「第12回クリエイターEXPO」レポート
第12回クリエイターEXPOに参加してきました。
つい先日開催されたばかりですが、いろいろと気付きがあったので忘れないうちにこちらに残しておきたいと思います。
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自分は第9回クリエイターEXPO以来の２度目の出展となります。
前回出展時と比べ、来場者数がかなり多かったように感じました。
第9回は来場者数48549人だったようですが、今回は何名だったのでしょうか（情報が公開されたら更新します）
また、前回とはまた違った業種の方とも多くお話が出来ました。
■準備したもの（展示・配布物）
・A4折パンフレット 800部／15,290円
・名刺 800枚／2,550円
・タペストリー（縦100 cm X 横 140 cm） 3,785円
・パンフレットスタンド 5000円
・ポータブルDVDプレイヤー（中古） 5000円
こちらに出展費用・宿泊費・配送料等を加えておよそ26万円ほどかかりました。
また、途中で急遽ポスターを変更したため印刷代の6000円程がこれに加わります。
前回出展時ではパンフレット・名刺をそれぞれ500部用意し、少し余ってしまったので、来場者数が増えることも想定し前回より多く印刷してみました。
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費用としては決して安いものではないのですが、結果として沢山の出会いとお仕事に繋がることが出来たと思います。（まだ会を終えたばかりで現時点では不確定なお話も多いですが…）
出展費用を回収する以上のメリットがかなり大きく、個人的には出展して良かったと既に感じています。クリエイターの交流会に参加させて頂いて、別のジャンルイラストについてのお話も聞けて勉強になる事が多かったです。
ただ、良かった事ばかりではなく反省点も多大にあるのでそちらもお話していきます。
↑にも書きましたが、途中でポスターを変更しました。
クリエイターEXPOに出展する際の目的として、行政や地方と新たな繋がりが出来たらよいなというのもありました。そのため、「はまっこ防災プロジェクト」で携わったビジュアルを大きく掲げて臨みました。”エモさのあるような一枚絵”より、”とにかく広告としての使いやすさ”や実績を優先した絵の方がクリエイターEXPO向きなのでは、と思いこの形を取りました。
ですが、実際イベントがスタートすると想定していたより足を止めて下さる方がいませんでした。もともとお付き合いのある企業の方がほとんどで、新規の方はあまり多くはありませんでした。
クリエイターゾーンは会場の奥の方に位置するため、最初の30分は人通りが少ないので仕方ないのですが、13時半ごろを過ぎても自分のスペースにはあまり人がいなかったので正直かなり焦っていました。
「はまっこ」のイラスト自体に問題があるとかではなく、”とにかく広告としての使いやすさ”を優先したものより、新規の方でも目に留まるキャッチーさがもっとあっても良いのではないかと思い急遽ポスターを変更してみることにしました。
繰り返しにはなりますが、このイラストが駄目だったわけではなく（個人的に気に入っている絵でもあります）当初の想定が、実際にそれを求めている層の数とでギャップがあったのかなと思っています。
また、行政や地方関係のお仕事であっても、自分の強みであるちょっとエモさがあるような情景とキャラクターの１枚絵を描くことが多いので、それが一目で分かるビジュアルを一番前に打ち出しておくべきだったかもしれません。
急遽キンコーズのセルフプリントやコンビニでネットプリントを行ったので、1枚1枚のサイズが小さくなってしまいました。他のブースと比較してちょっと埋もれた印象になってしまうので、やはり一枚を大きく載せておけたら良かったです。。
そうこうあって1日目はかなり勿体のない結果となってしまいましたが、2日目・3日目ではかなり沢山の方に足を止めて頂く事ができました。
次回出展する際は、求める仕事と自分の強みを整理してもっと検証を重ねたうえで臨みたいと思っています。
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その他他にも途中で気付いた事
・パンフレットスタンドの下２段は必要ない
10割の方がパンフレットスタンドの上2段からパンフレットを取っていかれます。下の方は上段のパンフレットが無くなってしまったときだけなので、長く席を外す時以外は勿体ないのでここにポスターを貼る等しても良いと思いました。
・斜向棚は大して見られない？
スペースで立っていたりすることも多いので、自分の身体で隠れてしまう位置に置いている本等はあまり見られていないようでした。また、他の方のブースを見ていても、机の上やカタログスタンドの辺りの方が目に留まりやすいのかなと感じたこともあり、斜向棚に置くものもいろいろと検討しても良いかなと感じました。
・配布物の適数枚数はジャンルや目標によって異なる
パンフレットや名刺の印刷数は、過去に参加された方のブログや前回の自分の配布数から考えました。結果としておそらく今回渡したのは300部くらいだったと思います。
当たり前ですが、他の方とは売り物が全然違うので単純に比較が難しいのもありますし、自分と同じようなテイストのイラストを描かれる出展者も少ないので、それを求めている企業も全体としては多くないかもしれません。
また、興味を持ってくれている方に確実に渡したいと思っていたため、歩いている方に配ったりなどは行いませんでした。
そのため、今の自分の場合は400～500部程度が適数なのかもしれません。
自分のことをとにかく多くの方に知ってもらうのが目標であったり、かなり幅広く仕事をとっていきたいのであれば、たくさん印刷し、あらゆる方に配っていくのも良いと思います。
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お話が出来た企業のジャンル
・地方、行政、旅行関係
・Vを含めたタレント系
・ゲーム、映像系
・音楽系
・IT系
・メディア、イベント関係
・製造
・出版社
・教科書、学生向け広告
・イラスト系の学校
などなど
特に目標としていた地方、行政、旅行等に関わるご相談を頂けたのはとても嬉しかったです。また、予想もしていなかったジャンルからお話を頂けたり、今どんな仕事が需要あるのか知る上でも出展した価値がかなりあったと思います。
自分のようなキャラクター＋風景の１枚絵を描くような作家は会場ではかなり珍しかったです。全体としては雑誌等の挿絵、広告漫画、絵本や児童書向けに合いそうな作家さん等が多くみられました。（ゲームゾーンもあるのですが、スーパーリアル系のイラストや綺麗なファンタジー系の背景やモンスター等が多かったです）
なので、そういった仕事を求めているイラストレーターの方はコミティアやコミケとは別の選択肢としてクリエイターEXPOを検討するのもありなのかなと思っています。
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もっと残しておける発見はたくさんあったのですが、長くなってしまうのでまたどこかの機会で紹介出来ると良いかなと思います。
ここまで見て下さりありがとうございます。
それではまた。