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車で行って楽しい山口酒旅 日本酒ライフ 2024【9月】

9月は山口県に2泊3日の酒旅に行ってきたのでその模様をお伝えします。
とても充実した旅になったので、日本酒が好きな人はぜひ一度行ってみることをおすすめします!

レンタカーで、道中は一切お酒が飲めなかったのですが、それ以上に素晴らしい雰囲気の酒蔵、綺麗な景色に巡り会えてとても楽しい旅となりました。

1日目の旅程

9月6日(金)
宇部空港 11:50 レンタカーを借りる🚗

永山本家酒造場・フタマタセコーヒー

秋吉台

大嶺酒造

道の駅 おふく

下関に宿泊

永山本家酒造場・フタマタセコーヒー

宇部空港から永山本家酒造場へのルート

宇部空港から車を走らせることおよそ30分。
まず1箇所目!「貴(たか)」で有名な永山本家酒造場です。
永山本家酒造場の1階は売店になっていて、お酒や酒器、グッズがおしゃれに陳列されています。

永山本家酒造場 1F
お酒とグッズが綺麗にテーブルに並べられている

そして2階へ上がると…

永山本家酒造場 2F にある「フタマタセコーヒー」
高い天井でゆったりとした空間

こんなに素敵な空間が広がるカフェにたどり着きます。
その名は「フタマタセコーヒー」。
床やテーブルに木の温もりを感じます。

ここには試飲機も設置されていて、1杯¥100で飲み比べができます。
私はドライバーなので妻に堪能してもらいました。
ここでお土産に買って行くお酒を選ぶのに参考にするのもいいですね!

フタマタセコーヒーに設置されている試飲機
貴5種と男山1種の飲み比べができる

期間限定でいちじくのパフェがちょうど始まったところで、せっかくなのでいただきました。
こんな素敵な空間で厚東川の景色を眺めながらいただくパフェは最高の気分でした。近所にあったら絶対に通うねこれ。

フタマタセコーヒーのいちじくのパフェ
厚東川(ことうがわ)を眺めながら

1階に戻って売店エリアで何を買おうか迷っていると、ファッショナブルなお姉様が声を掛けてくださり、それぞれのお酒の説明をしてくださいました。
1日目でちょっと生酒を買うのはためらって、「貴 純米 生酛 中澤朝日」を購入しました。

貴 純米 生酛 中澤朝日

「朝日」とは米の品種の一つ。調べてみると、主に岡山県で栽培されているお米で、飯米(食べるお米)として販売されていますが、酒米としても利用できるみたいです。
このお酒では、山口市の瀬戸内海に近い佐山地区の中澤さんが栽培された無農薬の朝日が使われています。

若干のメロン系の香りで、中盤からビターな感じで綺麗に消えていくちょっと大人な味わいのお酒です。

大嶺酒造

永山本家酒造場から大嶺酒造のルート

永山本家酒造場からまた車を走らせおよそ30分。秋吉台のカルスト台地に寄り道してから行ったのは「大嶺酒造」。日本酒好きならご存知の人は多いでしょう。大きな米粒が描かれたボトルがトレードマークの蔵です。

大嶺酒造の外観
真っ白な建物

写真でも見たことはありますが、実際に見てみると良い意味でまったく酒蔵らしさを感じないモダンな建物です。
入ってみると、なんだかアパレルショップのような雰囲気さえ感じます。
白を基調とした清潔感のある空間です。

うちのワイフがまじまじとお酒の説明を眺めている

ここにもカフェメニューがあり、酒粕チーズケーキや甘酒を楽しむことができます。
お酒の飲み比べメニューもあるので、買って帰るお酒を選ぶための参考になりますね。
私は、酒粕チーズケーキとハニージンジャーレモンの甘酒、妻はリンゴとキャラメルの甘酒をオーダーしました。

のどかな風景を眺めながらいただくチーズケーキとドリンク

ハニージンジャーレモンの甘酒はジンジャーの風味が強く、そこにレモンの爽やかな香りが加わりすっきりと飲めました。

チーズケーキとドリンクを待っている間、見学エリアでパシャパシャ写真を撮っていました。

「大嶺3粒 夏のおとずれ」のボトルに描かれている絵と同じものがタンクにも
実際に醸造に使われているタンク
なんかミルク出てきそう
お土産に購入した「大嶺3粒 火入れ 出羽燦々」

そしてお土産には「大嶺3粒 火入れ 出羽燦々」を購入。
するする飲めてしまうマスカットジュースのようなお酒でした。一升瓶で買ってもすぐになくなりそうなくらいどんどんイケちゃう。
人気が出るのは確かに理解できる。

道の駅 おふく

大嶺酒造から道の駅 おふくまでのルート

大嶺酒造を出発し、ほんの10分のところに「道の駅 おふく」があります。
ここ、道の駅だと侮ることなかれ。
酒屋さん並みに山口県の地酒がズラーーーーーっと並んでいます。
獺祭、天美、貴など知っているものから知らないものまでたくさんあって、山口のお酒に関しては酒屋さんよりも多いと思います。

道の駅 おふくに陳列される地酒の数々

1日目の酒旅は道の駅 おふくが最後で、ここから高速道路を使って下関市内へ。市内のホテル「スーパーホテル Premier 下関」に宿泊しました。

道の駅 おふくで購入した「貴」と「八千代」(300ml)

2日目の旅程

9月7日(土)
ホテル

下関酒造

角島ジェラート ポポロ

角島大橋

長州酒造

篠澤酒舗

宇部市内宿泊

下関酒造

スーパーホテル Premier 下関から下関酒造までのルート

ホテルをチェックアウトして朝食を食べに下関酒造に向かいます。
朝食を食べに酒蔵???
ここ下関酒造は蔵カフェがあるんです。

下関酒造にある「酒庵 空」
「酒庵 空」の店内
暖かみのある空間

私は「酒蔵ホットサンド(ハム)」と「甘酒抹茶ラテ(アイス)」を注文。

ホットサンドと甘酒抹茶ラテ

ホットサンドは外側の生地がパリッパリ、中はハム、チーズ、ピクルスがバランス良く入っています。
甘酒抹茶ラテは抹茶の味が濃くてすごく美味しい。
これで¥1,160は安いですね。
素敵な空間でつい時間を忘れて長居してしまいます。

カフェを出た後は売店へ。
お酒がずらりと並んでカッコいい!
何を買おうか30分くらいは悩んでた気がする😅

下関酒造の売店
クールなディスプレイ

角島ジェラート・ポポロ

下関酒造から角島ジェラートポポロへのルート(所要時間約1時間)

下関酒造を出て海岸沿いに車を走らせます。
ドライブ中の景色がなんとも素晴らしかったのですが運転に夢中で写真は撮れませんでした。
ドライブ好きなら絶対に楽しめるはず!
ポポロの帰りに寄った角島大橋の写真は撮れました。

角島大橋と海
沖縄の海に負けないくらいの綺麗な角島ブルー

角島ジェラートポポロは宮城県松島で始まったジェラート屋さんで、2018年にこの角島に移転したそうです。

メニューを見るとなかなか珍しいフレーバーで、ここでしか食べられない味があります。
私は「青のり」と「松島かぼちゃ」を注文。

カップで注文
手前:青のり 奥:松島かぼちゃ

青のりは磯の香りがアクセントになっていて好きな味。
かぼちゃは濃厚で美味しかったです。

長州酒造

角島ジェラートポポロから長州酒造までのルート(所要時間約40分)

次に向かうのは、「天美」で有名な「長州酒造」です。
到着するとやけに静か〜だったのでもしかして。。。

残念ながら臨時休業

臨時休業でした〜〜〜😭残念。
ですがあの天美がここで造られているということを実感できたので良し。

篠澤酒舗

長州酒造から篠澤酒舗までのルート
高速道路を使って約50分

最後に向かうのは酒屋さん「篠澤酒舗」。
高速道路が空いていたので意外と早く行けました。

酒屋さんの看板が…
「お酒のない人生なんて、、、 やってらんないっ!」

日本酒から焼酎、ワイン、ウィスキーなどなどひと通り揃った酒屋さんでした。日本酒のラインナップも申し分ない!
せっかく山口に来たので、山口の巡れなかったお蔵さんのお酒を買おうと思い、家飲み用に「雁木 ひやおろし 純米」を購入。

雁木 ひやおろし 純米

これがまた美味しかった〜…旨みがじわーと広がってほんのりフルーティーな味わい。温めるとまる〜くなって柔らかな口当たり。
ラベルの質感と色がまた秋らしくていいですね。

本日の宿泊先は、宇部空港から程近いコンテナホテル「HOTEL R9 THE Yard」です。

下関酒造で晩酌用に購入したお酒
左:はじめてのにほんしゅ フルーティ
右:下関SPIRIT OF 445

終わりに

3日目は車を返して宇部空港からそのまま帰ってきました。
車での移動はお酒が飲めない反面、酒蔵が点々と存立している山口でも効率良く巡れましたし、ワインディングロードも多くてドライブ自体も楽しく、本当に充実した2日間の酒旅だったなと思います。
まだまだ山口には今回行けなかった魅力的な蔵があるのでまた行きたくなりました。

長くなりましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました!
この記事を読んで山口に行ってみたいと思ってもらえたら嬉しいです。

今回の旅で購入したお酒の数々は SakeDoko にも投稿されているのでぜひチェックしてみてください。

10月は川越で酒米の収穫体験と鏡山の試飲をしてきたのでその模様をメインに書きたいと思います!
お楽しみに。

お土産で購入した山口の日本酒たち

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日本酒マップ SakeDoko | 小田川 雅俊
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