画集とイラストを始めたきっかけについて ※ラジオ配信の文字起こし
radiotalkにて配信した第2回の文字起こしです。
(https://radiotalk.jp/program/28190)
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こんにちは。さけハラスです。
2019/11/8に初画集となる『私は今、旅をしています。』という本が実業之日本社さんから発行される事になりました。今日はその事と、「なぜイラストを始めたのか聞きたい」と質問を頂いていたのでそれについてお話したいと思います。
■画集について
この画集は全ページ書き下ろしというわけでなく、既存作品を中心に収録する内容になるのですが、新規イラストも現在生産して毎日制作に追われているような状況です。
画集を出して頂くというのは作家活動を行う上でひとつの目標であり憧れでした。
同人活動をしていて直接手売りするのも凄く楽しいのですが、商業誌は規模が違うので、同人イベントに行かないような方にも手に取って頂ける機会になれば嬉しいなと思います。
実業之日本社さんが出されている画集は、他社の画集と少し違う特色あるように感じていて、他の出版社だと「今までの作品のまとめにメイキングを加えたもの」という内容の画集が多いと思いますが、実業之日本社さんは漫画(ストーリー)が入っていたり、デザインが非常に凝っていたり、コンセプトを重視した本になっています。
個人的な印象ですが、よくある画集の場合「○○画集」と作家さんの名前がタイトルにつくことも多いせいか、その作品の世界に没入するというよりは、その制作者の人間自身に思いが巡ったりどういう思いや戦略でこの作品を作ったのかな、といった面を意識してしまいます。
それに対して実業之日本社さんの画集は、ストーリーや世界観に没入しやすいような作りになっているように感じます。
(どちらが良いとかではなく、それぞれの特色があるなというニュアンスです)
今回作らせていただいている画集も、創作活動で行っている”旅して取材したものをイラストに起こす”というものにストーリーの要素を加え、より内容を膨らませたものになっています。
本誌に漫画もあるのですが、普通の漫画のようなコマ割りをしたものでなく、デザイン性を重視したものになる予定です。いままで漫画をほとんど描いたことがないのもあり、凄く手こずっていて試行錯誤を繰り返しながら進めているという感じです。
頑張って良い画集にしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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■なぜイラストを始めたのか
小さい頃から落書きはしていたのですが、イラストの仕事をしたいと考えるようになったのは社会人になってからです。
子供のころは、ドラゴンボールや遊戯王のモンスターカードの模写とかをよくしていました。それからは中高とどんどん落書きすらすることもなくなっていったのですが、初めて就職した会社でデザイン業務をしていて、その際に飲食店のロゴマークについているちょっとしたイラストとか、メニュー表や求人POP等に使うイラスト(スタッフのイラストとか焼き鳥やラーメンとかのイラスト)を描く仕事をすることがありました。
そうしているうちに、あ、なんかイラストを描く仕事って楽しいな、勉強してみたいなと思うようになりました。
前回のラジオで、描いたイラストの使用用途を気にしてしまう癖があるという話をしたのですが、それもこの「メニュー表に使うためにラーメンのイラストを描く」みたいな仕事をしているうちに、そう考えるようになっていったのかなと思います。
それから、社会人を一度経験したのちに専門学校へ入学してイラストの勉強をして、なんやかんやいろんな描き方とかを試していくうちに、現在のような画法をとるようになりました。
本日もお聞きいただきありがとうございました。
もしよければ次回も聞いていただけると嬉しいです。
ありがとうございました。