒”だったSAKEKASUくんへ


1年後にはどうなっていると思いますか?


一級建築士の学科(1次)試験まで154日ですね。

学科試験では、2回の屈辱を経て30点UPの108点で合格します。

本当です。

自己肯定感が最高潮に達します。
同時に、2ヶ月半後の設計製図(2次)試験へのプレッシャーに苛まれます。


そして、クリスマスには一級建築士の試験に合格しています。

本当です。

合格した日から今日に至るまで、自己肯定感は溢れ続けます。
ずっと、毎日、どんな時も嬉しいです。
きっと、これからも、ずっと嬉しいです。

本当です。

「建築設計の仕事を辞めるため」という不純な動機でよく合格できたと思います。


設計製図(2次)試験では、6階建てをぶち上げて断面図が平面図にゴチ当たる致命傷を負いながらも、最後の1秒まで諦めずに奇跡的に一発合格を果たします。

一つだけ予言できるのは、製図の試験中に「もうあかん」と6回くらい口にします。

本当です。


人間、極限状態で大きな壁にぶち当たると自然と口から諦めの言葉が出てきます。

でも大丈夫です。

もうダメだと感じたその瞬間、それまでの血の滲むような努力とSAKEを絶った夜が走馬灯の様に写し出され、再び製図板と向き合い試験終了を迎えます。


そして、無事に一級建築士の試験に合格します。


1年後には何に気づき、何を考えていると思いますか?


「 “合格はしたものの何をしよう” “一級建築士の資格をとって何をしたいんだっけ?” 」

「建築が嫌いなわけではないけれど、特別好きでもないな。それは、今の自分が携わっている建築設計の業務内容若しくは領域みたいなモノに対して希望を見出せていないんだな」

「 “建築設計を辞めたい” は、“建築設計だけをしてる” を辞めたいんだな」

「そもそも、なぜ建築設計の仕事をしてるんだっけ」

「20歳になった頃、テレビで安藤忠雄の特集を見たのがきっかけか」


「  "これなら自分にもできる" というよりは、"1から10まで全てを考えて形にする仕事" だと感じたのと同時に、"人間が生きていく限り建築行為は無くならないから食うのに困らない" と思ったんだな」

「仕事は何されてるんですか? 建築の設計です(キリッ)→え〜すご〜い! をしてモテたかったんだな」

「でも、もとからモテてて最初にカノジョが

「そこから、高卒認定をとって夜間の専門学校で建築設計を勉強し直したんだ」

「なんで高卒認定をとったんだろう。高校を中退したから取ったんだ」

「どうして高校を辞めたんだろう」

「今のSAKEKASUくんからは想像しづらいけど、新しい環境で人間関係を0から築くことが苦痛だったんだな」

「自分本位で自己中心的な思考回路だったので、物事や人間関係が思い通りに行かない環境に身を置きたくなかったんだな」

「身体はそれなりに大きく成長していたのに、それ以外は子供だったんだな」

「そういえば、製図試験の1ヶ月前に産まれたちびたまくん(よく笑うムチムチの男の子)のためにも、もっとお金が必要だな」

「ここまで色々あったけど、一級建築士の資格も取れたし、もっとお金も必要だし、"いま自分が身を置いてる建築設計の領域と、それに注ぐ自分の熱量"ではこれ以上の大きな収入UPは見込めないな」

「かといって、建築設計の "領域" を探って広げていく事に魅力を感じないしワクワクしないな」

「 “建築設計以外で自分の興味・関心があること" "それを問題意識だと捉えて自分のテーマとして考えていくこと” を探していけば、行為としてのお金稼ぎに繋がるんじゃないかな? 」

「まずは、いま自分が持っている "中卒の一級建築士" という肩書きを基に "建築設計のリアル" を発信しながら "興味がある分野を調べる傍らでそれを記事にすること" を副業として掛け合わせればいいんじゃないか?」

「 “いきなり副業始めて1年後に月収100万UPしました(キリッ)” は無謀だけど、自分の中でここまで経てきたストーリーを続けながら、そのストーリーの一部として、まずは副業で1円を稼ぐことから始めてみればいいんだな」

「とりあえずnoteに自己紹介でも書いてみるか…」


結局、1年前の自分になにを伝えたいか


「一級建築士」という試験に合格したからなにかが変わる(変わった)わけではありません。

僕みたいな人間が一級建築士に合格することで「自分の持ってるモノに気づき、それらを頭の中で整理して人に伝える事ができる様になると共に、行動をする様になる」という点です。

もちろん、資格取得によって明確に人生が変わる人もいると思います。
でも、それは、その為の準備ができている人の話。

自分のように長いスパンで人生を考えてこなかった人間。中長期的なスパンで人生の目標を立ててこなかった(これなかった)人間にとっては、「一級建築士取得=人生の変化」には直結しません。

ただし、一級建築士に合格することで1つだけ明確に変わったことがあります。

まず、合格がわかったその日から、モノの見方が変わります。
モノの見方が変わると、思考が変わります。
思考が変わると、行動が変わりました。
行動が変わると、習慣が変わります。

どこかの偉人が言ってそうな言葉ですが、その一連の変化の末にnoteで自己紹介を書いている自分がいます。

1年前の自分だと、「noteに自己紹介を書く」「自分と家族の将来を考えて副業を始める」という行動は間違いなくしてないです。

その行動のおかげで、この記事を読んでくれた皆さんに出会えたことに感謝しています。

この記事が一級建築士の取得を目指す人達にとって少しでも有益なモノになることを願いながら、1年前はお腹の中にいたちびまたくんとYOMEちゃんが待つお家へ帰ります。


KANPAAAI〜!!




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